透明惑星危機一髪!/時のロスト・ワールド <キャプテン・フューチャー全集4> (創元SF文庫)

制作 : 鶴田 謙二  野田 昌宏 
  • 東京創元社
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本棚登録 : 65
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (509ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488637149

感想・レビュー・書評

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  • <驚>
    これらの作品が書かれたのは主に1940年~。なんと太平洋戦争真っ只中の頃なのである。日本との戦争など合衆国にとってはSFを読みながらでもこなせた、と云うことなのだ。しかしその内容は今でも読み応えが十分に有る。特に「時のロスト・ワールド」は誠に壮大なスペースオペラである。なんとこの物語を読むと太陽系の創造そのものに立ち会えてしまうのだ。あくまでSFではあるが、こんなにも解りやすく明快に太陽系創造を描いた作品には今までお目に掛かった事が無い!

  • 4巻目になってもクォリティは低下することなく、素直に
    楽しむことの出来るヒーローパルプ。それどころか、こちら
    がこの作品に求めているものがわかっているかのように
    そっちの方向へ拍車がかかっているのではないか。良い。

    「透明惑星─」
     ウル・クォルンの再登場と並列次元・透明惑星
    「時の─」
     時間旅行と恒星間旅行、太陽系の成り立ち

  • 最大のライバルである、ウル・クォルンが死ぬ(?)。
    時間旅行(過去)してしまう。

    タイムパラドクスに全く触れないあたりはご都合主義。

    内容的にはお約束。

  • キャプテン・フューチャーシリーズの全集第4弾。
    さすがにところどころ破たんしそうな話の展開もあるが、エンターテイメントとしては十分である。

  • 「透明惑星危機一髪!」


     キャプテン・フューチャーの宿敵で、投獄されていた「火星の魔術師」ウル・クォルンが、その他の凶悪犯を連れて脱獄した!

     愛人のヌララを使い、第五次元に進入する手段を手に入れたウル・クォルンは惑星パトロールの捜査をかいくぐり、さらなる大きな陰謀をめぐらす……、と導入部は面白いんだが。


     ウル・クォルンの手下たちになったそれぞれの犯罪者の書き分けが出来てないんだよねぇ。せっかくの悪の軍団にいまいち魅力が乏しい。この辺はいまの日本のラノベなら絶対に一人ひとりキャラを立たせようとするところだろうね。ウル・クォルン自身はなかなかかっこいいだけに、その周りにも魅力的な脇役を配して、フューチャーメン対ウル・クォルン一党の対比を見せてほしいところでした。


    「時のロストワールド」
    (ネタばれ注意)

     ものすごくハミルトンらしい一作といえるでしょう。

     冒頭は過去からのメッセージを受信したキャプテン・フューチャーが、かつて崩壊した惑星を救うために過去にタイムトラベルするという筋書き。

     前作で第五次元に突入してるんだから、時間旅行なんてSF的にはたいした技ではないよねなどと思っているうちに、
    「恒星間移民のために、星を丸ごと移動させる」というハミルトン的な荒業の計画が推進され、

    「太陽系の人類の起源が明かされる」というSFの大テーマが眼前で進行しつつも、「今はそれどころじゃないから」くらいの扱いで中断、

    「小惑星帯、月のクレーター、木星の大赤斑、土星の輪」などの発祥が、ほとんどついでのように、無造作なあつかいで判明するなど、大味さも含めてハミルトンの手癖が大爆発したと言える作品です。これ正味200ページをちょっと越える程度の分量しかないんですよ!

     それにしても古代地球の女の子アハラのてきとーな扱い方は、さすがにちょっと気になったのでした。

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