- Amazon.co.jp ・本 (327ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488686017
感想・レビュー・書評
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原題:Changeling
(1980年) -
魔法世界と科学世界の間のチェンジリング=取り替え子の
物語。マジックとサイエンスというゼラズニイお得意の
舞台設定だが、お話自体は珍しく真っ直ぐなファンタジー。
復讐・宝探し・三角関係と題材もごく普通。至る所に
ゼラズニイらしさはあるのだが、特筆するほどの点はない
ように思える。
やはりこの本の主役は普通の文庫本ではありえないほど多く
収録されたエステバン・マロートのイラスト、ということに
なるのだろう。ノアがやたらと色っぽい(笑)。
それにしても、同じような境遇に置かれたマークとポルの
生涯を左右し、二人の運命を真逆に置いたのはいったい何
だったのだろう⋯。 -
ゼラズニィだし、つまらないわけがない。が、如何せん訳が。。。古臭い?というか訳者のセンスと合わないだけか。またまた神話です。
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ファンタジー系の物語かと勘違いし、食わず嫌いで長い間放置。
読み始めたら、意外とすんなり読了。
単純な復讐譚でもなし、英雄の冒険譚でもなし。
良い意味で予想をことごとく裏切られた。
古めかしい文体に関しては、読んでいてそれほど苦にならなかった。
『神話』を描写するための『装置』として好ましく感じられた。 -
十二国記シリーズ。泰麒 蒿里のお話。(2008年4月6日読了)