妖たちの四季 (妖怪の子預かります3) (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社
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本棚登録 : 318
感想 : 41
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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488565046

作品紹介・あらすじ

妖怪に花見に誘われた弥助と千弥。ふたりの後をこっそり尾けていた久蔵は……「春の巻」。屋敷に閉じ込めたせいでふてくされた甥、津弓をなぐさめようとした月夜公だったが……「夏の巻」。玉雪が立派な栗山をもっている理由は? 「秋の巻」。千弥と月夜公の過去の因縁の物語「冬の巻」。〈妖怪オリジナル・キャラクター〉募集で選出された妖怪が登場する短編も収録。弥助と妖怪たちの心温まる交流を描く、人気シリーズ第3弾。

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ3作目。今回暗い話は無し。大妖2人の過去、弥助を見守る白雪の過去の話に触れてあるので今までの伏線回収。

    恋する妖怪が意外な人物に恋をしたのでどんな風に展開してくれるだろう?と楽しみ。大妖2人の関係性が明らかになったのでこの先さらに胸熱な展開になってくれないかなあと期待しているところ。

    過去の話が多めだったので新しい妖怪の出番は少なめ、引き続き魅力的な妖怪が出るかなってところも楽しみポイントです。

  • こうゆう短編集は大好きですな。
    とくに千弥と月夜公の話はいい‼️
    キリキリとした読書が長かったのでほっこりしました。

  • シリーズの中で一番好きな話し。久蔵と初音の恋の話し、月夜公と千弥の話しが特に好き。どれも幸せな話しなのもとても良い。

  • 久蔵と華蛇族の姫初音との意外な出逢い、やんちゃな泣き虫の可愛い津弓と梅吉の出逢い、うさぎの妖怪の玉雪と孤独な少年の出逢い、そして千弥と月夜公の意外な出逢いの過去が満載でした

  • 泣いた…二度も泣いた…。
    連作短編集で…そ、そんなことある…???????と、我ながら衝撃。

    あやかしである華蛇族の姫君は、遊び人の人間の男と出会い、はじめての恋を知る…。嫌われたくなくて、怖がられたくなくて、いとしい相手を拒むなんて…。そんなん泣くでしょ…泣くでしょって…。
    初音姫と久蔵さん、今世紀幸せになってくれなくちゃ暴れてしまいそうなふたりナンバーワン過ぎる。
    廣嶋玲子先生の書かれる年の差男女CPはいいぞ。

    津弓と梅吉はひたすらかわいい。
    てか梅吉のぬいぐるみ、欲し過ぎでしょ。
    無邪気でいじらしい、いたいけな子どもの独白は胸をかき乱されるんじゃて…。

    智太郎だった時代の弥助を探してあやかしになってしまった玉雪の記憶。
    ここでまた泣いた。なんかもうギャン泣き過ぎてなんかもう…廣嶋先生…凄過ぎるで…(畏怖)

    白嵐時代の千にいと雪耶時代の月夜公のブロマンスぶりにはあえてノーコメントでいくよ。皆まで言うな、ウン。

    忘と覚コンビはね、オタクならみんな好きでしょ。
    ビジュアル含めて好き。

  • やっぱりこのシリーズ最高すぎる!!
    安天の話は切なかったけれど、みんないいキャラクターで微笑ましい。仲間に加わりたくなる。
    とくに、王蜜の君がいい味出してて好きだなぁ。

  • 久蔵の恋のこれからがすっごい楽しみ!

  • 千弥と月夜公の過去話、やはり…
    いがみ合っているようでお互いに心安い間柄に見えるのはそういうことだったのかと納得
    久蔵さんは妖怪にも優しい!これは惚れてしまうよね
    玉雪の栗林の話でこのシリーズに興味を持ったので、読み返しながら懐かしくなった

  • 千弥さんと月夜公の友情からの因縁話。凄い。

  • 千弥と月夜公の過去のエピソードを読むことができて良かった。
    久蔵の恋?の行方も気になる。
    春夏秋冬の短編にまとめられているが、
    このシリーズの登場人物の設定を深く知ることができるものであったり、
    今後の展開を期待させるものであったりして、
    楽しく読むことができた。

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著者プロフィール

神奈川県生まれ。『水妖の森』で第4回ジュニア冒険小説大賞、『狐霊の檻』で第34回うつのみやこども賞受賞。作品に『送り人の娘』、『おっちょこ魔女先生』、『盗角妖伝』、「怪奇漢方桃印」シリーズ、「秘密に満ちた魔石館」シリーズ、「十年屋」シリーズ、「鬼遊び」シリーズ、「妖怪の子預かります」シリーズなどがある。

「2023年 『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂1・2・3(3冊セット)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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