スタートボタンを押してください (ゲームSF傑作選) (創元SF文庫)

  • 東京創元社
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レビュー : 36
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488772017

作品紹介・あらすじ

『紙の動物園』のケン・リュウ、『火星の人』のアンディ・ウィアー、『All You Need Is Kill』の桜坂洋ら、現代SFを牽引する豪華執筆陣が集結。ヒューゴー賞・ネビュラ賞・星雲賞受賞作家たちが、急激な進化を続けるメディアの可能性に挑む、傑作オリジナルSFアンソロジー! 全作が書籍初収録。序文=アーネスト・クライン(『ゲームウォーズ』) 解説=米光一成

感想・レビュー・書評

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  • >はじめに神は画面を創造された。
    >画面は混沌であって、闇がすべてを覆いつくし、なにもなかった。
    >神は言われた。「ドットあれ」こうして、ドットがあった。ドットは光であり、画面は闇であった。神は言われた。「パドルあれ」こうして、パドルが産まれた。

    ゲームをモチーフにしたSFのアンソロジー。
    桜坂洋・アンディウィアー・ケンリュウと顔ぶれが豪華で、テーマも斬新、タイトルで面白そう!と思って手に取ったけど面白かった。原書は26篇500ページ超だということで、未訳になったのも読みたい!なんで減らしたのさ!500ページじゃ売れそうにないからか!?・・・売れなさそう・・・。


    特に面白かったのは、桜坂洋「リスポーン」
    カートリー「救助よろ」ブラック「1アップ」マグワイア「サバイバルホラー」ハウイー「キャラクター選択」ウィアー「ツウォリア」・・・挙げてくと全部挙げる羽目になりそう。

    「1アップ」が一番良かったかな。
    ネットゲーム友達が死んだというので家を訪ねると、故人の遺作自作ゲームが残されていて、そのゲーム内指令を現実でクリアしていく。最後に辿り着いた結論が・・・!というお話。緊迫感があって良かった。

    「サバイバルホラー」とか「救助よろ」のゲームが現実に侵食してくる感じもすごい好き。

    たった8ページの「ツウォリア」も好きだなー。『ふわふわの泉』『不全世界の創造手』とかみたいな、世界を良くしてくれるわくわくが素敵。いやさすがウィアー、この人は外れないわ。

    ケンリュウは、なんかSFとしてすげーって感じあるんだけど、今んところあんま好きになる短編に出会わないなー。なんか読みづらい。売れてる作家が自分に合わないのだとすると惜しいというか悔しいというか残念。

    ちょいちょいネットスラングが使われてて、原文のイメージを生かそうとしているんだろうけど、こういうスラングってすぐに風化するから今読むとちょっと恥ずかしいのが難点。と言ってもきっと原文のスラングも同じ恥ずかしさを抱えていそう。

  • ゲームSF短編アンソロジー。

    英語版の翻訳、映画化されたりした人も多い。
    ネットネイティブの前のゲームネイティブ世代が多分一番ヒットする。
    というか、特に疑問を持たないでサクサク受け入れてしまう気がする。
    と言うか割合新しい人たちの発掘先として良かった。

  • 近年の海外SF短編(主にゲーム寄り)を邦訳してくれた。VRなどの最新ゲームまで取り扱っている。日本だとこういうジャンルはラノベになりそうだがこちらは硬派。

  • あらゆるゲームのプレイ中の感覚を活かしている、そんな短編がたくさん。粒よりでどれもおもしろかった。読後感はそれぞれにさまざま。明るい話よりは、救いがないというか暗い雰囲気の話のほうが多いかな。しかしひとつ選べと言われても選べないというくらいに楽しめた。

  • おもしろかった...
    邦訳未収録のものも読みたい

  • 「1アップ」が面白い。純粋なワクワクと軽いナンセンスの丁度良さが絶妙。良作の自主制作映画のような味わい。
    ケン・リュウの「時計仕掛けの兵隊」は本当にテキストアドベンチャーみたいなメディアで読めたらよりエモいのでは。
    「プレイヤー選択」はなぜか日常系4コマっぽく感じてほっこりしてしまったけど、この読み方はオチが生きるので案外アリかもしれない。

