議論の技法

  • 東京図書
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784489020940

感想・レビュー・書評

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  • ディベート(論証)におけるトゥールミン・モデルの基本書。
    データと結論を論拠(warrant)が結ぶ。

    より分かりやすい本として、
    「新版 議論のレッスン (NHK出版新書 552)(福澤一吉)」(2018/05/08)
    「議論のレッスン (生活人新書)(福澤一吉)」(2002/04/10)
    がある。

  • 東2法経図・6階開架:116A/To47g//K

  • 『議論の技法--トゥールミンモデルの原点』

    原題:The Uses of Argument. updated.ed
    著者:Stephen Edelston Toulmin (1922-2009)
    訳者:戸田山和久、福澤一吉

    四六判 384頁 本体3200円+税
    ISBN 978-4-489-02094-0 C0030

    スティーヴン・トゥールミン著The Uses of Argumentアップデート版の全訳。著者はクリティカル・シンキングにおける「トゥールミンモデル」の生みの親として名高い。データと結論を論拠(warrant)が結び、論拠にさらに裏づけがなされる、という例のヤツである。しかし、本書の射程はクリティカル・シンキングの理論的基礎を与えることにとどまらない。むしろ、トゥールミンモデルは、彼の目指すよりスケールの大きな哲学的作業のための「道具」になっている。


    【簡易目次】
    序論
    第1章 議論の場と様相
    第2章 蓋然性
    第3章 論証のレイアウト
    第4章 実践的な論理と理想化された論理
    第5章 認識論理論の起源
    結論

  • どのジャンルにもバイブルと呼ばれる本があります。

    本書はアシュアランスケースやD-Caseのバイブルです。
    まずは副題の「トゥールミンモデル」という言葉を記憶しておきましょう。
    何かの折に「D-Caseの本質ってトゥールミンモデルだよね」というとちょっと尊敬の目で見られるかもしれません。でも、尊敬はされても、内容の理解が無ければ何の役にも立ちません


    さて、あるジャンルを勉強する際にそのジャンルのバイブルは必ず読む必要があります。
    言い換えると、そのジャンルを開拓した人の考えに触れることがとても重要です。

    たとえば、バランススコアカードで言えば、キャプランでしょうし、ソフトウェアのテスト技法で言えばバイザーでしょう。

    しかし多くのバイブルと称される本は難解です。
    本書も(翻訳の問題もあるようですが)難解です。

    そんなときにどうしたらよいかと言うと、一つとしては「100回読む」という方法があります。
    でも、私は、したことがありません。バイザーですら通し読みは3回だけです。

    では、どうしているかというと「写経」です。
    プログラム言語やVDMやAlloyなどの形式記述言語の本なら載っているプログラムを書き写して動かします。

    本書のような一般的な本の場合は全文書き写すのは大変ですので、本の中の図をPowerPointに写経します(引用元を書いておくといつかプレゼンで使えます)。

    私が『事例とツールで学ぶHAYST法』を書いたときにも編集者の方から「VerificationとValidationの違いについて、分かり易い図にしてください」と言われました。
    そう。図と言うものは文章だけだと分からない概念を分かり易く説明するものですから写経するのにうってつけなのです。

    本書には「バミューダに生まれた人は、英国民だろう?」という図があるのですが、私はこれを写経しました。

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