READING HACKS!読書ハック!―超アウトプット生産のための「読む」技術と習慣

著者 :
  • 東洋経済新報社
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  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492043196

作品紹介・あらすじ

ネット活用で革命的に本の読み方が変わる!スマートでポップな「ライフハック」式読書術。

感想・レビュー・書評

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  • 読書が好きになるための入門書

    まず、 「ハック:こんがらがった問題をサクッと解決する」  とあります。

    読むことに取り組みたい方の問題を解決するための書であることが冒頭にしめされます。

    冒頭に読書成長モデルA~Dの概念図があって、以後の流れがのっています

    あと、ガイドブックがいくつか紹介されているので、興味のあるかたはご参考にされるのはよいかとおもいます。

  • 本を読むことに関しての本というのはたくさん読んでます。
    その中でも2008年発刊のこの本はかなり好きな一冊ですね。
    ざっくりどんな本かと言うと
    アウトプットを前提としたビジネス系読書のノウハウ本。

    読書に対する考え方という大きなところから、
    どんな状況で読むか?という細かい小技的なものまで
    かなりの量の提案が一冊に収められています。

    【小技的ノウハウ】

    ①読む前にWiki,ブログなどで著者の情報、インタビューなどを読み
    その後に本を読み始める。さらに本で描かれている場所へ実際に行ってみる。

    時間があればこの方法はかなり有効。

    ②音楽を聴きながらの読書は、ジャンルも大事だが、ヴォリュームの大小の影響が大きい。

    実際に試してみたところ、ジャストフィットしたヴォリュームだと
    かなり読書は捗る事が判明!

    ③歯磨きしながらの本を読む。

    どーも、自分はよだれがだらだら口からこぼれるので却下(笑)

    ④付箋の貼り方→赤ー著者が強調したいところ。青→自分の課題に対応しているところ。
    黄→文章表現として参考になるところ。

    齋藤孝先生の三色ボールペン方式もそうだけど、ついつい面倒になってしまうんですよね(笑)kindleの場合のハイライトで色変えられますけどこれは結構使える。だけど、やはり読書というのはスピードというか勢いみたいなものも大事ですよね。

    ⑤④とかぶりますがラインを引く場合、(付箋も含め)なぜ気になったのか?という理由もその場で書いておくと後で役にたつ

    確かに、あとでなんでこの箇所気になったんだろう?という謎の場所は多発しますね。

    【考え方】

    ①ビジネス書を読む目的→他人の獲得した教訓を現場検証し、自分のビジネスの規則として作り変えること。取捨選択し、自分のためにアレンジする事。

    確かに!
    自分は目的を求めない楽しむためだけの読書肯定派だけど、
    まービジネス書に関しては著者の主張通りだと思う。
    切り分けですね!!

    ②本には恋愛適齢期みたいなものがある。

    むかーしあんなに感動したのに、読む返してみると全然!という事はありますね。
    ということは以前理解できなものが今読むと面白いというのもあるかも。

    ③読書は著者と読者のプロレスのようなもの。学生時代は無制限一本勝負だったが、大人の勝負は30分一本勝負だったりする事を意識する。

    そーですねー、きままに好きなだけ本を読める
    なーんて一日なんてなかなかないですからね。
    時間を意識する。
    30分以内に自分の得意技でその本をKOする!(ちと違いますね 笑)

    で、読書は著者と読書のプロレスだ!
    理論から面白い例が書いてありました。
    自分の得意技(得意ジャンル)で関係ないものを表現する達人として
    あのみうらじゅんさんの言葉が引用されていました。

    『アメリカとかイギリスからロックは生まれたと思っていた私は
    ある日法隆寺の伽藍配置図を見たときハタと気がついた。
    この配置はまるでステージのミュージシャンの並びと同じでは無いかと
    四天王寺色はジャニーズ系の配置釈迦3尊像は松竹芸能系のルーツ!』
    参考
    http://d.hatena.ne.jp/mmm000mmm/20150125/p1
    『空也上人は偉大なラッパー』
    参考
    http://www.kuniomi.gr.jp/togen/iwai/kuuya.html

    関係のないミュージシャンや映画と仏像に
    『思考の補助線』を引いて意外な視点を提供してくれる
    これが自らの得意技を使って著者と戦う?ための
    ひとつの有効な戦術だそうです。
    うーーーん。みうらじゅんさんはやっぱり凄いなあ(笑)

    という事でこの本の結論はみうらじゅんを目指せ!!
    という事ではありません(笑)
    本当の結論が気になる方は本書をご覧ください(笑)

  •  ハックシリーズは過去にも何冊か読んでいるが、その中でも一番参考になったのがこの本だ。

    「本」というツールは「読む」だけでなく、そこから今後に「活かす」ものだと思った。そのための方法を丁寧に紹介してあるように感じた。
     自分は本を読んでいるが、「本を活かす」ことはできていないと気づかされた。私も「本」としっかりと向き合って自分を成長させるツールにしたいと思う。
     

