ラジウム怪盗団現わる!/小惑星要塞を粉砕せよ!<キャプテン・フューチャー全集10> (創元SF文庫)
- 東京創元社 (2006年1月31日発売)
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感想 : 5件
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- Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488637200
感想・レビュー・書評
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「ラジウム─」はハミルトン最後の長編。様々なガジェット
や今では存在が否定されているヴァルカンという惑星の
面白さもさることながら、この話の最大のポイントは今まで
いそうでいなかった新しいタイプの悪役ルウ・グウルと
わけありの宇宙海賊ボルク・キングの二人だと思う。
ところでルウ・グウルはなぜ月には手を出さなかったの
だろう?(笑)。
「小惑星─」はマンリー・ウェイド・ウェルマンの手による
もの。キャプテン最大の敵ウル・クォルンとその愛人ヌララ
の再登場だったり、キャプテンの「家」とも言える月の消失
など面白くなる要素はたくさん盛り込まれているのだが、
物語が一様に平板で盛り上がらず非常に残念な出来。これが
キャプテン・フューチャー最後の長編というのはさすがに
淋しいなぁと感じてしまう。ひょっとしたら野田大元帥も
そう思ったのかもしれない。 -
キャプテン・フューチャーにハミルトン以外は不要
表紙 5点水野 良太郎
展開 5点1946年著作
文章 5点
内容 420点
合計 435点 -
キャプテン・ヒューチャーシリーズ第10弾にして長編のラスト。
同じ名義で別人が書いているので微妙にテイストが違う感じがあるが、20作目ともなれば、ある程度行き詰るところはあるのだろう。
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