聖者の行進 (創元推理文庫 604-7)

  • 東京創元社
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  • Amazon.co.jp ・本 (379ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488604073

感想・レビュー・書評

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  • 「ロボットとして誕生したアンドリュー・マーチンは自意識を持ち、「人間になりたい」と考え始める。
    ・・ロボットと人間を分けるものはなんだろうか。ロボットが自意識を持ったなあら、人間とどう違うのだろうか?」
    (『このSFを読め!』谷岡一郎著 の「バイセンテニアル・マン」紹介より)

  • 「The Bicentennial Man and other stories」
    短篇の間に書かれている、書いたいきさつや事情(没になったのが拾われた等)がおもしろい。編集者のアイデアも結構あったのね。
    ロボットを通して人間って何だろうということを1951年の頃から考えていたのだな。スーザン・カルヴァンも登場。

    「男盛り、女の直感、ウォータークラップ、心にかけられたる者、天国の異邦人、マルチバックの障害とその時代、篩い分け、バイセンテニアン・マン、聖者の行進、前世紀の遺物、三百年祭事件、発想の誕生、解説」

    読了日・感想を編集

  • 天国の異邦人
    面白い世界観 兄弟って概念が恥ずかしい兄弟
    アンソニーは水星にロボを無事送れたし、ウィリアムからすると自閉症のロボが水星で自由になれた
    平和な話や 良い

    バイセンテニアル・マン
    これ読みたいが為に買った
    切なすぎる〜…ロボットが死を決断するまで…の話
    リトル・ミス…

  • アシモフ「 聖者の行進 」ロボット、宇宙植民地、コンピューターの人間化など 近未来の問題を 先取りした感じがする 短編集。

    ロボット工学三原則 と フランケンシュタインコンプレックス(人造人間は 必ず 造り出した人間に 歯向かう)が絡む ロボットシリーズは 面白い。科学の進歩と危うさ、人間の命とロボットの生存権を 考えさせられる


  • ロボットものがイイ。みんなも言っているけれど「バイセンテニアル・マン」が白眉。
    あと、やっぱりスーザンが好き。

  • 原題は、「ザ・バイセンテニアル・マン・アンド・アザー・ストリーズ」です。「アンドリューNDR114」として映画化された短編が収録されています。人間になりたかったロボットの話は、人間とは何か?人間の本質を考えさせる作品でした。

  • アシモフ、すごいなあ。ほんとすごい。
    そしてSF世界の、なんて豊饒なこと。まだSF読み始めて数冊だけど、その広さと深さには驚くばかり。

    「バイセンテニアル・マン」なんか、ラスト泣いたぞ。なんという壮大で切ない話。
    これ、手塚治虫に漫画化してほしかった。読んでて手塚の絵柄がすっごい浮かんできた。

    と、とてもよい本だったのだが、にしてもなんで「聖者の行進」なんかが日本語の表題になってるんだろうね。それが謎。

  • 読みながら思うのは、日本でね、アシモフの全集でないかなぁということなんですよねぇ。
    全500巻ぐらいで、文庫で。
    アガサクリスティー文庫みたいな感じで、アシモフ文庫。
    あったら、絶対買う。

    ロボットもの、マルチバックもの、トランターもの、けっこう短編、長編のいろいろなところに配置されていて、全部読みたいんです。

    今回の「パイセンテニアル・マン」とかは、ロボットものとして、すごい重要な一遍だと思うのです。
    これを読んでないと、ファウンデーションの後半の流れが見えにくくなっちゃうと思うんですよねぇ。

    あと、「パイセンテニアル・マン」は、読みながら「ロビィ」を思い出して、ちょっと涙しました。

    そして、小説だけではなくて、科学エッセイも、自伝も読みたいです。
    せめて、自伝は文庫にならないかと待っているのですが。

    ハヤカワ、出さないかな。

  • 今後、アシモフのベスト短編は?って聞かれたら、まちがいなく『バイセンテニアル・マン』って答える。

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著者プロフィール

Isaac Asimov (1920―1992 )。アメリカの作家、生化学者。著書に『われはロボット』『ファウンデーション』『黒後家蜘蛛の会』等のSF,ミステリーのほか、『化学の歴史』『宇宙の測り方』等の科学啓蒙書やエッセイが多数ある。

「2014年 『生物学の歴史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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