銀河パトロール隊 (創元SF文庫 ス 1-1 レンズマン・シリーズ 1)
- 東京創元社 (2002年1月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (411ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488603168
作品紹介・あらすじ
銀河系に跳梁する正体不明の宇宙海賊ボスコーン。超兵器を操り襲撃を繰り返す彼らに立ち向かうは、銀河文明を守るパトロール隊とその精鋭、レンズマンである。新人レンズマン、キムボール・キニスンは決戦に赴くべく、新兵器"Q砲"を搭載した最新鋭艦"ブリタニア"号で出撃する!横溢する超科学アイデアと銀河系さえ瞬時に越える壮大なスケール。スペース・オペラの金字塔。
感想・レビュー・書評
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なんだろう、翻訳が古いのか、非常に読みづらい。
アニメの印象が強すぎたか、あまり「わくわく」しなかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
言わずと知れた、レンズマンシリーズの第一作。読み直すのは、大学生以来かも?古い話のはずだが、その内容のぶっ飛びようは、今でもまだまだ新しい。ワクワクドキドキ一気に読ませる。SF好きには本当にたまらない一品。
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ずいぶん古いスペースオペラで、というよりもスペースオペラの創生期の作品と言うことになるのだろうけれど、既に現在使われているアイデアが、これでもかとばかり盛りこまれていることにびっくりした。銀河英雄伝説もスターウォーズもアイアンマンも、全部このあたりから始まっているんだと言うことが実感できる。すごいなって思った。
ストーリィそのものは、わりあい単純でその分すっきりと楽しめる。今の感覚で言えば、敵味方がすっぱりと分けられていて、まるでボードゲームを見ているようだ。さらにヒーローの特出の仕方が読んでいて照れてしまいそうなほどなので、とっても楽に最後まで読んでいける。これは短所と言うよりも長所だろう。
古典であり、シリーズ第1作であるわけだけど、この後に続く物語に飛びつくかといえば微妙。自分の本棚に並べてあれば暇つぶし的に読むだろうし、読めばきっとその間楽しいと思うんだけど、現代となっては、お金を出すなら他に読みたいものがたくさんあるかな、という気分である。おもしろいのは確かなんだけど、文庫本1冊分のお金を出すにはコクが足りない、というのが本音である。 -
スペースオペラ史上燦然と輝く古典、レンズマンシリーズの第1巻。その中で、シリーズでは中心的なヒーロー、キムボール・キニスンが候補生を卒業し、晴れてレンズマンとなった瞬間から、グレー・レンズマンにんるまでの部分を描く。
アメリカのスペオペ黄金期に登場した作品で、すなわち大変古いものになるのだが、今でも古さを感じさせない。そして、ドク・スミスの本領はその壮大さにある。
別シリーズのスカイラーク・シリーズにも登場するが、惑星サイズの宇宙船など、ざら。時間的にも、超古代から未来にまで及ぶ。それを背景に、レンズマンと呼ばれる一種のスーパー・ポリス(というか、日本にはないが軍警察)が活躍する物語だ。
シリーズ第二の人気者、竜にそっくりのヴェランシア人レンズマンウォーゼルもこの巻で登場する。
ヒーローが公共の場で喫煙するなど、さすがに今では古さを感じさせるシーンもあるものの、壮大なストーリーは何度再読しても全く飽きる事がない。 -
斎藤環の『母は娘の人生を支配する』の冒頭を拾い読みしたら、娘が父と和解する感動的なお話「鏡の法則」に言及し、これに感動した人はもはやケータイ小説の単純さを笑えない、と述べられていた。私は思わず「鏡の法則」の代わりに『レンズマン』を入れて了解してしまった。『レンズマン』に感動してたらもはやケータイ小説の単純さを笑えない。
確か中学生時分に夢中になって読んだものである。こんな面白いものがあるかというくらい面白かった。それが新訳で読んでみると、登場人物の薄っぺらいこと。いや、平行してジーン・ウルフなんかを読んでいたのも悪い。かたや、ある人物が「もっとも複雑な人間」であるのは「単純になろうと努力している複雑な人だったから」などという小説である。だいたい、1950年代の黄金時代のSFと1980年代のSFを比べてはいけないのであるが。
『銀河パトロール隊』はスケール壮大で話はどんどん進み、最強の相手を一気にたたきのめしてしまう痛快なストーリーである。そうするとさらに最強の敵が登場し、主人公もレベルを上げていくというのがレンズマン・シリーズなのだが、少年ジャンプのマンガの元型はここにあったのか。
キニスンほか正義の味方たちは「複雑になろうとも思わない単純な人たち」であり、敵ボスコーンの首領がもしかすると「複雑になろうと努力している単純な人」なのかも知れない。そうすると敵方の方が魅力的になってくるのがヒーローものの常だなあと思い、単純になろうと努力しながら、次、『グレー・レンズマン』を読むのである。 -
泣く子も黙るスペース・オペラの伝説的金字塔、御大"Doc"スミスの代表作「レンズマン・シリーズ」第1作の開幕、開幕!飛び交う宇宙戦艦、必殺武器「Q砲」で宇宙海賊を粉砕だ!立ち向かうは我らがヒーロー、キムボール・キニスンと無敵の仲間達だ!悪い奴らをばったばったと打ちのめし、あらゆる危機をくぐり抜ける、キニスンの大活躍や如何に!
・・・スミマセン、鴨はこれダメですわ・・・(^_^;
ヒーローはとことん強く、悪役はとことん悪く、仲間達はとことん従順で、ヒロインはとことんチャーミング・・・ハマれる人はハマりまくれる世界なんでしょうけどね~。子供向けのアニメの筋書きのような「わかりやすさ」の塊で、鴨はまったく魅力を感じませんでした。古いSFが必ずしも子供っぽいというわけではないんだけどなぁ。うーむ。 -
読んだのは、中学生の頃で装丁も違ったな〜。アニメ映画(つまらなかった記憶あり)の影響でシリーズを買い集めたが、積ん読。しばらくたってから読みました。詳細は忘れたが面白かったと思います。ハリウッドで映画化したらいかが
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はぁー
キャプテン・フューチャーは一匹狼的な、閉じた仲間うちでどんちゃんやっているが、レンズマンは組織ありき。さらに成長あり、上の存在もいる。
飛躍がある、っていうのがスペオペなんだな。技術的にも、移動範囲も。
テンポ重視。 -
・・・・書きかけ・・・・・
エドワード・エルマー・スミスは、120年前の1890年5月2日に生まれたアメリカのSF作家。