巨人たちの星 (創元SF文庫 (663-3))

制作 : 池 央耿 
  • 東京創元社
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本棚登録 : 1583
レビュー : 153
  • Amazon.co.jp ・本 (469ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488663032

感想・レビュー・書評

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  • SF小説の金字塔『星を継ぐもの』3部作の最終巻。
     
    地球人は宇宙の人たちに操られていた?
     
    宇宙に住む種族と地球人との駆け引き。
     
    本当にそうなのでは? と思わせる
    ワクワク感のあるストーリー展開。
     
    あなたがSF好きなら必読のシリーズです。

  • 冥王星の先から送られてくる信号。チャーリー発見前から地球は何者から監視されていた。巨人たちが棲む星からの通信。地球を監視するジュヴァレン。彼らからガニメアン達の国であるテューリアンに報告された嘘の地球の姿。ジュヴァレンの正体。5万年前にミネルヴァで起きたランビアンとセリアンの戦争の真実。巨人たちの星で生き延びていたランビアンがジュヴァンレンとなっていた。地球人たちと接触を持った「シャピアロン」を襲おうとするジュヴァンレン。ジュヴァンレン首相ブローヒリオの陰謀。地球とのハント、ダンチェッカーと直接コンタクトをとるテューリアン。仮想戦争。ミネルヴァ崩壊の200年前に突然現れたランビアンの正体。

  • ホーガン氏の「巨人」3部作の最終話(取りあえず)。

    国同士の確執を克服し、手を結んで宇宙開発へと歩み始めたはずの地球で、アメリカと「ソ連」との、もしくは国連と各国固有の利害との化かし合いが表面化する。ここでまず、世界観が後退したような印象を受ける。
    前々作で地球と太陽系の、前作で人間の秘密に迫った科学空想推理小説だが、ここへ来て人間の権謀術数の起源に迫るという科学空想スパイ小説に変貌している。

    コンピュータによる仮想戦争シーンの描写や、さまざまな伏線を鮮やかにまとめあげるラストの見事さには改めて舌を巻く一方、そうしたドンパチとかジオン公国を思わせる独裁国家の出現、白人たちのヒロイズムはハリウッド的でちょっと引く。(ちなみにジオン公国は1979年、この作品は1981年の登場・・・関係あるかは知らんが)(さらにちなみに、原作のカバーイラストはホワイトベースそっくりだ)

    科学的興味はかなり後退し、要するにお話のための舞台設定というニオイがきつくなったような感じがして、はっきり言って途中で食傷した。

    *

    さて、ところが、この三部作には続きがあり(すでに「三部作」ではない(笑))、「内なる宇宙」として訳出されているほか、「MISSION TO MINERVA」という未訳の“第5部”まであるという。(知らなかった・・・)

    実は「星を継ぐもの」を再読し始めた時にはその最終巻まで一気に読み進めようかと思ったのだが、さてどうしたものか、もうやめようかと思っている昨今である。

  • 4
    ガルース達の謎とミネルヴァからテューリアンに移り住んだガニメアン達の話、ジェヴレン=ランビアン、地球人=セリアンの話だったりと徐々に宇宙における知的生命体の謎と起源が明らかになっていく。ブローヒリオ率いるジェヴレン人の地球、テューリアンへの対抗の話、地球の監視の話や神話や歴史上の伝説的人物のジェヴレン人との関係など、壮大でなかなか面白い。一応ここで3部作終了との位置づけのよう。

  • やはり凄いシリーズ作品です。きっちり輪を綴じました。人名と地名が多すぎて、ところどころ…(-_-;)?となりましたが面白かったです!

  • 『星を継ぐもの』シリーズ第三部。
    テューリアンとの邂逅。ジェヴレンとの戦い。ニワトリが先か卵が先か。

    シャピアロン号を助けるためにすぐに動け、と言うダンチェッカーと、ヴィザーの記憶に残っていたコリエルの姿が印象に残りました。

    三巻通して読みましたが、読み落としたのか・・・結局、コリエルが一般的なルナリアンより体格が良かった(巨人だった)のは、何故なんだろう。自分たちの遺伝子が混じった生物を、ガルメニアンはミネルヴァに遺して去った、ということ・・・?

  • 「星を継ぐもの」「ガニメデの優しい巨人」に継ぐ、三部作完結編。

    二千五百万年前に、ミネルヴァからジャイアンツ・スターの惑星(テューリアン)へと移住したガニメアンの末裔テューリアン人は、高度文明を持ち、争いを好まずリスクのある冒険的決断が出来ない巨人族。五万年前のミネルヴァ崩壊の際にガニメアンによって救出されたランビアン(対立するルナリアン勢力のうちの好戦的な一派)の子孫、ジェヴレン人(ジェヴレニーズ)は、地球の監視役を任されると、セリアンに対する遺恨からかテューリアン人に虚偽の報告を続けるとともに、地球に工作員を送り込み、迷信や神秘思想を広めて科学技術の発展を阻害し、また争いや対立を煽って社会の弱体化を図って、いずれは地球を支配しようと企む邪悪な種族。そして、同じくガニメアンによってルナから救出され、地球に渡ったセリアン(ルナリアンのうちの非好戦的な一派)の末裔にして、好戦的な遺伝子を弱めつつ進化した地球人(ホモサピエンス)、という設定。

    冷戦期に書かれた本であるためか、地球人は東西対立などの争いや対立を乗り越えて平和裏に共存共栄を図っている、という理想が描かれていて微笑ましい。

    地球人・テューリアン人がジュヴレン人の陰謀を暴き、武器を持たずにジュヴレン人を制圧するシーンは緊迫感あって、読んでいて引き込まれた。第一作、第二作、第三作と徐々に展開が速くなりパワーアップしている気がする。「内なる宇宙」という続篇もあるみたいなので、読んでみたい。

    結局、「星を継ぐもの」の冒頭に出てきたコリエルは、ガニメアンじゃなかったみたいだ。

  • 『星を継ぐ者』、『ガニメデの優しい巨人』の続編。
    惑星ミネルヴァを脱出したガニメアンは、牡牛座に近い恒星系に移住していた。彼らはミネルヴァ崩壊後、月に取り残されたルナリアンの生き残りを収容し、自らの恒星系へ連れ帰っていた。
    その後、ガニメアンはより文明を高度化させ、テューリアンと呼ばれるようになり、ルナリアンもその文明の恩恵を受けジェブレンと呼ばれ、一つの恒星系をテューリアンの属領として任せられるようになる。
    しかし、優しい性質のテューリアンとは異なり、好戦的なジェブレンは密かに恐ろしい計略を張り巡らしていたのだ。
    二万五千万年の流浪から生還した前作のガニメアン・地球人・テューリアン対、ジェブレンの宇宙戦争が始まる。

    『星を継ぐ者』が異星人の存在の発見、『ガニメデの優しい巨人』がファーストコンタクトなら、この作品は宇宙戦争と相互理解をテーマとしている。

    前作で明かされたガニメアンとルナリアン、そして地球人との関係が、テューリアン、ジェブレンをも絡めて、実はもっと深~いところで輪廻のようにつながっていたことが本作品で明らかにされる。
    3作品を読んで全て完結といったところ。
    この『巨人たちの星』を中心に映像化すると面白そう。現在のCG技術なら可能だと思うのだけれど…。

  • 3部作最終作。
    これ、最初から構想していたのか。

    自分はSF慣れしてないけど、読ませる作品と感じた。

  • 星を継ぐものに登場したコリエルって、単に背が高いだけで、ガニメアンではなかったの???

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