ナイトハンター 3 (創元ノヴェルズ フ 1-3)

著者 : ロバート・フォールコン 嶋田洋一

• 東京創元社 (1989年8月1日発売)

作品紹介・あらすじ

「西から"危険"がやってくる」エレンの霊が、ダン・ブレイディに告げた。だがそれは一体、どんな"危険"だというのだろう?一方、彼のもとに送り込まれた愛娘の心霊像を手掛かりに、ダンはペニン山脈の麓の町、キャステリグへ赴く。そこで彼を待ちうけていたのは、奇妙な少女と老人だった。アラクネーの被害者だという彼らから告げられた、響くべき計画とは?…血と殺戮を求める悪霊たちの響宴が、いま始まろうとしている。

感想・レビュー・書評

[クークーさんの感想 · 2021年1月14日]

超常現象研究家エレンの霊がダンに様々な忠告やアドバイスをくれる。ダンに送られた娘の心霊像を手がかりに彼はペニン山脈の麓、キャステリングに赴く。そこでダンはアラクネーの被害者という少女と老人に会う。そしてアラクネーの恐るべき計画を知る。どんどん行きます。黒魔術などオカルト要素も丁寧に説明されるが、ダンはその道の専門家ではなかったし、むしろエレンのような霊や運に助けられて戦うきらいがある。アメリカ小説なら血だらけでも立ち上がる父親だったろうに。ちょっと残念