鏡の国のアリス: 新注

  • 東京図書
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784489004476

感想・レビュー・書評

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  • まだネタあったんかい
     の次に、『カツラを被ったスズメバチ』が訳出されて入る。
     「Vorpal blade Snicker snack」
     を、語感含めて訳すみたいな作業が終始。すごいといふか、「しょーもなー」感があるが、冒頭の詩の、「ふれざんす」って日本語はあるんだよ!!とか力説したい気もしないではない。
     あとがき見て、まづ、そこに書いてあるアレは、『不思議の国の~』に出てきたのでそっちを見る。おお、さういふ風に訳されとる。
     あのパオンはなんか必然性があると言ふ恐るべき事実が!!アレはこんなわけだった!!とか面白い。

  • 読了日不明。志木街道沿いにあった文教堂書店にて購入。柳瀬尚紀の軽妙洒脱な訳文のほうが好みだが、こちらの精緻な訳も素晴らしい。幻の挿話、ガードナーによる注釈、ピーター・ニューエルの挿絵等、手許に置いておきたい逸品。

  • 新注 鏡の国のアリス 作者であるルイス・キャロルの作品です。

  • 2010/4/9 借りる、 4/19 読み始める。4/25 途中で保留。
    ページが上下に分けられ、下部にマーティン ガードナーによる注がびっしりのっている。
    前書きやあとがき、本文の最初には目を通したけれど、
    初めて読むのには、向かない気がして、後は保留しました。

    「鏡の国のアリス」の言葉遊びや 深い内容が知りたい人にはお薦めです。

    内容 :
    「不思議の国のアリス」とならび、ルイス・キャロルの不朽の名作である「鏡の国のアリス」。
    様々な解釈がされてきたこの作品を思いっきり自由に注釈した書。
    スピーディーかつ上質な笑いが楽しめる。

    著者 : ルイス キャロル 1832年生まれ。
    有名なパブリックスクール、ラグビー校に入校したが肌に合わず、ノンセンス詩や漫画を書いていた。
    言葉遊びを駆使したその作品は世界中で愛読されている。
    挿絵 : ピーター・ニューエル
    注釈 : マーティン ガードナー
    翻訳 : 高山宏

  • 地元図書館933キ

  • ルイス・キャロルの不条理な言葉遊びがかえって知的に思えて、知らずに鏡の向こう側へ堕ちてしまい、私にとって全く知らないチェスゲームに巻き込まれていた。

    全く知らないはずなのに、中学生の頃英語の教科書に載っていてお気に入りだっだハンプティ・ダンプティに再会し、懐かしさとうれしさでいっぱいのままゲームは続く。

    この注釈は大人でないと理解するのが難しく、理解できるほどの大人でないとこの注釈を読み解けない。大人が鏡の国で大人になっていくためのチェスの指南書がこの注釈といえる。

    更に失われたピースなどないこの物語に失われたピースが突如オークションに現れる。「カツラをかぶったスズメバチー『鏡の国のアリス』の削除部分校正部分ゲラ刷り」。
    このピースの登場は今まで続いていたゲームが消滅し、全く知らないゲームが既に始まっていたかのような錯覚が私の中へ倒れこみ、その重みで私もよろめき、また倒れゆく。

    詳註を読み直し、新注を再度読みして、それを何度か繰り返してやっと、合わせ鏡の間にできた「アリスの世界」を、不条理という名の正常な目で正視するに至る。

  • 1994/8)
    2 点の全新品/中古商品を見る ¥ 2,200より

  • 鏡の国のアリスの注釈書として読むと面白いです。
    少し古いのが残念。

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著者プロフィール

ルイス・キャロル (Lewis Carroll, 1832-98)
イギリスの作家。本名Charles Lutwidge Dodgson(チャールズ・ラトウィッジ・ドッドソン)。チェシャー州の牧師の家に生まれ、オックスフォード大学クライスト チャーチ学寮に学び、卒業後、同大学の数学講師となる。『不思議の国のアリス』(1865)、『鏡の国のアリス』(1872)の作者として最もよく知られているが、本来の数学者・論理学者としての、また最初期のアマチュア写真家としての功績も高く評価されている。

「2021年 『鏡の国のアリス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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