鉄の神経お許しを 他全短編キャプテン・フューチャー全集11 (創元SF文庫)

  • 東京創元社
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レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (608ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488637217

感想・レビュー・書評

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  • <宙>
    さて,この本の面白い部分は前半のいくつかの退屈な短編ではなくて後半のショートショートの様な極々短いお話達に有る。
    おまけ。太陽系惑星の公転軌道面は,その全てがほとんど同一面上にある,と云う事にあらためて気づいてしまった。唯一冥王星だけは少し違った面を公転している。なので冥王星は太陽系の惑星から外されてしまったのだろう。でもこの本には太陽系には9つの惑星があって・・・と書いてある。そうそう僕らの世代が理科の時間に覚えたのも「水金地火木土っ天海冥」であった。ありゃ「っ」ていう惑星もあったのか。太陽系にはその昔10個の惑星が有りましたとさ。

  • ハヤカワ版では無かった短編集。
    あとは大元帥のオリジナルが楽しみ。

  • 長編シリーズ終了後、中断を経て復活した短編、及び短い
    コラムを収録。この短編シリーズは長編とは異なり、やや
    暗い雰囲気に覆われており、決して大団円とは言えない
    悲劇的とも言っていい結末も少なくない。こちらの短編の
    テイストを好む人がいるのはわかるし、それを否定する気は
    ないのだが、わたしはやはり明朗快活で勧善懲悪な長編の
    方が好きだな。心に残ったのは「もう地球人では⋯」。
    キャプテン・フューチャーやフューチャーメン、ジョオンや
    エズラが主人公ではない話なのだが、宇宙に生きる男の
    前向きな結末が素晴らしい。

    いよいよ残すは大元帥の手になる別巻のみ!

  • キャプテン・フューチャーシリーズ全集第11弾で、唯一の短編集。
    グラッグやオットーがどのようにして生み出されたのかなどの、今まで詳しく書かれていない部分が面白い。

  • 105年前の1904年11月21日生まれのエドモンド・ハミルトンは、1977年に72歳で亡くなりましたが、その名前を口にするだけで胸がキュンとなってしまいます。

    スペースオペラ、なんという懐かしいひびきでしょうか。小学生の頃、まだSFという言葉も知らなかったときに、火星シリーズや地底世界ペルシダーシリーズや太古世界キャスパックシリーズのエドガー・ライス・バローズとか、レンズマンシリーズのエドワード・エルマー・スミス(通称E・E・スミス)と同時に夢中になったのが、このエドモンド・ハミルトンのキャプテン・フューチャー・シリーズでした。

    その頃の、それらを読んで空想して描いたマンガが残っていますが、それは熱狂的に愛読していた手塚治虫じゃなくて、どちらかというと小松崎茂の影響を圧倒的に受けたもので、驚くことにその中の幾つかは、まだ読んでいなかった諸星大二郎に酷似していました。

    それはともかく、この雄大無限の魅力的なスペースオペラの大海原の中から抜け出すのはそうとう苦労しましたが、それはアイザック・アシモフの『暗黒星雲のかなたに』を読んだからです。

    荒唐無稽な法螺話が悪いわけはありませんが、中学生くらいになると、やはりその中にも、ある程度以上のリアリティというかこじつけでも論理的な整合性がほしくなってきます。その欲求にピッタリ答えてくれたのがアシモフでした。

    そして、未来の宇宙を駆け巡る銀河帝国の一大叙事詩のファウンデーションシリーズを読むことは、スペースオペラとの別離でもありました。

    それから、ずらりと並んだアシモフの著作を踏破しつつ、あの『幼年期の終わり』『2001年宇宙の旅』のアーサー・チャールズ・クラークと、『夏への扉』『月は無慈悲な夜の女王』のロバート・アンスン・ハインラインへと読み進みましたが、この2人もスペースオペラを書いていますので、またしても、行きつ戻りつという感じでスペオペ漬けです。

    それにしても、もうこの時期になると「読んでいる」という感じでしたが、やはりかつてのバローズとハミルトンの頃は、「見ている」という感じで、本から直接的にスグ映像になって、しかも自分自身が実際まぎれ込んでその中の登場人物として役割を演じているような錯覚に陥るほど、研ぎ澄まされた想像力を持っていたものだったなあと驚きます。

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