「立体型板書」でつくる国語の授業 説明文

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  • Amazon.co.jp ・本 (112ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784491043586

作品紹介・あらすじ

一人ひとりを力強い読み手に育てる、
論理的思考ツールとしての板書――「立体型板書」でつくる国語の授業

「立体型板書」とは?

考えを整理するための従来型の「羅列型板書」から、子どもの「思考」や「気付き」を促す「論理的思考ツール」としての板書の機能を果たす未来志向の板書の形です。
国語授業における「立体型板書」には10のバリエーションがあります。

○類別型
○対比型
○ベン図型
○構造埋め込み型
○問答・変容型
○人物相関図型
○スケーリング型
○移動型
○穴埋め型
○循環型

それぞれ、「比較・分類」「関係付け」「類推」の3つの論理的思考力を引き出し、子どもの「思考プロセス」を可視化するのに適しています。

「立体型板書」でつくる国語の授業

本書では「立体型板書」を生かした授業展開を20例掲載しています。
授業づくりの際のポイントは2つ。

「立体型板書」を生かす授業展開
「立体型板書」のよさを生かすために、授業展開の形を提案しています。
 ①問題意識の醸成
 ②学習課題の提示と個人思考
 ③考えの交流
 ④思考の深化
 ⑤学習のまとめ・振り返り
上記の流れに沿って授業を行うことで、だれでも、いつからでも「立体型板書」の国語授業を行うことができます。
まずはこの授業展開で「立体型板書」を活用し、慣れてきたら自分なりにアレンジしてみましょう。

考えを深めるための補助発問
「立体型板書」で生み出された、子どもの「思考」や「気付き」を授業のねらいに合わせて収束させ、深めるための発問です。
説明文の場合、「分かっているようで実は分かっていない部分」、特に内容だけでなく書かれ方にも着目させるような発問が必要です。
「立体型板書」で思考を可視化したからこそ、発問が生きてきます。

「立体型板書」は必ず子どもたちの読みを変えます。
ぜひ、本書を参考に「立体型板書」の国語授業を始めてみてください。

著者プロフィール

東京都・八王子市立第三小学校教諭
1986 年生まれ。創価大学大学院教職研究科教職専攻修了。世田谷区立玉川小学校、八王子市立七国小学校勤務を経て現職。全国国語授業研究会理事。東京・国語教育探究の会事務局長。国語教育創の会事務局。
著書に『物語の「脇役」から迫る 全員が考えたくなる しかける発問36』(分担執筆)、『「めあて」と「まとめ」の授業が変わる「Which 型課題」の国語授業』(分担執筆)、『「立体型板書」の国語授業 10 のバリエーション』『「立体型板書」でつくる国語の授業 文学』『「立体型板書」でつくる国語の授業 説明文』(いずれも東洋館出版社)がある。
最新の研究・実践はTwitter アカウント(@numataku2525)にて発信中。
[2021年10月現在]

「2021年 『書かない板書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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