- Amazon.co.jp ・本 (375ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488578022
作品紹介・あらすじ
生ける死者。生者の肉を喰らう亡者の群れ。それがゾンビ-「そこで別の死体と鉢合わせした。…相手をふと見やった。そして出会ったのが、彼女だった」死してなお、究極の愛を求める男と女。その姿が鮮烈なマキャモンの逸品「わたしを食べて」をはじめ、下巻には全七編を収録した。生と死のあわいを極彩色に映しだし、恐怖と哄笑、聖と汚辱のはざまをたゆたう待望の傑作集。
感想・レビュー・書評
-
面白かった。ゾンビの設定が作家によって違うので、飽きるかな?と思っていたけど、楽しめた。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ゾンビアンソロジー小説本下巻。街を彷徨う孤独な二人の男女の出会いと物悲しくも美しい激しい愛の結末を描いたロバート・R・マキャモンの「わたしを食べて」やブレット・イーストン・エリス『レス・ザン・ゼロ』のパロディであるダグラス・E・ウィンターの「レス・ザン・ゾンビ」、食人(食ゾンビ)男VS人間の司祭率いるゾンビ宗教集団の地獄の戦いを描くデイヴィッド・J・ショウの「聖ジェリー教団VSウォームボーイ」など、上巻と比べても遙かに混沌とした作品たちが並ぶすてきな一冊。
-
マキャモン「わたしを食べて」が出色。「嗤う伊右衛門」のラストにも似た究極の愛情が短いページ数に込められてて、少し泣きそうになりました。ちょっと読みづらいのも何作かありましたが、好きなのとダメなのが個人的には半々くらいか。ボイエット「パヴロフの犬のように」は読み応えありです。あとはランズデール「キャデラック砂漠の奥地にて…」も面白かった。「がっちり食べまショー」はもっとふざけてほしかったです;邦題と同じくらい。
-
ジョージ・A・ロメロ監督の死霊三部作の世界観をベースにした、ゾンビ小説アンソロジー下巻。
S・R・ボイエット『パヴロフの犬のように』、B・ホッジ『がっちり食べまショー』、J・R・ランズデール『キャデラック砂漠の奥地にて、死者たちと戯るの記』、D・J・ホッジ『聖ジェリー教団VSウォームボーイ』等これまた良作多し。
ロメロ三部作好きの人には是非オススメ。
ロバート・R.マキャモンの作品





