月世界へ行く (新装版) (創元SF文庫)

  • 東京創元社
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本棚登録 : 262
レビュー : 22
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488606077

作品紹介・あらすじ

186X年、フロリダ州に造られた巨大な大砲から、アメリカ人とフランス人の乗員3人を乗せた砲弾が打ち上げられた。ここに人類初の月旅行が開始されたのである。だがその行く手には、小天体との衝突、空気の処理、軌道のくるいなど予想外の問題が!19世紀の科学の粋を集めた本書は、その驚くべき予見と巧みなプロットによって、今日いっそう輝きを増すSF史上不朽の名作である。

感想・レビュー・書評

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  • 2006年に読む。 
    ジュール・ヴェルヌ 「月世界旅行」の後編が 本書です。
    翻訳なので、タイトルが「月世界一周」「月世界へ行く」「月世界探検」と まちまちです。

    前作で「月世界旅行」 綿密な計算より計画された月へ いよいよ出発! 
    宇宙への冒険旅行は意外なことの連続、奇想天外で面白い。

     ⇒ URLは http://sea.ap.teacup.com/applet/pasobo/msgsearch?0str=%82%A0&skey=%83%94%83F%83%8B%83k&x=27&y=10&inside=1 『Myあれこれブログ:ヴェルヌで検索した結果』 : 

    内容 : 
    186X年、フロリダ州に造られた巨大な大砲から、アメリカ人とフランス人の乗員3人を乗せた砲弾が打ち上げられた。
    ここに人類初の月旅行が開始されたのである。
    だがその行く手には、小天体との衝突、空気の処理、軌道のくるいなど予想外の問題が!
    19世紀の科学の粋を集めた本書は、その驚くべき予見と巧みなプロットによって、今日いっそう輝きを増すSF史上不朽の名作である。

  • 久しぶりのジュールヴェルヌ。二万海里、二年間の休暇、神秘の島などを愛読していたのは、もう20年くらい前だ。

    本作は宇宙旅行。150年前の科学小説だし、宇宙モノは普段まったく読まないので知識がない。
    読めるか不安だったけど、二週間かかって、なんとか読み終えた。

    主人公の名前がバービケーンだとわかり、これって「ストーリーは全部忘れたけど、主人公の名前だけやたら覚えてる本」になりそう、と感じた。
    衒学的、、、というのか、情報や知識の羅列が続いてしんどかったけど、犬の死体の箇所が笑えたので、読み進めた。
    その後もあんまり起伏のないストーリーなので、なかなか終わらない。
    なんといっても月には降り立っていないから仕方がない。
    ミシェル・アルダンが明るくて、すぐ食事にしよう、と言ってくれるので救われた。
    ヴェルヌはやはりフランス人ヒーローをよく作る。
    メインキャラが密室の3人だけなので、すぐキャラクターが把握できるが、最初にあまり説明がなくて不思議だった。
    これは私が、前日譚が別の小説にあることを知らずに読んでいたためだった。なるほど。

    それにしても、1869年の本だということに感動してしまう。
    その頃の日本はまだ明治維新。かたやこの知識。
    ヴェルヌがこの本もの執筆直後に普仏戦争に従軍していたことを知る。
    本当にその時代なんだ、、、!

    ちなみに、トウェインのトムソーヤの冒険出版が1870年代、スティーブンソンの宝島出版が1880年代。
    よくわかった。ここテストに出ないよ。

  • 先に映画『月世界旅行』を見てしまっていたので、終盤の展開に肩透かしを食らった。
    よくよく調べてみれば、映画はH・G・ウェルズの『月世界最初の人間』も基にしていることなので、機会があればそちらにも目を通してみるべきか。

  • 結局、月にはたどり着けなかったけど、大砲の玉で引力を抜け出すというのは、凄い発想だなと思い、実際にその玉に入ってみたいと思った。

  • まさかの展開!
    こんな結末になるとは!

