鳥籠の家 (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社
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本棚登録 : 54
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488565077

作品紹介・あらすじ

豪商天鵺家の跡継ぎ、鷹丸の遊び相手として迎え入れられた少女茜。だが、そこは奇妙な屋敷だった。謎めいたしきたりの数々、鳥女と呼ばれる守り神……。ようやく慣れてきた矢先、屋敷の背後の黒い森から鷹丸の命を狙って化物が襲撃してくる。それは、かつて魔物に捧げられた天鵺家の揚羽姫の怨霊だった。一族を縛る負の鎖を断ち切るため、茜と鷹丸は黒い森へ向かう。〈妖怪の子預かります〉シリーズで人気の著者の時代ファンタジイ。『鵺の家』改題文庫化。

感想・レビュー・書評

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  • ちょっと怖いんですけど、天鵺家のドロドロとした因習を切り裂く茜の存在が救い。優しくて強くて素晴らしい。

  • 括りとしてはYAホラーファンタジーでしょうか。読む前、ホラーチックとは思いませんでしたし、ホラー好きではない私もついつい引き込まれるほど面白かったです。13歳の主人公・茜も若様も怖さに負けす健気に頑張った。ただ、せっかく茜と茜の兄が取り決めた「枯葉の暗号」の使い処がないまま終わってしまったのが惜しいかな。

  • 茜の生家は、経済的な問題があってもまあ普通の健全な家庭。鷹丸の家は伝統的なしきたりに縛られた家。

    帯には傑作ファンタジイとあるけれど……ホラーじゃないですか!! 少しはファンタジーっぽい部分もあるけれど、怖かった。最後はほっとしたけどね

  • 読みやすさと面白さで一気読みのダークファンタジー。
    秘めた生き様や複雑な心情の闇を抱え、子を想う母としての意地をぶつけ合う静江と千鳥さんの対決が個人的にグッときた。結局二人とも因果な結果を迎えてしまったが、新しく生き直す姿も見てみたかったなぁ。
    揚羽姫より怨みが深くてもおかしくないほどの仕打ちを受けてきたのに、感情を取り戻しても穏やかに自分の運命と対峙した雛里には目頭が熱くなる。
    映画を観ているような臨場感があっただけに、プツンと断ち切られたような終わりは物足りない。もっと続きを読ませてw

  • 単行本が出た時から気になっていたので、文庫化を機に購入。全く知らなかったのだが、児童書で有名な著者らしい。
    王道の和風ホラーファンタジーで、想定されている読者は割と若い人たちなのかな、という印象。他の作品も読んでみたい。
    また、巻末の井辻朱美の解説が、児童文学ファンタジーの概略としても興味深いものだった。

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著者プロフィール

1981年、横浜市生まれ。横浜市立大学を卒業後、2005年、『水妖の森』で第4回ジュニア冒険小説大賞大賞を受賞してデビュー。2008年、『あぐりこ』で児童文学ファンタジー大賞奨励賞を受賞。2018年、“こどもの本”総選挙で「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」シリーズ(偕成社)が9位に入賞。同年、『狐霊の檻』(小峰書店)が第34回うつのみやこども賞を受賞。おもな作品に、「魔女犬ボンボン」シリーズ(角川つばさ文庫)、「はんぴらり!」シリーズ(フォア文庫)などがある。

「2018年 『ぎりぎりの本屋さん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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