時の果てのフェブラリー 赤方偏移世界 (創元SF文庫)

  • 東京創元社 (2025年1月30日発売)
4.00
  • (1)
  • (9)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 127
感想 : 3
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (432ページ) / ISBN・EAN: 9784488737085

作品紹介・あらすじ

さようなら、パパ。
私は永遠にあなたの娘です。

幻の傑作ハードSF復刊
書籍未収録の未完の続編を併録 解説=大森望

地球の数箇所に突如、謎の重力異常地帯が発生。周辺では激しい暴風雨が吹き荒れ、軍隊も容易に近づけない。未曾有の異常気象と今後予想される食糧難で地球は危機に陥った。原因究明が難航する中、超感覚知覚者の少女フェブラリーが招かれた。希望を託され、調査隊と彼女は旅立つ。山本弘にこの一作ありと語られる本格ハードSF! 未完の続編「宇宙の中心のウェンズデイ」を併録。著者あとがき=山本弘/解説=大森望

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

科学的考証が光る本作は、地球を襲う謎の重力異常地帯とそれに立ち向かう少女フェブラリーの冒険を描いたハードSFです。著者の山本弘は、幅広い世代から高く評価されていた作家であり、彼の作品には独特の視点と深...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 山本弘は昨年の2024年にお亡くなりになった。追悼特集等いろいろなメディアで紹介されて初めてその存在を知った。これまで本当に全く知らなかった。完全なハードSF作家で、若手から中年にかけての幅広い世代で高く評価されていたとのこと。今回の作品「時の果てのフェブラリー」を読んで、なるほどこれはハードSFだ。小松左京の流れを汲むだけあって科学的考証は目を見張るものがある。

    作品について。帯には「幻の傑作ハードSF復刊 書籍未収録の未完の続編を併録」と書かれてあった。長い文章であり、ピンとこないので、一つずつ明確化したい。まず、「時の果てのフェブラリー」は1990年に角川文庫から刊行、2001年に改訂版が徳間デュアル文庫から刊行された。本書はこれに加えて、フェブラリーの続編である「宇宙の中心のウェンズデイ」を加えて創元SF文庫から刊行された。ちなみに、ウェンズデイはフェブラリーの娘である。残念ながら「宇宙の中心のウェンズデイ」は未完である。これから面白くなってきたところで話は終わり、まさに梯子を外されてしまったと言う言葉がピッタリ。

    内容については、若干ストーリーの展開が遅い。文章に無駄が多いという訳ではないが、ちょっと説明が丁寧な部分が気になる程度。両作品とも性的表現があるが、これらは全く不要。SFファンの中には少々嫌悪感が生じるかもしれない。村上春樹の性的表現よりは遥かに弱い。村上春樹も性的表現を作品に入れなければ、比較的早めにノーベル文学賞を貰えたのに。残念ですね。「宇宙の中心のウェンズデイ」の方は、序盤で性的表現も含めた無駄な話が多かったが、もしこれから続編を作るつもりだったら序盤部分の全体に対する比率が下がるから目立たなかったかもしれない。特別な能力を持つ女の子が主役である作品に宮澤伊織の有名な「神々の歩法」があるが、たぶん本作品の影響を受けているものと思われる。これは私の全くの推測。間違っていたらごめんなさい。

    山本弘の有名な作品としてMM9シリーズがあるとのことなので、機会があれば読んでみたい。

  • 『宇宙の中心のウェンズデイ』の続きを読みたい。

  • 勢いで読んだけど、主人公が見ている世界が想像できなかった。
    <スポット>に入るところまでは分かるけど、その先はどういう風景だったのか分かるようなわからないような感じだった・・・。
    チョムスキー文法、タイガー・バターといった特徴的な用語が多いのは読んでいて楽しい。

全3件中 1 - 3件を表示

山本弘の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×