  •  ゲームネタSF短編集。

     短編集なので一つ一つさくっと読める感じ。
     面白かったのをいくつか。
    「救助よろ」
     タイトルが好き。原題を知りたい。いい訳だなぁ。内容も面白かったよ。絶妙に救いがあるようでない感じ。
    「1アップ」
     めっちゃ好き。いい友達だなぁ。
    「キャラクター選択」
     いろんなことができるゲームだからこそ、楽しみ方もいろいろっていう。いい終わり方。
    「ツウォリア」
     ツウォリアの会話部分の訳文が半端ない。ひと昔前の2チャン語。漏れとか久しぶりに見たわい。創造主に尽くそうとしてる健気っこ。
    「時計仕掛けの兵隊」
     話の筋自体は読めてたんだけど、ラストの文章がそうくるかっていう。このセンス好き。
     微妙だったのは「サバイバルホラー」これだけ意味がよく分からなかった。シリーズもののスピンオフ短編らしいです。
     全体的に面白いのが多かった。
     抜粋は「1アップ」より。


    「きみたちはとんでもないやつらだな」


     とんでもないやつらだからこそできたことだよ。

  • ゲームをテーマにしたアンソロジー。
    『スタートボタンを押してください』というタイトルが秀逸。タイトルだけ見た時は謎だけども、『ゲーム』がテーマのアンソロジーにこれほど相応しいタイトルは無いだろう。
    なんやかんやでこれもほぼ一気読みしてしまった。単著を邦訳して欲しい作家が何人かいるなぁ。

  • いわゆるビデオゲームを題材に12のSF短篇が集うアンソロジー。話題のケン・リュウや、「All you need is kill」の桜坂洋、「火星の人」のアンディ・ウィアーなどネームバリューのある作家もちらほら。というより、恥ずかしながらそれ以外は初めて知る作家ばかりで、ある意味新鮮なアンソロジーでした。

    個人的には次の作品が面白かったです。
    ・桜井洋「リスボーン」:リスボーンというゲーム特有用語を用いた小説。オチはちょっと弱い気がしましたが、ゲームSF小説らしさを感じる小説でした。
    ・チャーリー・ジェーン・アンダース「猫の王権」:健忘症のパートナーの治療を目的にとあるゲームを勧めたところ…ゲームは単なる娯楽に留まらず、様々な用途に用いられることもある。そんなゲームの多様性を感じる小説でした。でもなんか最後は哀しい。
    ・ケン・リュウの「時計仕掛けの兵士」:本書でのベスト。女バウンティ・ハンターは依頼どおりターゲットを確保するが、帰還の宇宙船で暇つぶしにターゲットが作成したテキスト・ゲームをはじめてみたところ…巧みなストーリーテリングは流石。

  • ゲームをテーマにしたSF短篇アンソロジー。
    ゲームを扱った作品と言っても様々なパターンがあり、ゲームをやることがストーリーの基軸となるもの、ゲームの中の世界が書かれたもの、ゲームのような展開があるもの、などなど。それぞれゲームに対するアプローチが違っており、こんな風に扱うこともできるのかと驚かされるアンソロジーでした。

    死んだ時に近くの人間に乗り移ってしまう男、友が残したゲームには友の死の真相が隠されている、脳の障害による病気の治療に効果があるというシミュレーションゲーム、命を懸けたパズルゲームの行方、FPSゲームの私ならではのプレイ法、MMORPG内のミッションでリアルマネーが手に入る理由とは。
    どれもゲームの魅力と小説の魅力が融合し、思いもがけない展開に目を見張ります。

    ゲームは元々大好きでずっとやっていたのですが、ここ15年くらいはご無沙汰しているんです。その間に様々な新しいゲームが現れ、新しい世界が広がり、新しい遊び方が増えてきました。
    このアンソロジーに出てくるゲームにも驚かされることしきり。そうか今はこんな楽しみ方もあるのかと、ゲーム熱も再熱させられそうでした。
    実に贅沢で満足度の高いアンソロジーです。

  • ゲームSF傑作選 『紙の動物園』のケン・リュウ、『All You Need Is Kill』の桜坂洋、『火星の人』のアンディ・ウィアーら、現代SFを牽引する豪華執筆人が集結。
    ゲームと小説の新たな可能性に挑む。
    本邦初訳10編を含む全12編を厳選した傑作オリジナルSFアンソロジー。
    (あらすじより)