    • だいさん
      >「本」というツールは「読む」だけでなく、そこから今後に「活かす」ものだと思った。

      まさに、そう感じさせる内容と私も思いました。
      >「本」というツールは「読む」だけでなく、そこから今後に「活かす」ものだと思った。

      まさに、そう感じさせる内容と私も思いました。
      2012/10/06
  • 【読書その16】最近本を読むのが停滞している自分の読書を活性化するために手に取った本。かなり自分自分で実践していたものが多かった。ブクログの活用もその一つ。やはりアウトプットを意識した読書が大事なのだろう。読むものをすべてを理解するようにするのではなく、メリハリをつけて、何を得るのかを意識して読むことが大事。

  • 本を読むのが苦手だった自分が、最近になって本を進んで読むようになった。

    ただ、読んだ後に自分なりに噛み砕く事ができないのが悩みで、より本が好きになるための1歩としてこの本を読みはじめた。

    読み進めるにつれ、ビジネスの立場からのビジネス書の読み方、捉え方、とあまり関係のない内容も多いかなと思ったが、最終的に「本を読む」という事を超えた「いかに効率良くインプットし、どうアウトプットに繋げていくか」という、まさに整理のつかない自分にうってつけの本だった。

    たくさん読めば自分の知識になるかというわけでもなく、逆に本をたくさん読む(だけ)人は自分で考える力が衰えてしまうという。

    一度読んだら終わりではなく、その本から学んだこと、学べることは繰り返し見返して自分のものにする姿勢を持とうと思う。

    アウトプットも大事。
    読み始め当初の自分の悩みに直結する解決方法を見出せた、さらにそこから多くのプラスの要素も得られる良書でした。

    • だいさん
      私もこの本読みましたが、その通り!と思うレビューですね。内容がストレートに伝わってきました。
      私もこの本読みましたが、その通り!と思うレビューですね。内容がストレートに伝わってきました。
      2012/09/11
    • liovenさん
      だいさん、コメントありがとうございます!
      レビューにも書いたのですが、本を読んでもすぐ忘れてしまうのが悩みで、これを読んで初めて本のレビュー...
      だいさん、コメントありがとうございます!
      レビューにも書いたのですが、本を読んでもすぐ忘れてしまうのが悩みで、これを読んで初めて本のレビューを書いてみようと思い挑戦しました。コメント凄く嬉しかったです。
      2012/09/14
    • だいさん
      がんばれ!!!
      私も原尻さんの著作を読んで、レビューするようになりました(以前は自前で記録は書いていたが)。他のハックシリーズも面白かった...
      がんばれ!!!
      私も原尻さんの著作を読んで、レビューするようになりました(以前は自前で記録は書いていたが)。他のハックシリーズも面白かったですョ。
      忘却は人間の特権です。悩んでいたら外見のシワが増えちゃいますよ。新しく楽しい事を考えて頭の中にシワを増やした方が良いのではないですか?
      2012/09/15
  • 仕事を効率化するためのちょっとしたノウハウをまとめた"HACKS!"シリーズの読書版。

    このシリーズの良いところは、ただ無味乾燥に効率化を追い求めているのではなく、そこに"楽しさ"が注入されていること。

    そもそも"ハック"には、楽しみながら仕事をやろうという思想が根底に流れている。

    ”目的をハッキリさせる”、"目次を読んで本の構造をつかむ"、"自分に必要な箇所だけを集中して読む"など、他の速読術本にありがちな技術が紹介されているが、それが何故必要なのか、目的をはっきりさせるにはどうすればよいか、といっ最も難しい動機付けの点までに言及している。

    個人的には読書術本の決定版ともいえる一冊。

    ----------------------------------------------
    ・重要なのは、レビューアーの意見ではなく、自分が抱えている問題を自覚し、少しでもそれに対応するヒントが探せるかです。

    ・わたしはこの基準を読書に持ち込んでいて、既存ビジネス領域への書籍投資に70%、既存ビジネスをサポートしうる、あるいは新しいビジネスになりうる領域の参考文献に20%、そして全く未知の書籍に10%を割くように意識しています。

