銀河英雄伝説 1 黎明編 (創元SF文庫)

著者 :
  • 東京創元社
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感想 : 271
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488725013

感想・レビュー・書評

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  • 舞台きっかけで読み始めてみたけれど、これだけ人気があるのも納得のおもしろさ。登場人物が膨大でなかなか覚えられないのがあれですが、それがあまり問題にならないくらい引き込まれました。
    再アニメ化にも大いに期待。

  • ページの一枚一枚がまどろっこしくて、早く次が読みたくって焦るほどにはまった小説。SF好きで歴史好きな人なら是非おすすめ。

  • 今頃読んでます。全巻読めるのだろうか(笑)。
    追記:政治家の皆様は、これを読んで「民主主義と国家と個人」を勉強した方が良いのでは(笑)。民主主義国家がいかに腐敗して滅びるのか、はっきり書いてあります。

  • キリのいいエントリでは、私が主に10代の頃に強い影響を受けた作品を紹介しています。800エントリ目は、1000年以上先の未来を舞台としたスペースオペラ「銀河英雄伝説」を取り上げる。本作は、著者自身が「疑似歴史小説」と述べている通り、未来の人類を描いたSF小説の枠を軽々と乗り越えており、「確定した歴史」としてさらなる未来から記述される形態をとっているところが秀逸である。「理想的な独裁国家」と「腐敗した民主主義国家」による壮絶な戦争の中で、それぞれの登場人物が理想の国家像について想いを馳せる描写は、政治に関与せず、市民の役割を放棄してしまっているようにみえる現代人に向けた、著者からの警鐘なのだと思う。
    それはそうと、ファンの間では、「銀英伝で一番好きなキャラ」を披露するのがお約束となっているようなので、私の好きなキャラを挙げておくと、(ヤン・ウェンリーではお約束過ぎることだし)ウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツ銀河帝国軍上級大将、のちの自由惑星同盟軍客員中将、のちのイゼルローン共和国政府軍顧問としておくことにする。最初に読んだときは、もちろんキルヒアイス×ラインハルトだったんだけど、さすがに今は、そのような読み方(だけ)で済ませることはできない。
    本作は様々な出版社から再版が繰り返されており、基本は本編が全10巻、外伝が全4巻となっている。

  • 帝国軍VS同盟軍という単純な図式でないのがイイ!そこにフェザーン自治領なる勢力が加わって、まるで三国志を見るような勢力図。しかもその裏に実は思いも寄らぬ伏兵が潜んでいたとは!そして文字通りの戦いばかりではなく帝国にも同盟にもそれぞれ病んでいる政情が…と、複雑で読みどころ満載。登場するキャラも凄くイイ♪期待以上に面白かった。同盟軍という響きが正義の味方っぽいけれど、旧日本軍を見ているようでもあったな。第1巻からのめり込み確定なのでコミックのほうにも手を出そう♪^^

  • 第2回イベントで紹介した本です。

    もう、完結から20年以上たっているSF小説ですが、いまだに装丁や出版社を新たにして読まれ続けています。

    そう、管理人が、この本のファンでシェアいたしました・・・。

    グループのなかでは、この本のファンでいらっしゃる方がおひとり。そのほかの皆様はご存じないということで、いささか空回りするほどファン二人で熱弁をふるいました(笑)。

    SFとはいえ、地球から宇宙に飛び出した後の歴史をきっちり描いている「歴史小説」でもあります。
    そして、人間模様もリアルであり魅力的であり、年を経ても、視点を変えた読み方ができる小説です。
    アラフォーに差し掛かった私は、最近読んだときには「中間管理職の悲哀」を感じました(笑)。

    全10巻。まだお読みになったことのない方、通勤等のおともにぜひ!

  • 日本を代表するスペースオペラの第一巻。

    ただのスペースオペラではない、銀河英雄伝説である。銀英伝である。
    群像劇であり、国盗り物語であり、架空戦記であり、架空の史記である。

    作品全体で盛り込まれている要素もさる事ながら、話の進め方もうまい。
    冒頭から「銀河系史概略」で読み手をのけぞらせ、そのままの勢いで
    アスターテ→イゼルローン→アムリッツァとトントン拍子に進む。
    もう見せ場しかない。

    とくにイゼルローン攻略については、21世紀の現代においても、
    企業に対する標的型攻撃の好サンプルとして個人的に重宝しています。

  • 何度読んでも面白い。
    毎回あまりの長さに読み返しても途中でやめてたんだけど、
    今回は最後まで読みたい所存。

  • この本開いてはじめの章が銀河系史概略。
    いきなりの世界観解説である。並の本だったら最速でポイ捨てするレベルのもので読者を引き込むなんて考えていないとしか思えない。
    しかし3ページぐらいから面白くなってきて章を読み終える頃には銀河系の歴史が知りたくなっていた。

    その後始まったラインハルトとヤン・ウェンリーはキャラクター小説のような人物造形で残念な要素ではあったが読み進めるうちに気にならなくなりどんどん彼らに興味が沸いた。

    一級品のエンタメでありSF小説だった。続きがあと9巻もある。先が楽しみ。

  • 田中芳樹によるスペースオペラ。

    年に何度かの周期で全巻読み直したくなって手放せない。
    そして読み始めたら止まらない。
    そんな魅力のある作品。

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著者プロフィール

1952年熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。1978年「緑の草原に……」で幻影城新人賞を受賞しデビュー。1988年『銀河英雄伝説』で第19回星雲賞(日本長編部門)を受賞。2006年『ラインの虜囚』で第22回うつのみやこども賞を受賞した。壮大なスケールと緻密な構成で、『薬師寺涼子の怪奇事件簿』『創竜伝』『アルスラーン戦記』など大人気シリーズを多数執筆している。本書ほか、『岳飛伝』『新・水滸後伝』『天竺熱風録』などの中国歴史小説も絶大な支持を得ている。

「2023年 『残照』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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