1日5分! 教室で使えるコグトレ 困っている子どもを支援する認知トレーニング122
- 東洋館出版社 (2016年11月2日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784491032801
作品紹介・あらすじ
学習への取り組み、感情のコントロール、人との接し方……発達障害に限らず、学校で困っている子どもは学習・生活面で共通した課題を持っています。そういった子どもたちの課題に、認知面で背景から支援するのがコグトレです。
コグトレは、学習面・社会面・身体面という3つの観点からアプローチすることで、子どもたちの課題に包括的に応え、支援を通して能力の向上を図ることができるトレーニングです。本書では、クラスでコグトレを実施するための全122ワーク・全157回分を収録し、一年をかけて子どもを支援していくことができます。
困っている子だけでなく、クラス全体で互いに楽しみながら認知の能力を育み、子どもたちの困りを解消していくために最適なトレーニングです。もちろん、個別に支援が必要な子どもに特化した使い方も紹介しています。
◎コグトレってなに?
認知○○トレーニング(Cognitive ○○ Training)の略称で、学習面を育てる「認知機能強化トレーニング」、社会面を育てる「認知ソーシャルトレーニング」、そして身体面を育てる「認知作業トレーニング」から構成されています。子どもたちが学校、それから社会で困らないように、この3つの方面から子どもを支援する包括的なプログラムです。それぞれのトレーニングを積み重ね、子どもたちの困難に背景から迫ることで、子どもの見取りと支援を進めていきます。
詳しくは、コグトレ研究会ウェブサイトをご参照下さい。
感想・レビュー・書評
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2階書架 : WS350.6/MIY : https://opac.lib.kagawa-u.ac.jp/opac/search?barcode=3410168050
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★★★
今月3冊目。
これは発達障害とか知的の子のワーク。
色々想像させたり考えさせる。勉強なんかよりこういうトレーニングありだろ。 -
教室で使えるものを検討
ノートにまとめた -
つながり:
『思春期学基本用語集日本思春期学会編』
『52ヘルツのくじらたち』
『社会的弱者にしない 自治体法務』
困っている子だけでなく、クラス全体で互いに楽しみながら認知の能力を育み、子どもたちの困りを解消していくために最適なトレーニング。個別に支援が必要な子どもに特化した使い方も紹介している。 -
宮口幸治の「ケーキの切れない非行少年たち」を読んで、こちらも読んでみたいなと。
2020年に発刊されている「医者が考案したコグトレ・パズル」は恐らく幼児教育で行われるドリル的な"認知能力"を高めるためのドリルっぽいが、2016年に発刊されている本書がその前書となるのかな。ただ恐らく本書はドリル的なトレーニング手法のみの紹介ではなく、そこに至る多少の筆者の流れや事例紹介などもあるのかなと推測中。 -
覚える、数える、写す、見つける、想像するといった認知機能のトレーニングだけでなく、感情のコントロールや人との接し方も学べるコグトレが満載。
ワークシート形式にまとめられており、すぐに使えてとても有難いです。
発達通級指導教室担当に必携の一冊です! -
とても分かりやすく現場で使いやすい。
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コグトレとは認知面を伸ばすトレーニングであり、
①社会面・・認知ソーシャルトレーニング(Cognitive Social Training:COGST)
②学習面・・認知機能強化トレーニング(Cognitive Enhancement Trainig:COGET)
③身体面・・認知作業トレーニング(Cognitive Occupational Training:COGOT)
から成るということです。小学生3年~向けかな?「同じ絵を見つけよう」という課題から始まります。
けっこう難しかった…。