ラモックス (ザ・スタービースト) (創元SF文庫)

  • 東京創元社
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  • Amazon.co.jp ・本 (434ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488618087

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  • ハインラインの夏を続行中。

    曽祖父が宇宙の果てから連れ帰ってきた謎の生物、ラモックス。足が8本で何でも食べて高さ2mまで大きくなり、4歳児並みにしゃべることもできる。ただ、象ほどある大きさで街に繰り出すと、色んな所を壊してしまって大騒ぎ。警察や裁判所はカンカンなのだが、地球外生物を疑う宇宙省や標本の欲しい博物館が絡んできて、事態は混乱し始める。

    ハインライン版のETであり、オバQであり、Dr.スランプであり、コケカキイキイ(水木しげる)という話。謎の宇宙生物と心が通うのは少年だけ、というのが日本の漫画文化に慣れ親しんだ我々にとって、わかりやすい。宇宙省内や警察署内の混乱などでやや引っかかる以外は、非常に読みやすい。ハインラインの初心者は『夏への扉』だろうが、その次くらいに挑戦してみてほしい作品だ。

    全体に、ジュブナイル的な丁寧で繰り返し説明がされるうえ、訳がまた丁寧。「瓜二つでしたかな、豆ふたつ?」のような、オリジナルのジョークへ昇華させるような、気配りも嬉しいところ。

    天野喜孝の挿絵は、よく知るスタイルのではなく、坂田靖子的なほんわかした雰囲気も、文章の理解に一役買っている(ただし、ワタクシ的には、いらなかったかな)。

    子供向けにしては、ちょっとだけ難しいかもしれないけれども、高校生くらいなら軽く読める作品であろう。アマゾンで1400円ていうのは定価?プレミア?

  • ラモックス (ザ・スタービースト) (創元SF文庫)

  • 子供向けの絵本を読むようなつもりで読むと良い。コメディである。主人公の母親が子離れできなすぎてひどいのと、キク氏の活躍が印象に残ったかな。

  • 主役じゃない人たちが魅力的だったりする。

  • 地球でそんな異星人を飼っていたら
    (まぁ主観の問題で飼われていたのは
    地球人の主人公のほうだったりしたけどw)
    メンインブラックがぶっ飛んできそうだけどねw

  • だって可愛いんだもん

  • サガフロに出て来るモンスターとは全く違う外見ですが、何処か呑気な雰囲気は似てるカモ。つーか何でも食ってしまうのが凄いヨ。

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