うそつきの娘 (妖怪の子預かります2) (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社
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本棚登録 : 343
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  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488565039

作品紹介・あらすじ

うぶめに気に入られ、正式に妖怪の子預かり屋となった弥助。三味線になった母を探す子猫の妖怪、千弥を婿にと望む華蛇族のわがまま姫……。千弥の助けも借り、弥助は次々妖怪たちの問題を解決していく。そんな折、妖怪の子どもたちが行方不明になるという事件が発生。行方不明の子妖怪を探しに浅草にいった弥助は、そこでひとりの少女に出会った。少年と妖怪との交流を描いた、ちょっと怖くて心温まるお江戸妖怪ファンタジー第2弾。

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ二作目。一作目でうぶめも無事に戻ってきて子預かり屋の任が解かれたかに思った弥助だったが、存外妖怪の子供達に気に入られうぶめのサポート役として引き続き子預かり屋をやることになる。

    今回は妖怪の子供達が行方不明になるという話で人間界、妖怪世界を騒がす事件が起きる。前作と違いやや暗めな話にはなるのだけど、それらを通して弥助が成長していく様が描かれていてよかった。養い親である千弥の過去もまだまだ小出しにしてきそうな雰囲気もあって次回作も楽しみな内容となっている。

  • 弥助の成長、妖怪との良い関係、久蔵を見直す!と楽しいことの反面、つらい別れも…万事丸く収まることを願っていたので悲しい…

  • なんか子預かりをほとんどしないので、ただの江戸妖怪奇譚になってしまっているな。わかりやすい手がかりを、弥助が見逃しすぎなのも気になるな。結果事態が悪化してるし。

  • おおお…あまりにもな残酷で容赦のない展開に廣嶋玲子先生の真髄を見た……。
    すごいな…このかわいい表紙でそれをやるか…いやでも東京創元社だしな…いいのか…。

    とにかくネタバレになるから詳細は言えんのだが、やっぱり廣嶋先生のストーリーテリングぢからが一級品過ぎるとしか言えねえ。あやかしもの書くの上手すぎでしょ。
    津弓がかわいいのなんのって…なんだろうね、あの可愛さは…。

  • 児童書もよかったけれど、やっぱり原作(?)ももっとよかった!!!
    弥助の最後の落ち込みと、久蔵の心遣いの暖かさが本当に好き。

  • 猫飼いとしては、ありきたりだけど、りんと紅月が幸せになってよかった。
    久蔵、なかなかいい奴だ。

  • 不気味だった。読み応えがあってよかった!

  • 人間のためになっていると言いながら自分の欲にしか興味のない虚丸、妖怪の羽冥までいいように使っているように見える…欲深い人間が一番恐ろしいのかも
    おあきちゃんがかわいそうすぎてツラい
    久蔵さん、ふらふらしているようでまわりの人のことをよく考えている優しい人なのだな(今回でまた株上げ!)

  • 妖怪の子と仲良しになれるなんて楽しそう。

  • 津弓、強いじゃないか

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著者プロフィール

神奈川県生まれ。『水妖の森』で第4回ジュニア冒険小説大賞、『狐霊の檻』で第34回うつのみやこども賞受賞。作品に『送り人の娘』、『おっちょこ魔女先生』、『盗角妖伝』、「怪奇漢方桃印」シリーズ、「秘密に満ちた魔石館」シリーズ、「十年屋」シリーズ、「鬼遊び」シリーズ、「妖怪の子預かります」シリーズなどがある。

「2023年 『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂1・2・3(3冊セット)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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