怪談の悦び (創元推理文庫 F ン 3-1)

  • 東京創元社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488555016

感想・レビュー・書評

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  • 英米の怪談アンソロジー、13編。

    正直、期待外れだったかなー。
    「えっ、これで終わり?」みたいな放り出され方だったり、意味がよくわからないものが多かった。
    残念。
     
    一番良かったのは、グラント・アレン著のウルヴァ―デン塔。
    いかにも怪談らしいし、理解しやすい。
    ラドヤード・キップリング著の「彼等」も悲しくて良かった。
    あとの11篇は……う~ん……。

  • 目次

    1 ダンカスターの十七番ホール H・R・ウェイクフィールド
    2 魔性の夫 エリザベス・ボウエン
    3 棺桶屋 リチャード・ミドルトン
    4 青の無言劇 アーサー・キラ=クーチ
    5 深き淵より ロジャー・ペイター
    6 天国 メイ・シンクレア
    7 ゼリューシャ M・P・シール
    8 ウルヴァーデン塔 グラント・アレン
    9 マダム・ジャンの商売 ヴィンセント・オサリヴァン
    10 なくした部屋 フィッツ=ジェイムズ・オブライエン
    11 羊飼いの息子 リチャード・ミドルトン
    12 彼等 ラドヤード・キップリング
    13 中国魔術 アルジャノン・ブラックウッド

  • 怪談ということで、13編から成る。
    「ダンカスターの十七番ホール」でジャブを受け、「『彼ら』」でダウンを取られる。
    発見はリチャード・ミドルトン。「棺桶屋」では思わず喪黒福造を彷彿とさせられる。

  • 本格的英国ホラーは初めて
    夜中に読むのが素敵過ぎた♪

  • いろいろな味わいが楽しめて、もうこれは、本当に愉しいアンソロジー。
    “渋い正調怪談集と言うより、いくぶん世紀末的廃頽味の勝った物語集になってしまった”とは編者である南條竹則氏の弁であるが、だからこそ、の醍醐味に満ちている。
    13篇収録。

    一番印象深いのはラドヤード・キップリングの「彼等」。
    物語の最後での語り手の決意が、物語が始まる以前から胸にきざした思いであっただろうと想像して、一人の親として胸衝かれる。
    創作当時のキップリングの人生を知ると尚のこと。

    それにしても南條さん、遥かなる人生の先輩かと思いきや、私と同年だと知り、ちょっとびっくり。
    あとがきの、小学生時代の友人から聞かされた怪談話や、中学校の恩師の逸話も愉しい。


    ダンカスターの十七番ホール  H.R.ウェイクフィールド
    魔性の夫  エリザベス・ボウエン
    棺桶屋  リチャード・ミドルトン
    青の無言劇  アーサー・キラ=クーチ
    深き淵より  ロジャー・ペイター
    天国  メイ・シンクレア
    ゼリューシャ  M.P.シール
    ウルヴァーデン塔  グラント・アレン
    マダム・ジャンの商売  ヴィンセント・オサリヴァン
    なくした部屋  フィッツ=ジェイムズ・オブライエン
    羊飼いの息子  リチャード・ミドルトン
    「彼等」  ラドヤード・キップリング
    中国魔術  アルジャノン・ブラックウッド

  • ふわー、面白かった!
    怪談は短い程怖いのかもしれません。

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