銀河英雄伝説〈5〉風雲篇 (創元SF文庫) (創元SF文庫 た 1-5)

著者 :
  • 東京創元社
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感想 : 82
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  • Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488725051

作品紹介・あらすじ

フェザーンを制圧下に置いた帝国軍は、今や同盟首都の目前にまで迫っていた。ヤンはイゼルローン要塞放棄を決断、民間人を保護しつつ首都へ急行する。圧倒的な優勢を誇る敵軍に対し、ヤンは奇策を用いて帝国の智将たちを破っていくが、ラインハルトの大胆な行動により、彼との正面決戦を余儀なくされる。再び戦火を交える"常勝"と"不敗"。勝者となるのははたしてどちらか。

感想・レビュー・書評

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  • 田中芳樹さんの物語の特徴って、その執筆方法にあると思うんですね

    まず、大枠が決められる
    結末とそこに至る具体的な流れ
    この銀英伝も全10巻というのが最初から決められてスタートしています
    もちろんそうでないシリーズや当初の予定から大幅に進路変更したシリーズなどもあるようですが、この銀英伝についてはそうです

    では表現方法としてこの執筆方法がどういった影響を与えるかというと
    なんとなく未来を暗示される表現が多用され、それがまたぐっときます
    または直接的に「後世ヤンは…」みたいな表現もいいんですよね

    これってまさに歴史小説ですよね
    結末が決まっている歴史小説なんです銀英伝は
    だけど実際の読者は当然結末を知らない
    読者が結末を知らない別世界の歴史小説

    ものすごい稀有なジャンルを生み出しちゃってるんですよね

    って散々語り尽くされたこの名作に今更なんか偉そうに自説を語っちゃいましたねw
    見逃してちょ!

    • 1Q84O1さん
      師匠
      ひまちゃんだったり、見逃してちょ!だったり、最近はかわいい〜路線で攻めてきますねw
      師匠
      ひまちゃんだったり、見逃してちょ!だったり、最近はかわいい〜路線で攻めてきますねw
      2023/05/14
    • ひまわりめろんさん
      銀河の覇者ってそういうことです
      銀河の覇者ってそういうことです
      2023/05/14
    • 1Q84O1さん
      銀河の覇者の今後の動向から目が離せません!
      銀河の覇者の今後の動向から目が離せません!
      2023/05/15
  • ヤンの求婚とフレデリカの舞い上がり様にすごくニヤニヤしてしまった。ラインハルトとの対決もどっちが勝つのかハラハラした。兵士の死に様は読んでて辛い。トリュートニヒトはクソ。今後はヤン、ラインハルトvs地球教徒になるのかなぁー。

  • 帝国と同盟、ラインハルトとヤンの戦いも、ついに決着です。直接対決でラインハルトを追い詰めたヤンですが、同盟元首の降伏によって帝国の勝利が決まりました。
    本巻はそれが最大の見所なのですが、個人的にそれ以上の見所だったのは、あの奥手のヤンがついにフレデリカに求婚したことでした。(^^;

  • 3.8

    前巻とは違いひたすら戦闘。
    ヤンとグリーンヒルはいきなりくっついたように感じた。
    グリーンヒルは分かるが、ヤンは一体どこで?
    そこに至るまでの描写が欲しかった。

  • 民主主義に対する信念とか、ティーンの頃に読んだら自分の核にしてたんじゃないかなーと思う。

  • 時代が動いた。

  • ヤン、退職!?隠居!!?

    んなわけないよね!

  • ついに常勝と不敗の激突。
    ヤンの求婚、ユリアンだんだん大人になる・・・。
    さてローエングラム王朝は、この先うまく国を作り上げることができるのか…。

  • さあ、折り返し地点ですよ!

    ヤンとラインハルトの直接対決そして面会。ローエングラム王朝のはじまり。などなど山場しかないような疾風怒濤の展開の連続に息継ぐ間もありません。だからヤンの一世一代の大勝負シーンがほんわかするのですけどね。
    キャラクターそれぞれの行動や言葉に、それぞれのバックボーンを感じさせるのが巧いです。それが今後への伏線ともなるのだろうなと思わされます。
    ヤンとの直接対決に於いて少し精彩を欠くかのように見えたラインハルトも、新たな温もりを感じさせるシーンがあり、今後の展開が楽しみです。

  • ターニングポイントとなる巻であろう。幾たびも変化する戦況、その結末にハラハラドキドキ。

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著者プロフィール

1952年熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。1978年「緑の草原に……」で幻影城新人賞を受賞しデビュー。1988年『銀河英雄伝説』で第19回星雲賞(日本長編部門)を受賞。2006年『ラインの虜囚』で第22回うつのみやこども賞を受賞した。壮大なスケールと緻密な構成で、『薬師寺涼子の怪奇事件簿』『創竜伝』『アルスラーン戦記』など大人気シリーズを多数執筆している。本書ほか、『岳飛伝』『新・水滸後伝』『天竺熱風録』などの中国歴史小説も絶大な支持を得ている。

「2023年 『残照』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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