• Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488772017

作品紹介・あらすじ

『紙の動物園』のケン・リュウ、『火星の人』のアンディ・ウィアー、『All You Need Is Kill』の桜坂洋ら、現代SFを牽引する豪華執筆陣が集結。ヒューゴー賞・ネビュラ賞・星雲賞受賞作家たちが、急激な進化を続けるメディアの可能性に挑む、傑作オリジナルSFアンソロジー! 全作が書籍初収録。序文=アーネスト・クライン(『ゲームウォーズ』) 解説=米光一成

感想・レビュー・書評

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  • まずタイトルがすばらしい。スタートボタンってすぐに押すときと、前回のことを思い出したり今日やる予定を考えたりでしばらく手がとまるときがあるが、それがこのアンソロジーでも当てはまるのだ。そしてゲームをモチーフにしているが、本当に作者によっていろいろだった。1話1話が比較的短いので、「え、もう終わっちゃった」とすぐ現実に戻されてしまうのが何だか残念に思えたが、だらだらむだに長いとたぶん飽きるだろうし……難しいところだ。

    <収録>
    『リスポーン』桜坂洋、『救助よろ』デヴィッド・バー・カートリー、『1アップ』ホリー・ブラック、『NPC』チャールズ・ユウ、『猫の王権』チャーリー・ジェーン・アンダース、『神モード』ダニエル・H・ウィルソン、『リコイル!』ミッキー・ニールソン、『サバイバルホラー』ショーナン・マグワイア、『キャラクター選択』ヒュー・ハウイー、『ツウォリア』アンディ・ウィアー、『アンダのゲーム』コリイ・ドクトロウ、『時計仕掛けの兵隊』ケン・リュウ

  • >はじめに神は画面を創造された。
    >画面は混沌であって、闇がすべてを覆いつくし、なにもなかった。
    >神は言われた。「ドットあれ」こうして、ドットがあった。ドットは光であり、画面は闇であった。神は言われた。「パドルあれ」こうして、パドルが産まれた。

    ゲームをモチーフにしたSFのアンソロジー。
    桜坂洋・アンディウィアー・ケンリュウと顔ぶれが豪華で、テーマも斬新、タイトルで面白そう!と思って手に取ったけど面白かった。原書は26篇500ページ超だということで、未訳になったのも読みたい!なんで減らしたのさ!500ページじゃ売れそうにないからか!?・・・売れなさそう・・・。


    特に面白かったのは、桜坂洋「リスポーン」
    カートリー「救助よろ」ブラック「1アップ」マグワイア「サバイバルホラー」ハウイー「キャラクター選択」ウィアー「ツウォリア」・・・挙げてくと全部挙げる羽目になりそう。

    「1アップ」が一番良かったかな。
    ネットゲーム友達が死んだというので家を訪ねると、故人の遺作自作ゲームが残されていて、そのゲーム内指令を現実でクリアしていく。最後に辿り着いた結論が・・・!というお話。緊迫感があって良かった。

    「サバイバルホラー」とか「救助よろ」のゲームが現実に侵食してくる感じもすごい好き。

    たった8ページの「ツウォリア」も好きだなー。『ふわふわの泉』『不全世界の創造手』とかみたいな、世界を良くしてくれるわくわくが素敵。いやさすがウィアー、この人は外れないわ。

    ケンリュウは、なんかSFとしてすげーって感じあるんだけど、今んところあんま好きになる短編に出会わないなー。なんか読みづらい。売れてる作家が自分に合わないのだとすると惜しいというか悔しいというか残念。

    ちょいちょいネットスラングが使われてて、原文のイメージを生かそうとしているんだろうけど、こういうスラングってすぐに風化するから今読むとちょっと恥ずかしいのが難点。と言ってもきっと原文のスラングも同じ恥ずかしさを抱えていそう。

  • 珠玉短編集。

  • ゲームがしたくなる!
    ゲーム好きには人間ドラマがドラマチックに目の前に映し出され、ゲーム未経験にはゲームの妄想が膨らむ傑作短編!

  • ゲーム小説だけどSF集じゃないかも。
    最後の短編のケン・リュウは読んだことがなかったけど、ありきたりなテーマなのに見せ方が良くて、単純に小説が上手いなぁと思う。
    一番面白かったのはお葬式にいくゲームキッズの話で、プロットの秀逸さを土台に、勧善懲悪と友情要素のバランスがいい小説だった。
    「アンダのゲーム」も、有名小説のパロディに収まらない、やや苦い後味と女の子の可愛さがいいコントラスト。

    テレビゲームで何かを表現する、またはゲームを表現する短編集だけど、小説の多くがテレビゲームを世界と結びつけているのが興味深い。私はあまりテレビゲームをしたことがないけど、一方的に鑑賞する小説や映画とは違い、コントローラーによってアバターを操作てきるゲームはより空間的に感じられるのかな。そこから発展して、立体感のある人工的な箱庭としてのゲーム空間の魅力、また現実との差や侵食をテーマとしたゲーム小説があったら読んでみたいと思った。この短編集では、女の子がエルフの王妃になっちゃう短編が一番近い?

  • ゲームSF短編アンソロジー。

    英語版の翻訳、映画化されたりした人も多い。
    ネットネイティブの前のゲームネイティブ世代が多分一番ヒットする。
    というか、特に疑問を持たないでサクサク受け入れてしまう気がする。
    と言うか割合新しい人たちの発掘先として良かった。

  • 近年の海外SF短編(主にゲーム寄り)を邦訳してくれた。VRなどの最新ゲームまで取り扱っている。日本だとこういうジャンルはラノベになりそうだがこちらは硬派。

  • あらゆるゲームのプレイ中の感覚を活かしている、そんな短編がたくさん。粒よりでどれもおもしろかった。読後感はそれぞれにさまざま。明るい話よりは、救いがないというか暗い雰囲気の話のほうが多いかな。しかしひとつ選べと言われても選べないというくらいに楽しめた。

  • おもしろかった...
    邦訳未収録のものも読みたい

  • 「1アップ」が面白い。純粋なワクワクと軽いナンセンスの丁度良さが絶妙。良作の自主制作映画のような味わい。
    ケン・リュウの「時計仕掛けの兵隊」は本当にテキストアドベンチャーみたいなメディアで読めたらよりエモいのでは。
    「プレイヤー選択」はなぜか日常系4コマっぽく感じてほっこりしてしまったけど、この読み方はオチが生きるので案外アリかもしれない。

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