「糖尿病治療」の深い闇

著者 :
  • 東洋経済新報社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492044414

作品紹介・あらすじ

米国糖尿病学会も認める効果抜群の食事療法を、日本ではなぜ認めようとしないのか?話題の食事療法により糖尿病が劇的に改善したノンフィクション作家が、旧来の治療法に固執する医学会の実態を告発。

感想・レビュー・書評

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  • ISBN-13: 978-4492044414

  • 巷で話題となっている「糖質制限食」の伝道師である(であった)、著者による糖尿病治療の病巣を考察した書。
    なぜ、「糖質制限食」が異端視されているのか?
    それは、糖尿病の食事療法が、きわめて学際的で広範囲な知識が必要不可欠だからである。
    日本糖尿病学会では、現在もカロリー制限食を主とした食生活指導を推奨している。
    そのステークホルダーである医師・薬剤師・栄養管理士の、縦割り的な専門性の弱点を著者は指摘している。
    それぞれの専門性はそれなりのレベルがあるものの、それらを総合した知見からの視点が抜け落ちているが故に、なかなか「糖質制限食」を認めようとはしない。
    欧米など海外では、認められている療法なのに、ガラパゴス日本では、なかなか認知されない。
    これは、日本人の思考の弱点を突いている。弱点とは、「システム思考力」の弱さ。
    他の学会・産業界でも、通じる部分でもある。
    そういう意味でも、良書であった。

  • 読了。

  • こんなすごい治療法が認定されないなんて、深い闇があるに違いない!!というタイトル。
    作者個人の体験なので、適当に距離をおいて読むべきかな。

  • 著者自身が糖尿病になって、従来のカロリー制限食では上手くコントロールができず、江部先生の本を読んで実践することにより体重を25Kg減らすことができ糖尿病もコントロールできるようになったという話です。

  • おぉ、これは糖質制限のことについてかかれている本だと喰らい付いて購入してみたのですが、どうにも以前に読んだことのある本と内容が似ているなぁ、読んだことあるようなないようなと、思いつつ読了。

    以前に同じ著者の違う本を読んでいたのでした。

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著者プロフィール

ノンフィクション作家。学習院大学法学部卒業後、雑誌記者を経てフリーランスに。旅行、ホテル業界を中心に雑誌記事、書籍を47冊執筆。10月に『軽井沢の歴史と文学』(吉村祐美との共著)も刊行。取材を通じて澤田秀雄氏と知り合う。本書は、桐山氏が澤田氏へのインタビューによって経営を分析する形でスタートした。取材途上の2016年2月、滞在先のホテルで62歳で死去。

「2017年 『変な経営論 澤田秀雄インタビュー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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