むずかしい毎日に、むつかしい話をしよう。

  • 東洋館出版社 (2024年3月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (200ページ) / ISBN・EAN: 9784491054544

作品紹介・あらすじ

答えは出ないかもしれないけれど、あなたといっしょに考えたい30の「むつかしい話」
本書の概要
特別支援学校の先生をしながらSNSで発信を続ける平熱(@365teacher_)さん。
働きながら考えた毎日の「むつかしい話」を一冊にまとめました。
毎日いろんなことがあるけれど、強くも大きくもならないまま、自分やだれかをいまより少しだけ大切にするために、「平熱」マインドセットに触れてみませんか。

本書からわかること
「このむつかしい話わかる?」
平熱さんがSNSで問いかけてきたのは、答えの出ない、けれども等身大の「むつかしい話」です。
・必要なのは「休み」じゃなくて「休養」なんだ。
・ルールは守らなきゃいけない。でも、ルールがまちがってるかもしれない。
・がんばってる人を見たときは「あの人がんばってるな」で止めておく。
「どうしようもない」ことを毎日かかえながら、それでも進むための鍵が「むつかしい話」にあります。

悩んだ先にだけ咲いてる花があるかもよ
これを読んでも成功者になるわけじゃないしお金持ちになるわけじゃない。人生が劇的に変わるわけでもない。
それでも、やさしいあなたが、やさしいことを理由に傷つかないために。
弱さを抱えたまま生きていくために。
就業時間だけ目一杯プロでいるために。
本書といっしょに、「むつかしい話」を考えてみませんか? 

こんなときにおすすめ
・答えの出ないことをだれかと考えたくなったとき
・がんばりたいと思ったとき
・もうがんばれないと思ったとき
・なりたい自分が見つかったとき

感想・レビュー・書評

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  • うんうん。
    なるほど、そう思う。

    それを分かりやすく、そして面白く書いてくれているので、本に馴染みのない人でも楽しく読むことができそう。

    さっそく一緒に働く人にオススメしてみよう。

  • 2人の子育てをしてきて、男女問わず、「平熱」で生徒に接してくれる先生ってありがたいなぁって思ってました。著者の平熱さんみたいな先生がたっぷり居てくれたら特別支援だけでなく世界は素敵だろうなって思います。とりあえず、そんな接し方ができる親でいたいです。

  • "あっ、これなら読めるかも。"

    教育現場の「むずかしい」を「むつかしい」にかみ砕き、飲み込みやすくした一冊。自分を見つめ直すヒントを与えてくれたり、労ってくれたりする言葉の数々。読んでいると何だかホッとする本です。「平熱で、ゆるい地獄を生きていこう」。

  • 平熱先生の言葉は凝り固まったわたしの頭を柔らかく解してくれる。仕事として子どもと関わる上で持っておきたい視点、何かと生きづらいこの世の中を生きる上で大事にしたいことが詰まった1冊。

  • 同業者の本、つい購入。
    日頃漠然と思っていることを、とてもわかりやすい言葉でまとめてあって感動した。こんなふうに人に伝えられるってすごいこと!
    Xでも笑いと元気をもらっています。

  • とても優しい本。

  • こんなにもさりげなく、
    でも肚落ちする言葉を紡げることが
    素敵で羨ましい。

    ・学校はだれかにとっては「逃げられない場所」
    ・山盛りのサポートを、
     ひとつずつ減らしていきましょう
    ・避けたいのは、
     うんうんと悩むだけの時間を消費すること
    ・自分だけいい格好だけしようとする
     「ツッコミ」の多いこと多いこと
    ・「ネガティブの肯定」と「未来のポジティブ」を
     同時にもつ
    ・なにかしらの依存度を下げる
    ・「傷」に貼った絆創膏を、
     いつかだれかのために

  • 去年できたことがもし今年できなくなったら、それは‘できる’ではない。あなたは去年の“できた”を気にしないでいい。“できた”を“できる”にしていくことが大事。
    特別支援学校で教えることは保護者が「子供に身につけて欲しいこと、できるようになって欲しいこと」
    コントロールできないことにクヨクヨ悩む必要はない。自分のメンタルはコントロールできない。
    “ネガティブの肯定”と“未来のポジティブ”を同時に持つ。それは、“できた方が良い”と“できなくてもなんとかなる”を両方持つこと。

  • 購入して読み。
    平熱先生はX(旧Twitter)でずっと追いかけている。
    名文が多すぎて。こんなこと言える、こんな気持ちで動ける、セクシーでお茶目な大人に、私もなりたい。

    (20240624)
    ・p3 うっせぇな。いつだって、正しさだけが正解でもないでしょうよ。

    ・p5 
    あなたは、あなたのまま。弱いまま、強くなろうとすればいい。
    カレーであるあなたを、三ツ星レストランのフレンチに変えてあげることはできない。
    ただ、あなたの上にカツを乗っけてあげたい。

    (20240717)
    ・p15
    それでも「逃げられない場」にいる子どもたちの「どうしようもないこと」で傷を増やすことだけは、なるべくしないであげたいよ。

    ・p48
    いつだって「ツッコミ」じゃなく「ボケ」でいたい。

    (20240722)
    ・p63
    だから、唱えるんです。想像してなかった目のまえの今と、がんばったのに空回った過去を肯定する魔法の言葉を。
    「それは、それであり」

    ・p71
    機嫌のことを、軽く考えちゃいけません。起源と肌の調子は、良ければ良いだけいいんです。

    ・p76
    特別支援教育の主砲である「物理的な環境を設定する」は全人類に有効なテクニックです。


    (20240726)
    今週、ちょっと大きな出来事があった。
    考えようによっては絶望。
    結果を待つまでのあいだ、この本を開いて読んでいた。
    p142「なんとかなる」を「なんとかする」にかえていくんだよ。の章を読んでいたせいか、いろいろすとんと受け止められた…のかもしれない。これからまたのたうち回るのかも。眠れないかも。でも、なんとかする。挿し絵の「なんとかする」の剣を抜こうとする勇者の姿が心に残った。

    ・p91
    「たのしい」をあきらめる必要はきっとない

    ・p147
    「なんとかなる」を「なんとかする」にしてきた過程で培った経験は「自信」となり、これから幾度となく襲いかかってくる絶望を切り裂くための件になります。
    あんなに大きな絶望を、「なんとかする」と腹をくくった勇者にしか扱えない、あなたの「生き様」でしか振ることのできない剣です。そしてそれは、一生失うことがありません。

    ・p201
    いいんです。いいんです。こんな「むずかしい毎日」にいつだって正気でいられる方が異常です。
    これからも、「むつかしい話」でもしながら。泣いて笑って、ゆるい地獄を進みましょう。
    あなたの地獄で、この本が役に立ちますように。

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著者プロフィール

おもに知的障害をもつ子が通う特別支援学校で10年くらい働く現役の先生。小学部、中学部、高等部のすべての学部を担任し、幅広い年齢やニーズの子どもたち、保護者と関わる。「視覚支援」「課題の分解」「スモールステップ」「見えないところを考える」など、発達障害やグレーゾーンの子どもたちだけではなく、全人類に有効な特別支援教育にぞっこん。
Twitter:@365_teacher

「2023年 『「ここ塗ってね」と画用紙を指差したわたしの指を丁寧に塗りたくってくれる特別支援学校って最高じゃない?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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