センスをみがく文章上達事典 新装版

著者 : 中村明

• 東京堂出版 (2016年12月10日発売)

作品紹介・あらすじ

「はっきりと」正しく伝わる文章を書く基本的技術、「ゆたかに」表現技法の実例と共に効果的表現を駆使できる文章力。そして、「文体をしなやかに」難関解決や自己スタイル確立など高度な諸問題・・・　入門からプロの文章作法まで解説。

感想・レビュー・書評

[みさとさんの感想 · 2022年9月19日]

わかりやすい文章を書くための基礎的な技術から、読者の心を動かす表現のテクニックまで、タイトルにあるように「辞典」の形式でまとめられている。後半の「研く」の章が特におもしろかった！　どんな表現がどんなふうに響くのか、実例を交えながら解説してもらえる本は他になかなかないかもしれない。いい文章を書くって難しいけど、まずは基礎体力づくりから頑張りたい。

【読んだ目的・理由】文章の勉強のため
【入手経路】買った
【詳細評価】☆4.1
【一番好きな表現】書く側で時間をかけないと、読む側で時間がかかる。（本文から引用）

[シュ乱Qさんの感想 · 2021年1月29日]

今まで雑に書いててごめんなさいって気分になってきた。
漸層法や曲言法など、学校で習っていないような表現技法が取り上げられていたり、句読点の付け方まで説明されていたりと、痒いところに手が届く一冊。
文章書く時の辞書の大切さを感じた。

著者プロフィール

1935年、山形県生まれ。早稲田大学大学院修士課程修了。国立国語研究所室長、成蹊大学教授を経て、早稲田大学教授（日本語研究教育センター所長）、現在は名誉教授。日本語文体論学会代表理事、現在は名誉顧問。主著に『日本語レトリックの体系』『日本語文体論』『日本語 語感の辞典』『日本語 名表現辞典』『日本語 笑いの技法辞典』『新明解 類語辞典』『類語ニュアンス辞典』『美しい日本語』『日本語の勘』『日本語名言紀行』など。

「2023年 『文章作法事典』 で使われていた紹介文から引用しています。」