人的環境のユニバーサルデザイン

  • 東洋館出版社
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本棚登録 : 193
感想 : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784491039466

作品紹介・あらすじ

「『気になる子』を気にしすぎる子ども」
「友だちを傷つける子ども」
「愛着に課題がある子ども」
「険悪な関係の子ども」
「何らかの配慮が必要な子ども」
など・・・どのクラスにもこのような子どもたちはいると思われます。

しかし、この子どもたちに教師がケアをせずにいると
次第にクラスは荒れ、いじめが起きやすくなり、
学級崩壊へとつながるかも知れません。

そのような子どもたちも含め、クラス全員が安心して学べる場をつくる。
これが「人的環境のユニバーサルデザイン」です。

本書では、子どもたちの心理や置かれた環境から行動の原因をさぐり、
さまざまな事例を踏まえ、具体的な手立てを解説します。


執筆陣は、ユニバーサルデザイン・学級経営・特別支援教育の日本を代表するエキスパート

阿部利彦(星槎大学大学院教育実践研究科教授)
赤坂真二(上越教育大学教職大学院教授)
川上康則(東京都立矢口特別支援学校主任教諭)
松久眞実(桃山学院教育大学教育学部教授)

感想・レビュー・書評

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  • 人的環境のユニバーサルデザイン。 阿部利彦先生、赤坂真二先生、川上康則先生、松久眞実先生の著書。人的環境のユニバーサルデザインという言葉は初めて聞いたけれど、 子どもたちが全員安心して学べる場を作るための環境づくり、環境整備と考えれば、それほど難しくはない内容。問題行動を起こしてしまう子どもや自分勝手な言動で和を乱してしまう子ども、いわゆる問題児のレッテルを貼られてしまった子どもを疎外してしまうのは簡単だけれど、そうではなくて人的環境のユニバーサルデザインを考えた環境づくりをすることが何よりも大切。

  • 授業のユニバーサルデザインは良く聞くワードだが、
    「人的環境」のユニバーサルデザインというワードは今回初めて知った。
    要するに、全ての子どもたちが安心して学べる人間関係をクラスの中で築くということだ。
    そのためには、教師のあり方と指導をしっかり結びつけて考える必要があると本書を読んで思った。
    子どもたちとの関係、子どもたち同士の関係性に対する本書の対応は特別新しいものではない。
    それを頭で分かっていても、教室での自分の行動に反映するためには、自分自身のあり方を振り返り、改善していくしかないと改めて感じた。

  • 方法論だけでなく、一人ひとりの子どもへの愛情が大切で、その上で教師が学んだり、工夫したりしながら日々実践していきたいと思った。

    ※付箋を貼った箇所
    「学級目標を具体化するための言動のリスト」
    「秩序ある学級づくりの視点」
    「しゃべり方の工夫」
    「人的環境UDは、子ども同士が支え合う•学び合うクラス環境を育てること」
    「信頼関係なくして指導なし、ふれあいなくして信頼なし」
    「不適切な行動に注目しない、適切な行動に注目する」
    「言葉の指導は、傷口に絆創膏を貼るようなもの(応急処置)。次はけがをしないように子ども同士の信頼関係を育てる指導(体質改善)」
    「人間関係に上下関係を持ち込ませない。発言量をそろえる」


  •  一年前くらいに読んだことがあって、今回こがた兄さんに影響されて再読したにゃ。

     すべての子どもたちのよりよい学習に向けて包括手に同アプローチしていくかという子どもたちの育ちに関わる大人としてとても大切な在り方や考え方、方法が、4人のスペシャリストの視点から語られているにゃ

     各章とも、教育のユニバーサルデザインのポイントが箇条書きや図で示されているので、理解しやすく記憶にも残りやすいにゃ

     特支の相談を受けたときに私が偉そうに話すことはだいたいこの本に書いてあることを実体験と混ぜ合わせたことだったんだにゃあと再認識したにゃ

     今まで読んできた本の中で納得できた本や著者の本が多数参考文献で出てきて、これが自分の考えと合う要因なのかもなぁと思いにゃした。

    P159
    「Aさんがすぐにみんなと同じように行動するようになったわけではありませんが、担任の声かけは比較的素直に聞き入れるようになりました。」

    こういうことの積み重ねやマインドを忘れずに子どもたちと成長できる人でいたいにゃあ〜

  • 「人的環境のUD」の最優先課題は「教師のあり方」。大人の決めた譲れないラインが、子どもの実態に見合ってないとき、それはもはや双方にとって「苦しみの種」にしかならない。とんな問題行動をする子も、フルタイムではなくパートタイムであり、長所と短所をもっているという人間観が担任の指導に見えます。大きく頷ける言葉がたくさんあり、自身の言葉かけや立ち振る舞いを振り返る良いきっかけになった。
    結局は教師の人としての成長がクラスの安心や子どもの成長につながる。子どもも大人も一緒であり、認めてもらえる環境で安心して過ごしたいって思っている。その場、その場の感情に流されず、その子にとっての過ごしやすさを考えていきたい。

  • 「安心感」

  • 人的環境のユニバーサルデザイン
    間違っていいと思える環境
    間違いを許せる環境
    上下関係が生まれる要因 発言量

  • 2020年04月19日読了。

  • 読了20200308

  • グッドポーズなどのフィジカルサインはやったことがなかったので取り入れたい。

    静寂の時間、無風状態、発言量を揃えるなどは意識しつつもできてなかった。適切な状況の注目も疲れているとそうはいかないことが多かったので気をつけたい。

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著者プロフィール

星槎大学大学院教育実践研究科教授。日本授業UD学会湘南支部顧問。東京障害者職業センター生活支援パートナー(現・ジョブコーチ)、東京都足立区教育研究所教育相談員、埼玉県所沢市教育委員会健やか輝き支援室支援委員などを経て現職。長年、発達障害がある子とその家族の相談支援に携わり、その豊富な経験から全国各地で多数の講演会や研修会の講師を務める。主な著書に「決定版!授業のユニバーサルデザインと合理的配慮」(金子書房)、「人的環境のユニバーサルデザイン~子どもたちが安心できる学級づくり」(東洋館出版社)などがある。

「2021年 『これで書ける!サクサク作文サポート[小学校編]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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