タイタス・クロウの帰還―タイタス・クロウ・サーガ (創元推理文庫)

  • 東京創元社
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本棚登録 : 117
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (390ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488589035

作品紹介・あらすじ

霊能力者タイタス・クロウとともにクトゥルー眷属邪神群の襲撃に遭い、以後十年に亙り行方不明となっていたアンリ・ド・マリニーが半死半生の姿で発見された。二人は四元に逃れたが、混乱のさなかに生き別れたのだ。だがついにクロウも、親友アンリの呼び声に導かれて帰還を果たす。時空の狭間を旅し、人智を超えた力を身につけた彼が、アンリに伝えた旧支配者誕生の真相とは。

感想・レビュー・書評

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  • 9784488589035

  • ホラー成分はほとんどなくて、ほぼ冒険小説。

  • ロボット生命体に改造手術を受けたり、聖なる桃源郷で運命の女神と
    出会ったり、良き神と悪き神が瓜二つの兄弟神だったりと、いよいよ
    ヒロイックファンタジー感が強くなってきたタイタス・クロウサーガ。

    前から何かに感じが似ているなと思っていたのだが、この巻を読み
    終えて、どうも火星シリーズやコナンと似ているとの思いが強く
    なってきた。 やっぱりヒロイックファンタジーだな(笑)。

  • タイタス・クロウサーガの最新刊です。と言っても本国では1975年に発表されたものなのですが。作者は御大H.P.Lの生まれ変わりと呼ばれる(H.P.L没後9ヶ月後に誕生している)、ブライアン・ラムレイ。

    一般にラヴクラフトサークルの作は、徒にCCD(旧支配者群)と人類との対決を重視し、おおむね人類が勝利しちゃったりする、という構図になっており、そこがラヴクラフト原作原理主義者には違和感を覚える元になっています。ラムレイの他作もまさにその構図を取っているのですが、今作ではその構図をほとんどぶん投げて、夢(≒悪夢)と希望(≒妄想)にこそ主眼をおいています。
    未読の方の為に詳細は伏せますが、ぎこちなくも冗長な導入中盤部から、突然の断片的な手記形式の独白による後半への暴走、投げっぱなしジャーマンが如き大団円。その加速するドライブ感、読者置いてきぼり感は、まさに正調クトゥルー神話大系と呼べる内容。正直、小説的結構には難有りなのですが、前述の原典怪奇でなくて原点回帰な姿勢も含めて、むしろそこがまた良し、的な。

    最低限、創元文庫の「ラブクラフト全集」を読破。できれば国書刊行会の「定本ラヴクラフト全集」、または「真ク・リトル・リトル神話大系」までを網羅されていれば、十二分に楽しむことが出来る一冊だと思います。
    「超時間の影」「銀の鍵の門を越えて」あたりをお好きな方には、バッチリオススメでき…


    いや!そんな!あの手は何だ!

    窓に!窓に!


    (編者注:手記はここで中絶。仕事を残したまま筆者は失踪している。)

  • 今なお活動するラヴクラフトフォロワーの一人、ブライアン・ラムレイの書くヒロイックサーガ。
    クトゥルー神話をベースとしたこの話は、ぜひラヴクラフトの後に読んでほしい。
    短編集『事件簿』の『妖蛆王』が読みやすく、オススメ。

  • 前作よりも、内容が取っつきにくかった感じです。
    面白くなかったわけではなくて、主人公のタイタスが超人になりすぎて、途中付いていけなくなったせいもあります。
    ティンダロスのわんこ(いや、犬じゃないですが)に追いかけられているあたりが一番面白かったかなあ。
    どうやら、私は邪神に対してなすすべもない人類がそれでも必死に頑張るという話の方が好きみたいです。その場合、大抵最後は頑張ってもダメだったりするけれど、そこは、ほら相手が邪神だから。

    でも、作品自体は面白かったので、続編は読んでみたいです。

  • 3冊目が出ていたなんて気が付かなんだわ

    後半ほぼタイタスの自慢話に…

    はよ、続き訳さないかなぁ

  •  ……この話のジャンルはクトゥルフものでいいのでしょうか?(笑)

     期待していたものと激しく違っていて、ぽかーんとしてしまいましたが、これはこれでアリかもと思わされてしまうところが凄い。

     前作みたいなクトゥルー神族とのぶっとびバトルを期待して読んだのですが、タイタス先生のガリバー旅行記でした。旅行の範囲がとんでもないことになっておりますが。
     空間を越え、時空を越え、次元を越え、身体はコナゴナになり、霊体となり、再構成され、……序盤の白亜紀編で呆然としていた自分はまだまだ甘かったです。
     タイタス先生が超絶フリーダムで、見守っているだけで読者のSAN値が削がれる主人公って初めてでした。魔界都市のメフィストがまだ可愛いです。

     訳が上手なのか原文が上手なのか、プロットと展開はある種とりとめがないのに、ぐいぐい読めてしまうのが怖かったです。
     私はとても面白く読みましたが、人に勧めるとなると、どうかなあ……(笑)

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