- Amazon.co.jp ・本 (373ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488686031
作品紹介・あらすじ
一度はジェレラクの手により地獄に堕とされた伝説の騎士、ディルヴィシュ。いま、彼はこの世のものならぬ漆黒の鋼の馬ブラックを伴い、ボータロイに甦った。彼を待ち受けるものはライリシュ、そして宿敵ジェレラクの要塞、氷の塔…。神話性をたたえた、異才ゼラズニイの代表的ヒロイック・ファンタジイ、ここに邦訳なる!
感想・レビュー・書評
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ディルヴィシュ・シリーズは、おそらくはSF作家として
名高いであろう、ゼラズニイが長年にわたり少しずつ発表
してきたヒロイック・ファンタジー。短編集であるこの本に
おさめられた作品は1話から最終話までで15年の歳月が
流れているというから著者にとっても思い入れのある作品
なのだろう。
久しぶりにまっとうなヒロイック・ファンタジーを読ませて
もらった感じ。満足、満足。今ファンタジーというと魔法の
側にずいぶんシフトしている感じだが、やはり血湧き肉躍る
剣劇冒険譚も悪くない。ブラックというキャラクターは実に
秀逸である。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
105 目白ブコフ
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ゼラズニイが好き勝手書いてるなあ、と思った作品集。
ブラックが時々ディルヴィシュに呆れかえる辺りが微笑ましいです。後、リーナに、あなた自分の復讐のことしか考えてないじゃないの!と叱られて、実は高貴な出で…ととんちんかんな言い訳をし始めるディルヴィシュとか。
ブラックのような馬が欲しい、と心から思えるはずです。全然レビューになってませんね。これ。 -
SF作家ゼラズニイによるヒロイックファンタジー。目新しさはないが、古き荒ぶる魂を愛する心は十分汲み取れる。
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ヒロイックなFT。ブラックです。後にも先にもブラックです。黒馬のブラックを抜きにこの話は語れない。あ、伝説の騎士の主人公もそれなりにかっこいいです。