- Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492043950
作品紹介・あらすじ
戦うコミュニケーションはもう古い、相手が対話に応じない場合、一方的に断定する相手との対話、フィンランドの対話型問題解決教育。日本人の「弱み」を「強み」に変える力。
感想・レビュー・書評
-
タイトルにしてやられたという感じの1冊。
たしかに書いてあることは的を射ているが、私にとっては言われなくてもわかってることばかりだったので…(笑)
フィンランドの…という下りなら、もっとフィンランド式に焦点を絞ってまとめて欲しかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「以心伝心」「空気を読む」日本人のコミュニケーションは、外国の人には通じないの? フィンランド大使を勤めた著者が「伝える技術」をお伝えします。
◎信州大学附属図書館OPACのリンクはこちら:
https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB03406589 -
フィンランドの教育法や、コミュニケーションに詳しい北川さんの本。
個人的にはエンパシーという概念に関心がある。
ただ結局、自分の経験を積まないと、実感として分からないなぁ。 -
ビジネスシーン使えるかなと読みましたが、少し違いました。
フィンランドをモデルにした仕事本が流行っている様ですが、全てをそのまま日本で適応させるのは少々無理がありそうです。 -
会社の元上司に、相手の倍しゃべれ!って教えられたことを思い出した。人より話そうと思えば、それだけの知識と考え方を持ってないと出来ない。
仕事だけじゃなく、人との付き合い方として教えてくれてたんだなと、改めて感謝します。 -
フィンランドの大使をしていた経験から、価値観を共有できない相手とのコミニュケーション=対話について詳細に教えてくれる。
これまで、価値観を共有できない相手とはコミュニケーションが取れないのではないかと考えていたのだが、
相手には相手の価値観があるという大前提から開始せよと筆者は言う。
確かにお互いの価値観が簡単に共有できない場合も多く、そのような相手だからこそ対話が重要なのである。
今まで敬遠していた相手とも少しは腰を据えてコミニュケーションを取ろうかなと思わせてくれました。 -
対話
聴いて訊くこと
コミュニケーションは戦いではない
絶対はありえないので、発言しない
絶対こう思うという信念は大切
つまらないテーマでも意見を言える
発言は意見として言わないといけないが、心の中でなにを思うかは自由 -
奥深い対話論。
小手先だけのテクニックが書かれているんだろうな、と予想しながら読み始めてみると全然違いました。
まず、1冊を通して完全に「対話」に対してどう向き合うかについて書かれています。交渉術などを期待していると少しガッカリするかもしれません。
日本の国民性と海外を比べた時の対話の比較などについてはとても納得して話を読めました。日本の対話が海外と違うからって劣っているわけではないのです。
さらにロジカルシンキングや価値観の違いの話まで「対話」を通して広げています。
期待していなかった分もありますが、想像以上に面白い内容でした。