はるかなる地球帝国 (創元推理文庫 690-2 ターコーヴァ年代記)

  • 東京創元社
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  • Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488690021

作品紹介・あらすじ

惑星ダーコーヴァにラリー・モントレーは降り立った。異星世界に飽くなき好奇心をかきたてられる彼だったが、この星に駐留する地球人たちは誰ひとりとしてダーコーヴァ文化に目をむけようとはしない。ある日、ふとしたことからダーコーヴァ貴族と知り合ったラリーは、地球人として初めて彼らの領域へ招待され、生活をともにする機会を得たが…。

感想・レビュー・書評

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  • 1965年著作にしては古さを感じさせず、読み易くて面白い

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  • ダーコーヴァ年代記「はるかなる地球帝国」メモ
    冒頭、言語について
    竜のことわざ
    SFファンタジーの醍醐味 とてもいい ワクワクする

    新しい土地に降り立った時の高揚感。旅に出たくなる。

    そのあとはわりとよくあるジュヴナイル冒険ものか。
    ダーコーヴァ人(=個人間の関係に限定)と地球人(=共同体を重んじる)の
    比較はおもしろいけど。

  • ブラッドリーのダーコーヴァ年代記の中で一番好きな作品。
    地球人の少年ラリーとダーコーヴァの少年ケナードの友情と冒険を軸に、地球とダーコーヴァの関係を描き出しています。

    ケナード・オルトンは「オルドーンの剣」のルー・オルトンの父でもあり、ダーコーヴァ年代記の中でも重要なキャラクターです。
    その後の彼がどのような人生を辿り、地球との関係にどのような夢を抱いたかといったことを思うと、胸に迫るものがあります。

  • 父の転勤で辺境の星ダーコーヴァに来た少年と現地の少年との交流を描いた作品。

  • 父親の転勤で地球からダーコーヴァへ移住した少年が経験する冒険と友情の物語。
    17歳のラリーは未知の惑星に好奇心を抱き、言葉を覚えて現地人の市場へ遊びに行き、不良に絡まれた時に赤毛の気の強い少年ケナード・オルトンに出会います。
    当初は付き合いを反対されますが、貴族であるケナードの一族に名誉ある招待を受け、政府からも期待されることに。
    ダーコーヴァ人の中にある対立に巻き込まれて誘拐され、ケナードと共に命がけで山越えを…

    次第に大人になっていくラリーはやがては架け橋ともなっていくのでしょう。不時着からは2千年以上も後の話です。
    彼ら一族のその後の話がどこかで続いているのがシリーズの醍醐味。
    原著は65年、邦訳は86年発行でした。

  • 2006年8月5日再読完了。ダーコーヴァ年代記。このシリーズは、大人が主役のお話と子供が主役のお話があります。同じシリーズなのに、がらりと趣が変わるのがおもしろかったです。
    これは子供主役の方で、先に紹介した「オルドーンの剣」などの主役だったルー・オルトンの父親、ケナード・オルトンの子供時代のお話。ケナードは、シリーズの色々な本に登場しています。ひょっとして登場回数一番多い(未確認ですが)?
    「はるかなる地球帝国」読んだ後に、「Sharra's exile」を読むとケナードの人生に涙してしまいます。「はるかなる」を読んだ時点で彼の人生がここまでつらいものになるとは、想像できなかったよ。読みかえしてみると、誇り高い少年ケナードがかわいいです。

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