500年の恋人 (創元推理文庫) (創元推理文庫 F フ 7-3)

  • 東京創元社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488599034

感想・レビュー・書評

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  • まさかの「続く」に衝撃。
    お話としても、やっぱあまり好きになれないなあ。
    骨太でよく書けているとは思うんだけど・・・。
    たぶん、もう続刊は買わないと思う。

  • 500年前の世界に残してきた恋人ピーアが目の前に?
    失意のアンドリアのバイト先に現れた、そっくりな青年は…
    タイムチューブで16世紀と行き来する極秘プロジェクト。
    イングランドとスコットランドの国境地帯に住む荒くれ者の一家スターカームを手なづけて、いずれは貴重な天然資源を運ぼうというもの。
    前作の無惨な失敗も何のその、懲りないFUPの上司ウィンザーは新たな企画を…
    まだ自分と出会っていない別な次元のピーア。まっさらなピーアとやり直せる?とアンドリアは賭けたが…
    それは、新たな悲劇の幕開けだった。
    見た目は同じ人物だが、状況がかなり違い、宿敵グラナムの氏族と婚礼と和平が決まっていたのだ。エルフこと21世紀側の仲介で。
    新たな視点で見えてくる問題。
    ピーアたち一族とはアンドリアも初対面となり、前作では1年かけて培った信頼もないのだ。
    グラナム側の登場人物もありありと描かれ、厳しく育てられた跡継ぎの娘が宿敵に嫁がされる哀れな立場、中世的な荒々しさのある闘いも圧巻。
    やがて、アンドリアは愛したピーアの危機を知り…?
    傑作タイムトラベル・ファンタジーの続編。
    苦さもありますが、想像力を羽ばたかせる面白さ。

    初読2010年7月28日。

  • タイトルほどロマンチックじゃない! 前作『500年のトンネル』同様、泥と血と獣臭さと陰謀がぷんぷん臭う。それに、さぁどうなる?ってところでお話しが終わってて、「え~~~っ」って声に出してしまったよ。続編あるんだろうか?

  • 久々にスーザン・プライス作品を読んだ。
    それがあの『500年のトンネル』の続編だなんて。かなり嬉しい。
    アンドレアやピーアに、「何でやねーん」と突っ込みを入れつつ、と云うかそう云う、単にキレイ事だらけの物語の主人公とは違うものになっていて、そう云うのも彼女の創りだす物語の大きな魅力の一つなんだろうな、とか。
    非常に面白かった。
    続編があるらしいのだが、この巻のラストも緊張感を残しつつも、上手い具合に終わっているので、何だか読まなくてもいいような気持ちになるのだけれど、出たら出たで、きっと読むに違いない。
    あとこの話は、SFだと思う。

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著者プロフィール

イギリスのブラック・カントリー工業地帯に生まれる。14歳のとき短編小説のコンクールで入賞して以来物語を書き続け、1987年『ゴースト・ドラム北の魔法の物語』でカーネギー賞、1999年にThe Sterkarm Handshakeでガーディアン子どもの本賞を受賞。翻訳刊行された作品に『エルフギフト 上・下』(ポプラ社)、『12の怖い昔話』、『500年の恋人』『500年のトンネル』(ともに東京創元社)など。

「2020年 『ゴーストダンス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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