海王星市から来た男/縹渺譚 (創元SF文庫)

著者 :
制作 : 日下 三蔵 
  • 東京創元社
3.58
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本棚登録 : 67
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (688ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488732011
#SF

作品紹介・あらすじ

戦後最初の長編SF作家として知られた著者の、高名にして入手困難な短編集二冊を合冊し、単行本初収録の連作「浮間の桜」と短編「笑わぬ目」を加えた。巻末エッセイ=山田正紀/『縹渺譚』あとがき=今日泊亜蘭/解説=日下三蔵

感想・レビュー・書評

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  • 手に入れ損ねていた本をやっと読めた喜びって大きい!
    「海王星市から」は再読、他はお初にお目にかかりました。
    へおべおたむ・・・好きだわ~(。・ω・。)ノ♡

  • <収録作品>
    ムムシュ王の墓
    奇妙な戦争
    海王星市(ポセイドニア)から来た男
    綺幻燈玻璃繪噺(きねおらまびいどろゑばなし)
    縹渺譚(へをべをたむ)――大利根絮二郎の奇妙な身ノ上話――
    深森譚(しむしむたむ)――流山霧太郎の妖しき伝説――
    浮間(うきま)の桜 怪賊緋の鷹物語
    笑わぬ目

    巻末エッセイ=山田正紀
    『縹渺譚』あとがき=今日泊亜蘭
    解説=日下三蔵

  • 入手困難だった2冊が合本で復刊。随分前に一度、刊行予定に載ったものの、ズルズル延期になり、そのまま予定からも消えてしまったので、もう出ないんじゃないかとハラハラしていた。無事に刊行されて良かった。
    今回、復刊された本書は、ガチガチのハードSFというより、幻想的なテイストが強い。表題作のひとつである『海王星市から来た男』はハードSFっぽいが、ホラー風味の『ムムシュ王の墓』、ミステリ寄りの『浮間の桜』のように、ジャンルを跨いでいる作品が主体。
    もうひとつの表題作『縹渺譚』は、転生もののラブストーリーとして始まり、続編の『深森譚』ではまた違った顔を見せる。このシリーズ(でいいのか?)は3部作の予定で、結局、第3部が書かれなかったというのは残念だ。

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