10月はたそがれの国 (創元SF文庫)

制作 : 宇野 利泰 
  • 東京創元社
3.83
  • (94)
  • (74)
  • (114)
  • (13)
  • (1)
本棚登録 : 904
レビュー : 72
  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488612023

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • あ~もうホントどれも大好き!最高に面白かったです!!

    ブラッドベリは過去に「華氏451度」しか読んだ事がなかったけれど、
    今回この「10月はたそがれの国」を読んで、一気にファンになりました。
    不気味でゾッとするようなお話が多く、怪奇好きにはたまらない。

    特に好みだった作品は、、、
    毎晩≪鏡の迷路≫に駆け込んでいく姿が印象的だった「こびと」
    幼い頃に死んだ少女は…美しく哀しさに満ちた「みずうみ」
    身体の弱い少年のために、忠犬が持ってくるものは…「使者」
    思わず赤ん坊が怖くなる!ダミアンを思い出す「小さな殺人者」
    事故が起こるといつも同じ野次馬が駆け寄ってくる事に気付く「群衆」
    閉ざされた世界の向こうは?館に住む少年の視点から描いた「びっくり箱」
    ある家族が死んだ老人から譲り受けた麦畑の秘密を描いた「大鎌」

    ちょっとブラッドベリにはまりそうな予感です。
    でも昨年亡くなったのでしたね……新しい作品が読めないのは残念ですが、
    幸い著作が多いようなので、大事に大事に読んでいこうと思います。

  • レイ・ブラッドベリ作品は生涯読み続けていたい小説。久し振りに色々読み返して「10月はたそがれの国」が今更ながら素晴らしいなと感じました。最高! ブラッドベリ未体験の方には是非手に取って頂きたいです。手持ちの本もくたびれてきたので新しく買いなおそうかな?ブラッドベリ作品は表紙が美しいので、同じ作品でも2冊、3冊買ってしまいます。

  • ちいさいころから宇宙はブラッドベリと萩尾先生に習ってきたのにもう読めなくなるなんてつらい
    またちがう宇宙でも出会いたい ときどき会うとお話ししてくれる遠い親戚のおじいちゃんみたいにだいすきだった
    地下室・十月・火星・ポー・すてきな箱のなかの宇宙のおじいちゃん

  • 何とも不思議な世界観だなぁ、と。
    その中でも純粋なホラーの「小さな殺人者」や、本当に怖いのは誰なのか首を傾げてしまう「二階の下宿人」なんかの、解りやすい話が面白かった。

  • 以前から内容は知らないまま、最高の題名だなあと思っていた短編集。勝手にSFかと思っていたのだけれど、ポオよりの怪奇幻想ものだった。萩尾望都さんの漫画化で知っている作品もあり、ひとつひとつじっくり楽しめた。ブラッドベリも未読の名作がたくさんあるので、手をのばしてみたい。

  • SF的な作品より、幻想的な世界観が心に残る作品を数多く輩出しているブラッドベリの、これまた情緒的なタイトルに惹かれて読んでみたら、まさかのホラーテイスト多めの短編集だった!

    ブラックユーモアの詰まった話、これ単なる後味悪いホラーやんけと言いたくなる話、彼らしい耽美的な世界観の話が見られ、バリエーションは豊かだが、やはりホラー風味は強い。挿絵のセンスも光る。

  •  外国文学の場合、作家の宗教観が理解できないと、作品の本質を味わうことができないと思う。
     積読本さえなければ、読み返したい作品も多く(あえて書かないが)、作者の紡ぐ幻想的な物語の世界を楽しめた。
     しかし、「こびと」は展開が腑に落ちず、何度よんでもモヤモヤが晴れなかったし、「集会」は、最も主題・趣旨が不明でした。

  • 怪奇幻想短編集。ホラーめいたものも多いけれど、おおむね幻想的で美しいイメージの作品が多いです。抒情的な文体から浮かび上がる情景はどれもが奇妙で、美麗なものでした。
    お気に入りは「大鎌」。一番ホラーらしい、というか、実際に一番恐ろしく感じた作品。壮大な麦畑のイメージがこれほど恐ろしいものだとは。挿絵からして不気味……。
    「小さな殺人者」も怖いなあ。一番嫌な作品はこれかも。
    恐怖とは別の観点から魅力的だったのは「集会」。楽しくて、だけれども読後には少し淋しくなってしまう一作でした。

  • 昔、1度読みました。大鎌のお話は覚えてた。

  • 中学2年の時(40年位前)文庫タイプのSF本2冊購入。創元推理文庫社のFブラウンのショートショート集「スポンサーから一言」とブラッドベリーの「10月はたそがれの国」。
    活字中毒の初心者だったので長編より短編集がお手軽でした。ブラウンのほうはチョットエロっぽさも加味してあって星新一をチョイと下品にした感じで読みやすく面白かった。
    その後に「10月は・・」を読んだので読後のギャップを多いに感じた。
    挿入されてるジョー・マグナイニのイラストもシュールなタッチが大好きだった。ダリとキリコを足して2で割ったような画風。
    単純なガキでも一人前に中二病にはかかってた。そんな年代にこの作品はストライクッ。
    ファンタジー映画の原作にも適してる。
    当時はまだヒッチコック劇場が再放送再放送って感じで頻繁に地上波に放映されてて殆ど(全部?)を観てた。
    その作品の中に「10月・・」原作が数本あった。今だったら誰かユーチューブで映像化して欲しいなあ。
    群集、風、こびと3つは頭の中ではイメージが出来てる。前述のヒッチコック劇場で「瓶の中」を放映されたのは怖かった。
    書き忘れたが、何と言ってもこの人「宇野利泰」の翻訳が最高!脳みその周りを煙が包むような幻想を日本語で訳してる。好きなナンバー"Smoke Gets In Your Eyes"にちなみ”Smoke Gets In Your Brain”。

全72件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1920年、アメリカ、イリノイ州生まれ。少年時代から魔術や芝居、コミックの世界に夢中になる。のちに、SFや幻想的手法をつかった短篇を次々に発表し、世界中の読者を魅了する。米国ナショナルブックアウォード(2000年)ほか多くの栄誉ある文芸賞を受賞。2012年他界。主な作品に『火星年代記』『華氏451度』『たんぽぽのお酒』『何かが道をやってくる』など。

「2015年 『たんぽぽのお酒 戯曲版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

レイ・ブラッドベリの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
レイ・ブラッドベ...
レイ・ブラッドベ...
レイ・ブラッドベ...
ジェイムズ・P・...
宮部 みゆき
ウィリアム・ゴー...
有川 浩
有効な右矢印 無効な右矢印

10月はたそがれの国 (創元SF文庫)に関連する談話室の質問

10月はたそがれの国 (創元SF文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする