世界の果ての庭 (ショート・ストーリーズ) (創元SF文庫)

著者 :
  • 東京創元社
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本棚登録 : 170
レビュー : 34
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488744014

作品紹介・あらすじ

米国人学者と女性作家の出会い。若返る病に罹った母。異世界を彷徨う脱走兵。江戸の辻斬り。生まれては消え、広がる物語の断片。日本ファンタジーノベル大賞受賞作、文庫化。

感想・レビュー・書評

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  • 雰囲気だけで読んだ。好きな雰囲気なので味わいながら読んだ。けど最後にふわっと薄れて消えた。私は幻を読んだのかもしれない。今では読んだ時間すらも幻のように思える。

  • 5つの繋がりあるストーリーが展開する55編のショートストーリー。
    手が届きそうで届かない、どこへ行くのか、どこへ行き着くのか。
    焦燥感はない淡々とした世界は、薄いブルー。これは表紙の影響が大きい。
    世界に果てはあるのかな。

  • これは…短編?長編?ファンタジー?
    なんとも不思議な物語。
    場所も時代も視点も変わりながら、少しずつ繋がっているような…?
    脱走兵の駅を彷徨うパートが好き。
    変わった作品ではあるが、面白いかと言われると微妙でした。

  • 2013-5-7

  • たしかトヨザキ書評集から。250ページくらいの分量だけど、55章から成る、ちょっと風変わりな短編集。何となく核となる物語はありそうだけど、でもそれぞれに独立しているような話が、少しずつ、でも目まぐるしく風景を変えながら語られていく。微妙に見失いそうになることもあるんだけど、各物語の骨格がはっきりしているのと、登場人物が見えやすいおかげもあって、ついていくのは難しくない。不思議な余韻を残す小説でした。

  • 感想を述べるのが難しい作品。

    若くなる病を患う母
    階段が繋ぐ異世界
    理想の英国式庭園
    辻斬り
    ・・・

    幾つもの時代背景も登場人物も異なる物語が、数ページ単位で並列に進んでいく。

    それぞれの物語は完結するが、きちんと理屈が説明される訳ではない。

    全体的には禅問答のような問い掛けだけを残して終わる。

    たぶん入り組んでいるから読めるのであって、それぞれ単体の作品だとするとオチも薄くて退屈だろう。

    具体的な面白さは見当たらないけど、決してつまらない訳でもない。

    なんとも不思議な読後感だ。


    解説が円城塔なので、

    まあ雑に括ってしまえば、

    そういう感じの本だ。

  • 幾層にも重なる短編にずるずると引き込まれる。そして、放り出されて、おしまい。
    イギリスでたくさんの庭を見た後に読んでラッキーだった。

  • 不思議

  • [ 内容 ]
    米国人の学者と出会った女性作家の独白。
    若返る病を患い、家出から帰ってきた母。
    本所深川に出没する謎の辻斬り。
    果てのない階段がある巨大な“駅”を彷徨う脱走兵。
    光という影と、影という光で造る、理想の庭。
    ―繊細で美しい物語の断片が創る、庭園のごとき小説世界。
    翻訳家・アンソロジストとしても知られる才人の、第14回日本ファンタジーノベル大賞受賞作。

    [ 目次 ]
    リコとスマイス
    「寒い夏」
    不思議な詩
    人斬り
    ストーリー
    母のこと

    影の物語
    成慶・淇園・成章
    祖父のこと〔ほか〕

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • 9/19 読了。

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著者プロフィール

1955年生まれ。青森出身。作家、翻訳家、アンソロジスト。音楽家、音楽レーベル主宰。文学ムック『たべるのがおそい』編集長(書肆侃侃房、7号で休刊)。日本翻訳大賞選考委員。歌人(フラワーしげる)。電子書籍レーベル〈惑星と口笛ブックス〉主宰。趣味はフットサル。著書に『世界の果ての庭』(第14回ファンタジーノベル大賞受賞、新潮社2002年、創元SF文庫2013年)、『蕃東国年代記』(新潮社2010年、創元推理文庫2018年)、『ゆみに町ガイドブック』(河出書房新社・2011年)、『飛行士と東京の雨の森』(筑摩書房・2012年)、『全ロック史』(人文書院、2019年)ほか。

「2020年 『未知の鳥類がやってくるまで』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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