死神と二剣士 <ファファード&グレイ・マウザー2> (創元推理文庫)
- 東京創元社 (2004年12月18日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (412ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488625092
感想・レビュー・書評
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二剣士、第二弾の短編集。
怪奇色がやや強めで直球のお話が多い印象。
エピソード0的な一巻目よりも、この二巻目の方が私の
「ファファード&グレイマウザー像」に近い。
ニンゴブルとシールバにいいように使われながら、それ
だけでは終わらない二人の活躍がにくい。まぁ、そうは
言っても結局は二人ともただのゴロツキなんだけどね(笑)。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
図書館で。前に読んだ本の続きです。マウザーの方が賢くてファファードの方が猪突猛進型なのかなあと思ってたのですがそういう訳でもないんですね。お互い足りない所を補う良いコンビだと思います。正論を振りかざさないし、無理な相手には逆らわない。ヒーローっぽく無い所が魅力ですね。そのうち続きも借りて読もうと思います。
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ドタバタ系・ヒロイック(?)ファンタジー。
だけれども2人は強いけれども、完璧なヒーローじゃないのです。
まあ相手の策に易々とはまって手痛い目を見たり
依頼の前にまんまと相手のわなにはまったり…
人間くささをもろに感じます。
結局彼らはランクマーからは
離れられない(?)運命なのでしょう。
とんでもない人の弟子的なものに
なってしまっていますしね。
どの作品もすごく危険。
だけれども身入り実に最悪。
それはお酒のツケの多さで
容易に想像がつくでしょう。 -
ファファードとグレイ・マウザーがすっかり冒険者としての生き方に馴染んだ頃の、様々な短編集でした。初期の初々しさなんてもう欠片もありません。初期のアレが初々しかったゆえかどうかはともかくとして。
お話の内容は世界観と光景描写はいいなーすごいなー独特だなーと圧倒されるばかり。それでいて、すごくこいつらダメダメだと思った。登場人物の行動様式から彼らの持つ価値観、それを取り巻く世界が1つの完成形として磨き上げられているのはスゴイが……スゴイと立派は別モンだなーと。
これなら、遅かれ早かれ2人とも恋人失ってるわ。恋人失ったからこうなったという理屈が通じないくらい、2人ともイッちゃってる。
ファファードがいろんなものにひっかかりすぎだと思ったけど、実はマウザーも大差なかった。そこがいいといえばいいんだけど、うん、なんていうか、この2人オワッテル。
話は全体的にホラーテイストというか、ラヴクラフトの雰囲気に近いものが。あれよりは全体的に肯定感が強いけど。 -
シリーズ2巻目<br>
ファファードの声を聞いてみたい。