数学者の哲学+哲学者の数学―歴史を通じ現代を生きる思索

  • 東京図書
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784489021039

感想・レビュー・書評

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  • サイエンス
    哲学
    数学

  • 数学と哲学の関係について、きちんと数学者と哲学者が対話しながら書かれた本というのは今まで見たことがない。数学者から見た考え方についての解説や、数学について哲学者が考えていることの数学者への確認、といった内容はほぼ類書がないように思う。必ずしもまとまった見解があるわけではなく、話もいろんなところに跳んでいるが、いろいろ考える材料になる。わけのわからない数学的な概念がふりまわされがちな”現代思想”の愛読者は一度読んでみるといいのでは。

  • おもしろかった。野家さんの知識が一番幅広い感じがして、数学者は社会のことにはあんまり関心がないというかんじ。
    数学が震災後/技術革新の中でできることは100%の安全はないという「立ち止まって考える」余白を与えること。だそうだ。
    それをできる学問はあまりないそうだ。

    人文系の先生はこういう視点をもっている人が多いと思うけど、数学ができて技術を理解できて、かつそれでも100%がない、という根拠が示せるのが数学だけという意味かな。。
    でも数学をやっているひとは本当に社会に関わりたがらないな、ちょっともったいない。

  • 科学は「未知の探求」、哲学は「既知の探求」である、という箇所が印象的だった。

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著者プロフィール

前明治大

「2023年 『数論入門事典』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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