- 東京創元社 (2025年3月31日発売)
本棚登録 : 275人
感想 : 8件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784488745035
作品紹介・あらすじ
ハッピーエンドはどちらの道に!?
AIにはできないお仕事とは
刑務所内でタイムマシン製造!
宇宙ステーションからの逃走
未来世界での妖怪討伐
『シュレーディンガーの少女』の松崎有理が贈る
運命の分かれ道での決断を描く物語
あなたなら、どの未来を選びますか? 数学予想の証明に取り憑かれた青年と、暗号解読に人生を捧げた冒険者の最期の選択「ひとを惹きつけてやまないもの」、自分は未来人だと主張し、刑務所内で未来に帰るためのタイムマシンを手作りする受刑者の決意「未来への脱獄」、地球が滅亡する直前、高齢の男たちに愛人要員として攫われてきた宇宙ステーションから逃走する「方舟の座席」。未来世界、運命の分かれ道での決断を描く全五編。
■収録作品
「未来への脱獄」
「ひとを惹きつけてやまないもの」
「イヴの末裔たちの明日」
「まごうかたなき」
「方舟の座席」
感想・レビュー・書評
-
短編集。表題作「イヴの末裔たちの明日」は、AI搭載ロボットに職を奪われた男性が、仕事を求めて治験アルバイト(正確には有償アルバイト)をする話。AIアシスタントとしてモラヴェックが登場するので、作者の他の作品ともつながっているようです。
最後の「方舟の座席」はちょっと胸糞ですが、どの話も面白く読者をひきつける仕掛けがたくさんあります。ほんの少しの希望を残して本書は終わりますが、この先の物語も読んでみたい気がします。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最初の未来への脱獄が1番好きかな。
3点目のイヴの末裔たちの明日も、よかった。
新しい概念を取り込んで、面白い話になっている -
図書館で単行本を借りて読んで気に入っていたので、文庫になってうれしくて、すぐ買ってきた。
-
SF世界ゆえの幸せと、SF世界ゆえのディストピア感が同居してる感じがとても好き。
SFといえば未来!と思って読むと、それを裏切るようなまるで過去のお話みたいな短編があるのもまた良い。
「それがしの任務は英雄をつくりだすことだ」
↑これ、色んな意味で印象に残った台詞です -
刑務生活でタイムマシン作り。
過去と未来でトレジャーハント。
AIに仕事を奪われたヒトの暮らし。
江戸の頃を思わせる世界で妖怪退治。
囚われた宇宙ステーションからの脱出。
バリエーションあふれる5編の短編集。
常々松崎有理と柞刈湯葉は
相似形の思考回路を持ってるんじゃないかと思っているのだけれど、
ベーシックインカムが導入された世の中の姿とか、
宇宙ステーションに行けるのは金持ちの老人だけとか、
やっぱり同じような世界が描かれていてひとつ自分にQ.E.D -
20250505
-
2025-04-09
注目のリケジョ作家短編集。表題作はもちろんだが、やはり最も長い「ひとを惹きつけてやまないもの」が数学女子の面目躍如たる力作。「まごうことなき」ではこういうのも書けるんだ、という広がりを楽しめる。
著者プロフィール
松崎有理の作品