    ・簡単に言ってしまえば、速読術とは、キーワードをあらかじめ意識し、その隙間を高速で埋めていく技術なのです。

    ・これは本にある索引をじっくりと読んで、必要な言葉、面白そうな箇所を選んで読んでいくというもの。

    ・何のためにこの本を読んでいるかのか、読む前にしっかりと認識しておけば、何気に本を読んでいる時より格段にスピードは速くなる。

    ・つまり、ビジネスにおける読書は、業務が中心の読書であって、それはビジネスにおけるパフォーマンスの精度を高めていくためのもの。

    ・しかし、重要なのは、この教訓をアレンジして自分の仕事にフィットさせることです。

    ・そして、多読で一番怖いのは、無意識に本に頼りきって、自分で考えるという行為をやめてしまうことなのです。

    • だいさん
      原尻さんの書いた、読書に関する本は、何冊か読みましたが、どれも面白かった。
      この本も、とても好きです。
      原尻さんの書いた、読書に関する本は、何冊か読みましたが、どれも面白かった。
      この本も、とても好きです。
      2012/07/15
  • 読書をする体質になるにはどうすればよいか、そのきっかけとは、そして、読書によりインプットしたものをどのようにアウトプットすればよいかといったことが89という項目に分けてまとめられている。
    書かれている内容としては広く知られていることも多く、特に目新しいということはないが、1つの項目について1~2ページという小単位でまとめられているため、非常に読みやすくなっていると思う。
    一般の人でも活用できるが、特に多くの情報を必要としてるビジネスマンは読んでおいて損はないと思われる1冊。

  • HACKS!シリーズ初挑戦。数冊まとめて BookOff で見つけました。

    あちこちで必読書として紹介されていて、「ビジネス書のトリセツ」でも丁寧に特集されていたので気になっていました。「読書論・読書術」は気になるテーマだけに、家に帰ってわくわくと手に取り、まっ先に表紙が内側に折り込んである部分に「図書館の近くに引越す」HACK!を見つけ、この著者とは相性が良さそうだな、とニヤリとしてしまいました。予想通り、速攻プライミングをしてみた時点で付箋だらけになりました。

    特に嬉しかったのが、「読書論・読書術」と自分でキャンペーンをはり、今年に入ってからいそいそと買い集めていた本が余すところなく紹介されており、さらにまだ読んでいない必読書にも出会えたことです。もちろん早速注文致しました。(今月の読書予算が... )

    「最強のブックナビゲーション」として紹介されていた、想 - IMAGINE Book Search は、いわゆる類書検索システムで、多くのデータベースとリンクさせて、多角的に本とその内容を比較検討できるナビゲーションです。読みたいテーマを軸に守備範囲を広げていくのに最適で (あぁ... また出費が増えそう... ) Amazon のオススメとレヴューだけを頼って、どんっ!と注文するよりもはるかにハズレの少ない検索の方法だなと感じ入りました。ぜひ活用します。

    その他にも、量をこなす技術的な面での読書力だけに留まらず、精神的にどこを目指すべきか、何をもって成長というのか、について論じた「読書と知の成長段階」の章も大変参考になりました。著者はまず所属部署のスペシャリストとなるべく垂直型 (狭く深く) 読書を続け、専門的知識を体系的に体得することが先決だとしています。その後に専門の外の分野 (広く浅く) にて、その新しい知識を自分の思考のホーム・グラウンドにフィードバックしていく。ひとつの専門性を体得したら、守備範囲外の学びにもホーム・グラウンドの知を持ち込めるという考え方に勇気づけられました。

  • ブクログを知るきっかけをくれた本です。アウトプットをどのようにしていくか考えて行きたいと思います。
    難しいことは言えませんが、本を読む方法として、色んな方法があるんだな~と参考になった本でした。

    • m-4e513e1bda4c3さん
      ブクログを知るきっかけになった本です。
      ブクログを知るきっかけになった本です。
      2011/08/22
  • Hackというのはきっかけのマネジメントと仕事の効率化と目指したもので、その読書指南として本書はReading Hacksというらしく、他にもシリーズが出ている模様。
    「読書の方法」系の良書から基本を抽出して紹介しながら、そこにネットというツールを効果的に生かす術を提唱。
    ある本を読むにあたって事前に著者のインタビューを読んで結論を知っておくことや、好きな著者のブログを覗く習慣をつけることを推奨している。
    第2章が特に有り難かった。ネットでの本探しはもっぱらアマゾンだったけど、もっと効率がよく便利な検索エンジンが紹介されていてびっくりした。早速導入する!
    <Googleブック検索、書評・ブックレビュー検索エンジン、Webcat Plus、想-IMAGINE Book Search>

    さしあたってビジネスマン的なアウトプットを目的とした読書はしないので参考になったのはこれくらい。
    09.2.2

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著者プロフィール

(はらじり・じゅんいち)
マーケティング・プランナー。1972年生まれ。大手広告代理店でブランドマーケティングのプランニングを7年間行う。大手レコード会社でアーティストや映画のマーケティング・宣伝プランニングを担当。現在、株式会社ブルームコンセプト取締役。主な著書に『IDEA HACKS!』(小山龍介氏との共著)、『READING HACKS!』『PLANNING HACKS!』(以上、東洋経済新報社)など。
ブログ:http://d.hatena.ne.jp/Juichi_Harajiri/

「2011年 『アイデアを形にして伝える技術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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