銀河英雄伝説〈6〉飛翔篇 (創元SF文庫) (創元SF文庫 た 1-6)

著者 :
  • 東京創元社
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感想 : 80
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  • Amazon.co.jp ・本 (341ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488725068

作品紹介・あらすじ

今や至尊の冠を戴く存在となったラインハルトを襲う暗殺事件。各処で暗躍する"地球教団"の差し金と知り、ラインハルトは彼らの聖地たる地球に軍を派遣する。一方、悠々自適の退役生活を楽しむヤンも、己の周囲に監視網が巡らされていることに気づく。やがてある日、彼の元を黒服に身を包んだ男たちが訪れた。一度は平穏の時を迎えた銀河は、再び動乱に呑まれようとしていた。

感想・レビュー・書評

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  • SF脳ってあると思うんですよね

    SF初心者のひとやあまり読み慣れていないひとが小難しいSFを途中下車してしまったときに、SF有識者の諸先生方が仰る
    「あ〜、そこ超えると面白くなるんだけどな〜」
    の"そこ"を超えるための能力というか理解力というか、そういう脳です
    SF的な思考力であったり、単にSF知識であったりですな

    まぁ、有識者には程遠い私などは「そこってどこやねん!具体的に言えや!」と思うんですが、実はSF脳を持っていなくても”そこ”を乗り越える簡単な方法があるんです
    特別にお教えしますね

    それは…

    フルしかとです( ̄ー ̄)

    全部無視、小難しいSF用語はまだ習ってない漢字の如く読み飛ばしましょう
    大丈夫です結局物語の面白さってそこじゃないですから
    そういうのを取り去っても残っているものが本物ですから

    え?だったらSF読む必要ないだろうって?
    しまったバレた(ノ∀`)アチャー

    しかしそもそも銀英伝はSF脳を一切必要としないSFであります
    それがこの爆発的人気をもたらしてるんですよね
    ほら見ろ、SF脳に頼らなくたって面白いSFは書けるんだ

    (相変わらず中身に言及しないレビューはもはや確信犯)

    • みんみんさん
      やっぱカリスマのレビューは盛り上がるわ〜
      やっぱカリスマのレビューは盛り上がるわ〜
      2023/05/27
    • あゆみりんさん
      ですよね〜
      ひまわりめろんさん、コメント欄を葉茶目茶にしてごめんなさい。
      でも、SFは読まなくても、パチンコ屋さんやゲームで触れ合えるんです...
      ですよね〜
      ひまわりめろんさん、コメント欄を葉茶目茶にしてごめんなさい。
      でも、SFは読まなくても、パチンコ屋さんやゲームで触れ合えるんですね(⸝⸝ .ˬ.⸝⸝)
      2023/05/27
    • ひまわりめろんさん
      ええんやで
      カリスマは心が広いからええんやで
      ええんやで
      カリスマは心が広いからええんやで
      2023/05/27
  • ようやく訪れたある意味平和な世界。しかし、それが何となく納得できない意識的にせよ、無意識であるにせよ、また戦いの世界に少しずつ。
    ヤンも、何だかかわいそうと言えばかわいそうだし、何もそんなに戦争の世界に入っていかなくても思わないでもない。
    レンネンカンプ、戦の世界でしか生きられない男だったか。
    さて、また何百万の人が死ぬ戦争が始まってしまうのか・・・。

  • 前巻は派手なシーンが多かったが今回はない。
    そのかわりに自由、帝国側双方に変化もみられるが。

  • 相対的に見て平和で歴史解説の多い一冊。しかしなんと短い休暇だったことか。新しい登場人物も増えて、本当に新章が始まったという感じ。

  • しばらく地球教がらみの展開が続くかと思いきや、わずか2か月でヤンが動き出さずにおられない状況が生まれるとは…。それなら次巻でイゼルローンに残した仕掛けが明らかになるのかな?

  • ヤンとフレデリカの幸せ新婚生活にニヤニヤしたのにまさかの監視付き…。レベロは良い人そうだったのにガッカリした。レンネンカンプはカス。シェーンコップの嫌味が好き。娘との再会はどんな風になるんだろう。なんか考えてそうなオーベルシュタイン嫌い。

  • 帝国と同盟の戦いは終わりましたが、状況はまだ不安定です。ラインハルトの暗殺未遂にはじまり、せっかく待望の年金生活に入ったヤンでしたが、その生活は長くは続きませんでした。(^^;
    全体に暗い展開の中、ユリアンとカリンの出会いが救いだったかも。

  • 前巻でひと区切りがついたので、やれ平安な日々がやって来たと思ったら去って行きました。

    それぞれのキャラクターの見せ場が楽しいです。ただこの作品の場合、見せ場がそのまま死に場になる恐れもあるから怖いのですが。特にユリアンが段々と独り立ちしていく姿がいいですね。初読時はユリアンと同年代だったものでなかなか彼の魅力に気付けませんでしたけど。今や倍以上になってしまったんだなあ、シミジミ。
    ただヤンがハイネセンを離れるまでの件が、どうもモタモタしている感じも。もっと派手にドカンとやって欲しかったという思いですかね。

  • ラインハルト・ヤン双方にとってしばし休憩の巻かと思ったのは、ほんの少しで新たな火種がくすぶってなかなか平和は訪れないのですね。

  • 戦略 とは 状況 を つくる 技術
    戦術 とは 状況 を 利用する 技術

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著者プロフィール

1952年熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。1978年「緑の草原に……」で幻影城新人賞を受賞しデビュー。1988年『銀河英雄伝説』で第19回星雲賞(日本長編部門)を受賞。2006年『ラインの虜囚』で第22回うつのみやこども賞を受賞した。壮大なスケールと緻密な構成で、『薬師寺涼子の怪奇事件簿』『創竜伝』『アルスラーン戦記』など大人気シリーズを多数執筆している。本書ほか、『岳飛伝』『新・水滸後伝』『天竺熱風録』などの中国歴史小説も絶大な支持を得ている。

「2023年 『残照』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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