  • ヴェルヌの偉大な空想力のなせる業。今から150年以上前にこの本が出て以来、どれほどの子供達が月や宇宙に胸を躍らせたことだろう。

  • この本がフランスで初めて出版されたのは1865年。
    当時、宇宙物理学がどの程度発展していたのかよくわからないけれど、ある程度は現代の科学技術と同レベルながら、仮説も間違いも入り混じった状態らしく、それを物語に織り込んでいます。説得力があるところは大いにあるものの、明らかな間違いのところには読みながら突っ込みを入れたり。
    しかし、学問的には大筋で正しく、細かい部分は正しくないけれども想像で補ってそれっぽくしているこのような物語が、SFとしては一番おもしろいんじゃないかと思います。
    全体としてヴェルヌの他の作品よりもコメディ色が強いです。時々現代のSF作品にコメディがあるのはこの作品の影響でしょうか。
    本当に優れた作品は廃れることなく時代を超え、本屋の棚に並ぶと思っていますが、これはその見本のような物語です。
    ところでこの東京創元社の本は1964年初版、2005年に新版となっています。翻訳者江口清氏は1909年生まれ、2005年は96歳ってか!?本当だとしたらそれも凄い。

  • 確かに、現代からみると理論が幼すぎるように見えるだろう。しかし、だからといって本書の素晴らしさに変わりはない。1860年代に書かれているこの本には、まだまだ21世紀にも通低するテーマを幾つも見出すことが出来る。
    SFの嚆矢としてこの本を見れば、最新の科学・技術を通して月という未知なる惑星を述解してみようとする視点は、現代にも十分通用するし、ハードSFの種子が既にあるともみなせる。学術的な体系に沿って、その外側にある存在をどうやって説明するのかというのは今でも変わらない問題でもある。
     この本の一つのポイントは月に一度も着陸しないことだろう。ガラス越しに月を観察するだけ。つまりは文中で語られていた、地球上での望遠鏡越しの眺めから結論付けられ、訂正されてきた科学的見地の最新版が描かれているとももしかしたらいえるのではないか。ここには科学の歴史を見ることが出来る。
     結局のところ、あまりにも広大な宇宙を前にしては、現代人である我々もこの三人と(二匹と)同様、砲台のなかで喧々諤々しながらやっていくしかないのかもしれない。

  • [ 内容 ]
    186X年、フロリダ州に造られた巨大な大砲から、アメリカ人とフランス人の乗員3人を乗せた砲弾が打ち上げられた。
    ここに人類初の月旅行が開始されたのである。
    だがその行く手には、小天体との衝突、空気の処理、軌道のくるいなど予想外の問題が!
    19世紀の科学の粋を集めた本書は、その驚くべき予見と巧みなプロットによって、今日いっそう輝きを増すSF史上不朽の名作である。

    [ 目次 ]


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著者プロフィール

1828年,フランス北西部の都市ナントに生まれる.二十歳でパリ上京後,代訴人だった父の跡を継ぐことを拒否し,オペレッタの台本やシャンソンを執筆する.1862年,出版者ピエール=ジュール・エッツェルと出会い,その示唆を得て書いた『気球に乗って五週間』で小説家デビューを果たす.以後,地理学をベースにした冒険小説を次々に発表.作者が1905年に没するまでに六十篇を超えたそれらの小説は,いずれもエッツェル社から刊行され,1866年以降,その挿絵版が〈驚異の旅〉という総タイトルの下にシリーズ化された.代表作は,『地球の中心への旅』『海底二万里』『八十日間世界一周』『神秘の島』『ミシェル・ストロゴフ』等.多くの科学者や探検家が子供の頃に読んで強い影響を受けただけではなく,コナン・ドイル以降のジャンル小説の書き手はもちろん,レーモン・ルーセル,ミシェル・ビュトール,ジュリアン・グラック,ジョルジュ・ペレック,ル・クレジオ等々,ヴェルヌとの文学的血縁関係を自認する作家は少なくない.

「2018年 『カルパチアの城 ヴィルヘルム・シュトーリッツの秘密』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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