- Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488603014
感想・レビュー・書評
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何十回読み直したか思い出せないくらい読み返したこの本。
全編読み終わってまた間も空けずに最初から読むくらい夢中になった本は他にないかも。
小西宏氏の翻訳は正確性という意味では疑問もあるが、読みやすさは抜群で何回読んでも飽きが来ない。
文章のセンスが抜群にいい。
後に小隅氏の翻訳を読んだが、正確性は上がったのかもしれないがひたすら文章として美しくなかったので早々に挫折した。
7作目の翻訳もあったが、正直あれも全然内容入ってこなかったな。
やっぱり自分にとってレンズマンはこの人の本だった。
実はわりとこの時代の気配を濃厚に纏っているとか、解説を聞くと逆にがっかりする。
そんな野暮はどうでもいい、自由に宇宙を舞台に銀河を駆けるレンズマンの物語を楽しませてほしかったんだが、ねえ。
というわけでこの本に関しては他人の評価なんかどうでもいい、自分だけの宝物として今もたまに取り出して自分だけで楽しんでいる。
死ぬ時一緒に燃やしてもらってもいいかな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ガキの頃から読んできたSF小説で、あいも変わらず一番好きなシリーズの第1巻。
厳格な科学考証ではなく、まさにこれこそSF考証。でかいスケール、目まぐるしい展開。
絶対正義と絶対敵。
スペースオペラの至高。
控えめに言って、最高。
ルーカスは元々これを映画化したかったらしいんだが、誰か、やってくんねえか。
さて、ヘルマスを倒して次だ。 -
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