亡霊星域 (創元SF文庫)

制作 : 鈴木 康士  大野 万紀  赤尾 秀子 
  • 東京創元社
3.97
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本棚登録 : 103
レビュー : 16
  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488758028

作品紹介・あらすじ

ついに内戦が始まった。宿敵アナーンダから艦隊司令官に任じられたブレクは反発しつつも、人ならぬ属躰であることを隠して出航する――かけがえのない人の妹が住む星系を守るため、かつての悲劇をけっしてくりかえさせないと誓って。だが乏しい情報と未熟な副官、誰が敵か誰が味方かわからない状況でどう戦う? ヒューゴー賞、ネビュラ賞はじめ7冠制覇の傑作『叛逆航路』に続く、本格宇宙SFのニュー・スタンダード第2弾!

感想・レビュー・書評

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  • 面白かったです。登場人物は男女の区別なく「彼女」と表現される。主人公の乗船する戦艦AIがの統べる乗員の情報をリアルタイムに知覚することができ、それが描写される。油断していると、誰だっけ?この人どこにいたんだっけ?なんでこんなことしてるんだっけ?と読み返すハメに。妙な緊張感のある不思議な読書体験をさせていただきました。戦艦AIがどう考えているのかが微細に描写され、説得力があるところに、著者の凄さを感じました。読むのに時間がかかったけど完結編が楽しみです。

  • 叛逆航路の続き。ラドチ3部作のうちの中にあたる。らしい。

    楽しみにしていた本。図書館で予約しておいて本当によかった。

    届いて早速読んだ。―――前作に比べて地味だった。

    でも、あいかわらずブレク視点はおもしろい。

    もうブレクは単体だけど、艦隊司令官になるとき属躰のインプラントを復活させたので、艦船<カルルの慈>のAIを通じて、さまざまな兵士の視点を見ることができる。

    一つのからだ、一つの脳しかないのに、昔属躰だったときを懐かしむように、ブレクはいつもさまざまな兵士たちの視点を覗き見している。

    読んでるこっちは、ああまた覗き見してる!と嬉しくなりながら、次々切り替わる視点についていくのに必死だ。

    それがすごく刺激的でおもしろい。

    あと、あいかわらず性別がわからなくて混乱する。

    前作でとことんダメ男だったセイヴァーデンは、今作では少し成長したようで、彼女(?だよね?彼氏じゃないよね…?)ができた。

    てっきりブレクとカップルになると思っていたので残念。ブレク自身、セイヴァーデンとエルクを結びつけたことを後悔するようなそぶりを見せるし。

    それとも、エルクって男なの……?どうなの……?ホモ…?ところで、ブレクは女性体だよね?自信がなくなってきた…。

    ていうか、そもそもこの世界において、性別って本当にどうでもいいようで、セックスは同性でもできそうだし、出産もなんかのキットを使えば男性でもできるんでしょ(なんかそういう描写が前巻であったような…)?

    本当、混乱する。

    だが、そこがいい。

  • 賞総なめの読み応えのある本格SFの続編。本作も前作に劣らずハードなSFだ。心理描写主体なので、アメリカ人には受けなかったのかな?タイトルは、こちらも、原題のアンシラリーソードのほうがぴったりくるし、かっこいいのになと思った。

  • 亡霊星域 (創元SF文庫)

  • 意欲的なSFの第二弾。慣れてきたなりに面白い。ディティールの徹底がもたらす妙な感覚、新しい景色。未読の人には第一弾から是非読んでみて欲しいです。

  • 2016/12

  • 前作から大幅にワクワクもドキドキも減少、残念

  • 傑作

  • 恒星間にわたり文明を築くに至った人類ですが、結局政治の話に戻ると。

  • ヒトではないのに艦隊司令官。一体どうやって行動していくのだろう、ブレクは。AIにも愛情と呼べるものがあれば憎悪もあるのかもしれない。乗員には人と思われているみたいだったのにそのままで行けなかったのだろうか。
    完結編が楽しみ。

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