半妖の子 (妖怪の子預かります4) (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488565053

作品紹介・あらすじ

梅雨の夜、太鼓長屋に養い親の千弥と住む弥助のもとに、客が訪ねてきた。化けいたちの宗鉄と名乗る男は、妖怪の子預かり屋の弥助に娘を預けたいという。山奥で暮らしていたのだが、母親が亡くなり、男手ひとつではどうにもならなくなったのだ。女の子の名はみお、白い仮面をつけ、父親だけでなくひたすら周囲を拒絶していた。だが、弥助のもとに預けられる子妖怪達と接するうちに、みおに変化が……。お江戸妖怪ファンタジイ第四弾。

感想・レビュー・書評

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  • 人も妖怪も親子関係は同じ。
    拗れた父娘の縁に、津弓や梅吉も関わって大騒動。
    面白かった。

  • 今回も楽しく読みました。

  • 出てくる半妖がずっと可愛い。幸せな気持ちになります。

  • 今回もめちゃんこ面白かったな…。
    今回はあやかしよりも、人間の悪意の方がもっともっと怖いよね…っていう話。
    しかし弥助、お前もフラグ建築士だったんか…。

  • 弥助がずいぶんしっかりしてきた反面、千弥の溺愛ぶりがちょっと気持ち悪い…。
    青寿の最期に行った言葉が悲しかったな。

  • 妖怪よりも人間がおそろしい事件再び、という気持ち
    青寿の心が歪んでしまったのも分かる…けれど、やり口が相当汚いので許されることはないだろうな
    宗鉄とみお親子の仲直りが済んでよかった
    次回の久蔵さん話も気になるし、貸し道具屋の宗太郎や十郎絡みの物語がもっと読みたくなった

  • 良い仕上がりの物語でした。

  • たぬ助、モテモテだな

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    梅雨の夜、太鼓長屋に養い親の千弥と住む弥助のもとに、客が訪ねてきた。化けいたちの宗鉄と名乗る男は、妖怪の子預かり屋の弥助に娘を預けたいという。母親が亡くなり、男手ひとつではどうにもならなくなったのだ。女の子の名はみお。お面をつけ、自分の殻に閉じこもってしまっていた。だが、弥助のもとに預けられる子妖怪と接するうちに変化が。お江戸妖怪ファンタジー第四弾。

    令和4年2月3日~4日

  • 「半妖の子」みおに怒ったり、家出すれば探しに出たり、妖怪の子預かり屋の弥助がお母さんみたいに見えました。
     でも一番印象的だったのは、悪党 青寿から父親の宗鉄がみおを助け出したところです。宗鉄のような事情が無くても、娘からは嫌われがちなお父さん達ですが、本当は頼りにしているのですよね。

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著者プロフィール

神奈川県生まれ。『水妖の森』で第4回ジュニア冒険小説大賞、『狐霊の檻』で第34回うつのみやこども賞受賞。作品に『送り人の娘』、『おっちょこ魔女先生』、『盗角妖伝』、「怪奇漢方桃印」シリーズ、「秘密に満ちた魔石館」シリーズ、「十年屋」シリーズ、「鬼遊び」シリーズ、「妖怪の子預かります」シリーズなどがある。

「2023年 『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂1・2・3(3冊セット)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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