スは宇宙(スペース)のス (創元SF文庫)

制作 : 一ノ瀬 直二 
  • 東京創元社
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本棚登録 : 259
レビュー : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (372ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488612047

感想・レビュー・書評

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  • 美しい文体と魅惑的な世界観。

  • ヴェルヌはぼくの父親、ウェルズはぼくの賢明な伯父さん...どの短編にも共通して、少年の日に読んだであろう小説のイメージが、形を変え叙情的に蘇る。私は全くSFを知らないのだけど、明るい科学に満ちている未来があると思っていた。しかしこの本は未来を恐れている、恐ろしい未来を描いているようだ。暗い影がなくなり光ばかりになった、想像力のない世界を。一方、子どもたちの懐かしい世界もあり、ノスタルジックな感情がそこかしこに溢れている。どの短編も印象深いが特に強く残ったのは「火の柱」だった。

  • 描かれた世界しを理解するのが一苦労

  • ブラッドベリの自選短篇集。
    SF寄りではなくホラー寄りの短篇が集められている。序文にもある通りポオの影響が感じられるものが多かった。
    『火の柱』『孤独な散歩者』『市街電車』『飛行具』が好きだ。

  • SFだけど「綺麗な」世界は望んでないんだなぁ、と。ポーを尊敬する点がいくつもあったし。そんな面がもっと表れてるのが『10月は〜』みたいなのでそっちも読みたい。「透明少年」が一番良かった。

  • 文明の肥大と終焉をモチーフにした短篇アンソロジー。どれも取り返しのつかない過ちに対する悲しみに覆われているけれど、同時にこめられた郷愁が、美しい記憶をそのまま保存する。最後の短篇は希望だと思う。ブラッドベリほんと詩人。

  • 米国の火星探査機キュリオシティが着陸した地点を「ブラッドベリ」と名付けた、とニュースになったが、ブラッドベリがどれほど火星に愛着を感じていたかわかる作品集。「別れも愉し」「泣き叫ぶ女の人」が特に好き。

  • 怪奇小説にSFテイストを乗せた、一粒で二度美味しい短編集。戸棚の陰からこちらを窺っている、なにものかの視線を感じずにはいられない。そこかしこに現れるポーやラブクラフトの名に、にやにやしてしまった。

  • 今の時代からすると…小説として成り立っているかも怪しい…。
    プロットかアイデアを書いてあるだけのような話もある。

    でも…新しいアイデアがイロイロ詰まっていたのは確か。

    SFの歴史、アイデアの玉手箱を読みたい…っていう人には良いかもしれないけど、普通の読者にはスグに飽きられちゃうだろうな。
    何回も途中で読むのやめようと…正直思ったもん…。

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著者プロフィール

1920年、アメリカ、イリノイ州生まれ。少年時代から魔術や芝居、コミックの世界に夢中になる。のちに、SFや幻想的手法をつかった短篇を次々に発表し、世界中の読者を魅了する。米国ナショナルブックアウォード(2000年)ほか多くの栄誉ある文芸賞を受賞。2012年他界。主な作品に『火星年代記』『華氏451度』『たんぽぽのお酒』『何かが道をやってくる』など。

「2015年 『たんぽぽのお酒 戯曲版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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