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- 本 ・本 (444ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488696078
感想・レビュー・書評
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作品本文が終わって訳者が書いてる神学談義みたいな文章が長過ぎてふつうに飛ばしてしまった
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SFを読むとき、いつも序盤は世界観を掴めるまで手探り状態で、投げ出したくもなるのだが。
これは、そうなりながらも何とか読み進めていくと、中盤すごく面白くなってきた。
そして、最後はなんだか広げた風呂敷をうまくたためていない感じ。 -
ディックの神秘体験を反映した、神秘主義哲学の小説。
難解で、神秘主義に関する知識がなければ何が何だかわからないが、それでも面白い人には面白いという、個性派小説。 -
はじめ読んだ時に疑問点が消えず結局2回読んだ。ディック流のグノーシス思想書かと思ったらそうではなかった。関連はあるけども性質は全く異なる思想、多分カバラ思想だろう。ヘルメス思想にも少し影響を受けているかも知れない。
読後はディックにしては穏やかで、終末的ではなかった。
新約聖書、マタイ福音書を読んでいて思ったこと。これは失敗しなかったイエス、つまり受難しなかったイエスの世界の再構築の物語でないかと感じた。それであれば、穏やかな世界が醸成されたのも頷ける。
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