プロの資料作成力

著者 :
  • 東洋経済新報社
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感想 : 117
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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492044612

作品紹介・あらすじ

提案、報告、交渉・・・・・・・資料の作り方一つでビジネスの成果が変わる!
一瞬で相手に伝わり、「Yes」を引き出す、プロの「技術」と「おもてなしの心」とは?
2000人以上のマーケター&コンサルタントが学んだ人気講座の内容を書籍化

感想・レビュー・書評

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  • 良書 プレゼンテーション資料を作るための教科書、よくできていると思います。
    あくまでも資料の作成であって、その発表方法などについては、言及されていません。TEDなどをご参考にされたらいいとおもいます。

    現代のビジネスパーソンにとって必須のスキルである、プレゼンテーション資料の作成の方法。
    提案する、報告する、交渉するための基本的な資料や書類をどうつくるか。

    相手にすぐ理解されて、行動を引き出すことができる資料を段階的に作成するためのステップを説明されています。

    気になった言葉は、以下です。

    ・「わかる」というのは2種類ある。「何がかかれたいるのか、意味を理解すること」、意味を理解した上で、その意義がわかる「意義を納得する」ことです。相手に行動を促すためには、この2つの「わかる」が伝わらないといけないのです。

    ・資料の3つの要件、①相手の期待値を理解していること ②プロとして高い達成基準を満たしていること、③安心・満足・感動を与えること

    ・「わかる」「伝わる」の4つのフレームワーク ①何のために、②誰に、③何を、④どうやって 5つのステップ、①目的、②ターゲット、③メッセージ、④構成、⑤ビジュアル化 で資料を完成させる

    ・①目的 どんな行動をとってもらいたいか、そのためには、何を理解してもらいたいのか、 そのためにどのような状態にすべきか
    ・②ターゲット タ^ゲットのプロファイルを収集し、作成する、そして仮説を立てる 期待、理解
    ・③メッセージ メッセージは、根拠と主張からなる A(根拠)だから、Bすべきである(主張)メッセージとして、ロジックエラーがない、なぜ5に耐えられる、感情に染み入る 感情を全面にださない
    ・④構成 A:全体像、フレームワークを決める⇒わかりやすい順番を考えて整理する⇒整理したものにタイトルをつける B:ページ構成⇒オブジェクトの配置⇒書式、カラーの設定⇒サンプルの記入 C:情報の質を決める⇒情報の質⇒情報の量⇒情報の加工の方法⇒効果の方法
    ・⑤ビジュアル化 A:ビジュアルオブジェクト、表、グラフ、チャート B:ビジュアルエフェクト カラーリング、イラスト、アニメーション

    ・仕上げ:おもてなしの心 シンプル化 他者(相手)の視点を入れる 仮説のストーリー性

    目次は、以下です。

    はじめに
    chapter1 プロフェッショナルの資料に求められるもの
    chapter2 「意義がわかる資料の作成方法」「目的」「ターゲット」「メッセージ」の明確化
    chapter3 「意味がわかる資料の作成方法」資料の構成を考える
    chapter4 「意味がわかる資料の作成方法」情報の質と量を最適化する
    chapter5 「意味がわかる資料の作成方法」ビジョアルオブジェクトのテクニック
    chapter6 「意味がわかる資料の作成方法」ビジュアルエフェクトのテクニック
    chapter7 資料のクオリティを高めるテクニック

  • 見せ方の前に、聞き手のプロファイリングとストーリーボードの作成についての言及があり、資料作成の要諦についてきちんと書かれている。構成も体系化されており大変実用的。発行年度としては古い書だが良著。

  • 社会人1〜2年目向けの本?
    内容が薄く小手先のテクニックに終始している。肝の部分は「おもてなしの心」にあるはずだが、これに関して役立つ記述はほぼ無いので、相手に伝わるプレゼン資料を作りたい諸氏は別途ロジカルシンキング、クリティカルシンキングの類を読むことをお勧めする。
    さらには、文章があまりお得意でないのか記述が冗長。ビジュアルクイーンを自認されるのであれば、文章を簡潔にして量を減らすなり文章と図表の関連性を明確にするなり工夫できたのではないか。

  • これは参考になった。
    資料、レポートを作成する機会は多いが、ある程度方法として正しかったと思える点と漠然と取り組んでいてまだ改善の余地がある所も沢山あるというのも分かった。
    Kindleで読んだが、紙でじっくり読み直したいところ。

  • ■プロの資料作成

    1.2つのわかりやすさ:情報の量と質が適切で脳に収めやすい(技術)。論理的にも感情的にも受け入れやすい(マインド)。
    ・技術=構成+ビジュアル化
    ・マインド=目的+ターゲット+メッセージ

    2.プロフェッショナルな資料の3要素:期待値を理解している。達成基準が高い。安心・満足・感動を与える。

    3.メッセージ=主張×根拠

    4.メッセージの要件、5回以上のなぜ?に耐えうること

    5.訴求すべきメッセージを考える4つの質問
    ・What' this?(それは何?自分には関係ない)
    ・Why now?(今は必要ない、今でなくてもよい)
    ・Why this?(自分達でできる、高すぎる)
    ・Whu us?(本当にこれを選んでよいのか)

    6.考えが浅いほど文字量は多くなる

  • 伝える力とかわかりやすい文章の書き方とかの本は、タイトルに反して説明がわかりにくい場合が往々にしてあるが、この本はとても参考になった。

    企画書だけでなく、書類全般に関して、読ませる相手は誰か、その相手にどんなアクションをとってもらいたいのかを考えて書くことをわかりやすく教えてくれる。

    いきなりパワーポイントに向かうのではなく、その前の段階が重要。

  • 当たり前のことを言葉にしてまとめてある感じ。
    自然にできているはずだが、わざわざ文章で確認する事に意義があった。

    コンサルの資料作成として書かれているが、「人に伝える」ということの共有の重要なポイントはありとあらゆる表現で使えるかもしれないと思った。

  • パワポ資料の作り方をまとめた本。おおよその資料作成本と流れは似ており、まずはコンセプトから、という内容。論理部分の説明が多く、文字が多めだったので最終成果物は少しイメージしづらかった。

  • 資料作成における基本がまとめられており、わかりやすい。
    参考書的に用いている。

  • 上司が貸してくださった本。3ヵ月前に^_^。効果的な資料作成のビフォーアフターがわかりやすくて、面白い。
    どれだけ相手の立場に立てるか、
    「おもてなしの心」を磨きましょ

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著者プロフィール

清水久三子(しみず・くみこ)
お茶の水女子大学卒業。大手アパレル企業を経て1998年、プライスウォーターハウスコンサルタント(現IBM)入社。新規事業戦略立案、人材開発戦略・実行支援などのプロジェクトをリードし、企業変革戦略コンサルティングチームのリーダー、IBM研修部門リーダーなどを経て2013年独立。現在は株式会社アンドクリエイト代表取締役社長として企業研修や経営・人材育成コンサルティング事業に携わる。著書に『外資系トップコンサルの「聞く」技術』(三笠書房《知的生きかた文庫》)、『プロの資料作成力』『プロの課題設定力』(ともに東洋経済新報社)、『1時間の仕事を15分で終わらせる』(かんき出版)など多数がある。

「2023年 『知識とスキルを最速で稼ぎにつなげる 大人の学び直し』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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