    ぶっちゃけヒュー・ハウイーの短編か読みたかっただけでした。

    かなり贔屓目ですが、やっぱり一番面白いですね。

    しかし、短編では物足りないですな。
    ガッツリな長編が読みたいです。

  • ゲーム関係の短編集として面白かった。

  • Webミステリーズ! : 米光一成/『スタートボタンを押してください ゲームSF傑作選』解説(全文)
    http://www.webmysteries.jp/sf/yonemitsu1803.html

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    『紙の動物園』のケン・リュウ、『All You Need Is Kill』の桜坂洋、『火星の人』のアンディ・ウィアーら、現代SFを牽引する豪華執筆陣が集結。ヒューゴー賞・ネビュラ賞・星雲賞受賞作家たちが、急激な進化を続けるメディアの可能性に挑む、傑作オリジナルSFアンソロジー! 全作が書籍初収録。序文=アーネスト・クライン(『ゲームウォーズ』) 解説=米光一成
    http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488772017

  • 個人的にかなり楽しめた。

    ビデオゲームやインターネットゲームに関する短編集。『紙の動物園』のケン・リュウや『火星の人』のアンディ・ウィアーなど有名な作家が多い。
    ネット用語で話すネットワークプログラムとプログラム作成者の会話の話やゲームプレイヤーの好みによってゲームの物語が変わる話、アンドロイドと人間の違いなど古典的な内容の話まであり、好みのものが多かった。短編の前に簡単なあらすじが書かれているので読書慣れしていない自分でもある程度内容を把握して読めるので、話がすっと理解しやすかった。

  • ちょっと合わない・よくわからない作品もあったけど、面白かった!

  • この本を読んで、ゲームブック、テーブルトークRPG、テキストアドベンチャーゲームに興味が湧いた。

  • ビデオゲーム×SFをテーマにしたアンソロジー。
    全部で12作品載っていて、自分的に特に印象深かったのは、「猫の王権」(チャーリー・ジェーン・アンダース)。
    主人公が認知症の改善に効果があるという評判のVR国家運営シミュレーションゲームを同性のパートナー(認知症)にプレゼントするんだけど、そのパートナーはVRの世界でものすごい政治家になっちゃって、もはや主人公とは違う世界の住人になってしまう、っていうお話。
    ゲームにのめり込むにつれて、主人公を必要としなくなってくるパートナーと、それを受け入れざるをえない主人公の悲しみが切ない……
    最後、主人公が同じような境遇のひと(新しいパートナーになりそうな予感)と出会うところが救い(><)
    あと、「アンダのゲーム」(コリイ・ドクトロウ)も良かった。
    主人公に感情移入できて、最後は気分爽快のハッピーエンド(^○^)

  • 桜坂洋「リスポーン」
    デヴィッド・バー・カートリー「救助よろ」
    ホリー・ブラック「1アップ」
    チャールズ・ユウ「NPC」
    チャーリー・ジェーン・アンダース「猫の王権」
    ダニエル・H・ウィルソン「神モード」
    ミッキー・ニールソン「リコイル!」
    ショーナン・マグワイア「サバイバルホラー」
    ヒュー・ハウイー「キャラクター選択」
    アンディ・ウィアー「ツウォリア」
    コリイ・ドクトロウ「アンダのゲーム」
    ケン・リュウ「時計仕掛けの兵隊」

    桜坂洋の「リスポーン」目的で読んだ。最後が微妙なことも多いけど、やっぱり桜坂さんの設定好きだなあ。
    あとは海外作家ばかりだったので、せいぜいケン・リュウをかろうじて読んだことがあったくらいだったのだけど、なかなか面白く読めた。「1アップ」「キャラクター選択」が特に好き。

  • ケンリュウの時計仕掛けの兵隊はさすが。アンディーウイアーのツウオリアは火星の人の楽天的ストーリ-そのまま。他の作者は知らない人だったが、それぞれ面白い。中でも良かったのはホリーブラックの1アップ。葬式で死んだ人の作ったゲームを見つけて・・というお話。テキストアドヴェンチャーが好きみたい。

  • SF短編集。ゲームがわからないと、何が何だかわからないだろうな。

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