- Amazon.co.jp ・本 (379ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488604073
感想・レビュー・書評
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「ロボットとして誕生したアンドリュー・マーチンは自意識を持ち、「人間になりたい」と考え始める。
・・ロボットと人間を分けるものはなんだろうか。ロボットが自意識を持ったなあら、人間とどう違うのだろうか?」
(『このSFを読め!』谷岡一郎著 の「バイセンテニアル・マン」紹介より)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「The Bicentennial Man and other stories」
短篇の間に書かれている、書いたいきさつや事情(没になったのが拾われた等)がおもしろい。編集者のアイデアも結構あったのね。
ロボットを通して人間って何だろうということを1951年の頃から考えていたのだな。スーザン・カルヴァンも登場。
「男盛り、女の直感、ウォータークラップ、心にかけられたる者、天国の異邦人、マルチバックの障害とその時代、篩い分け、バイセンテニアン・マン、聖者の行進、前世紀の遺物、三百年祭事件、発想の誕生、解説」
読了日・感想を編集 -
アシモフ「 聖者の行進 」ロボット、宇宙植民地、コンピューターの人間化など 近未来の問題を 先取りした感じがする 短編集。
ロボット工学三原則 と フランケンシュタインコンプレックス(人造人間は 必ず 造り出した人間に 歯向かう)が絡む ロボットシリーズは 面白い。科学の進歩と危うさ、人間の命とロボットの生存権を 考えさせられる
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ロボットものがイイ。みんなも言っているけれど「バイセンテニアル・マン」が白眉。
あと、やっぱりスーザンが好き。 -
アシモフ、すごいなあ。ほんとすごい。
そしてSF世界の、なんて豊饒なこと。まだSF読み始めて数冊だけど、その広さと深さには驚くばかり。
「バイセンテニアル・マン」なんか、ラスト泣いたぞ。なんという壮大で切ない話。
これ、手塚治虫に漫画化してほしかった。読んでて手塚の絵柄がすっごい浮かんできた。
と、とてもよい本だったのだが、にしてもなんで「聖者の行進」なんかが日本語の表題になってるんだろうね。それが謎。 -
読みながら思うのは、日本でね、アシモフの全集でないかなぁということなんですよねぇ。
全500巻ぐらいで、文庫で。
アガサクリスティー文庫みたいな感じで、アシモフ文庫。
あったら、絶対買う。
ロボットもの、マルチバックもの、トランターもの、けっこう短編、長編のいろいろなところに配置されていて、全部読みたいんです。
今回の「パイセンテニアル・マン」とかは、ロボットものとして、すごい重要な一遍だと思うのです。
これを読んでないと、ファウンデーションの後半の流れが見えにくくなっちゃうと思うんですよねぇ。
あと、「パイセンテニアル・マン」は、読みながら「ロビィ」を思い出して、ちょっと涙しました。
そして、小説だけではなくて、科学エッセイも、自伝も読みたいです。
せめて、自伝は文庫にならないかと待っているのですが。
ハヤカワ、出さないかな。 -
今後、アシモフのベスト短編は?って聞かれたら、まちがいなく『バイセンテニアル・マン』って答える。