藤原和博の必ず食える1%の人になる方法

著者 :
  • 東洋経済新報社
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  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492045084

作品紹介・あらすじ

リクルートの営業+和田中の校長として30年間、見てきた結論!
「100人に1人」なら、無理しなくても、誰でもなれるし、食べていける!

特別な才能はいらない。たった7つの条件をクリアするだけ。
4つのタイプ【価値観×志向】別に、7つの条件を徹底解説!

あなたはどのタイプで「100人に1人」をめざす? 

*「経済的価値」(給料、年収、おかね)を重視する? しない?
*「権力(サラリーマン)」志向? 「プロ(独立)」志向?

序章 すべての人に共通する3つの条件    →p39へ
    ――まずは3条件をクリアして「12.5人に1人」の人になれ!
第1章 A「経済的価値×権力志向」(社長タイプ) →p55へ
――「力」を求める人の4つの条件
第2章 B「経済的価値×プロ志向」(自営業タイプ) →p113へ
――「技」を求める人の4つの条件
第3章 C「経済以外の価値×権力志向」(公務員タイプ) →p171へ
――「つながり」を求める人の4つの条件
第4章 D「経済以外の価値×プロ志向」(研究者タイプ) →p193へ
――「好き」を求める人の4つの条件

感想・レビュー・書評

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  • 二極化するビジネスパーソン
    ビジネスパーソンが、ほんの一握りのグローバル・スーパーエリートと、それ以外の大多数の人々という上下の階層に真っ二つに分かれる社会がそこまで来ている。今後は、年収200〜400万円の人たちと、年収800万円以上の人たちに分かれ、格差は広がっていく。

    しかし、給料や年収だけが幸せや生きがいの基準ではない。「経済的価値」だけを追い求めるのではなく、家族や友達、個人的な活動や社会貢献など「経済以外の価値」に幸せや生きがいを感じている人も増えている。あわせて、これまでは一流企業に入って出世を目指す「権力(サラリーマン)志向」の人が大半だったが、今は組織の中での「権力」ではなく、どこでも通用する力を身につけようとする「プロ志向」の人も増えている。

    グローバル・スーパーエリート以外の人たちが生き抜くための極意は「100人に1人」のレアな人になる事である。希少性が高い人材になれば高く売れるから、稼げる人になれる。

  • 食えるようになるにはレアな人になれ。いくつか出来ることを組み合わせてもいい。1万時間くらいそれに掛けてから。

  • 公立中学初の民間校長になった著者の本。冒頭の”パチンコと携帯ゲームをやめて本を読むだけで10人に1人になれる”というコメントもおもしろい。仕事人生を40年と定義したときに同じことを40年つづけるより、10年単位で別の事を4つこなす方が1%になれる確率が高いという事。確かに複数のジョブを組み合わせされた人材の方が社会的評価が高いかも。同じことを10年続けるとよっぽどの人でない限り頭打ちになる。。。

  • タイプAの社長タイプ
    ・「作業」ではなく「仕事」をする

    与えられた作業がプロジェクト全体においてどんな位置づけなのかを意識する。

    ・プレゼンの極意は相手の頭のなかの要素を使って、組合わせ、自分の伝えたいことを相手の頭のなかで映写すること

    聴衆の反応を見ながら調整する。必要な知識を補強したり。相手の頭のなかの要素を使う→カタカナのコンサル言葉とかは絶対ダメ。
    交渉でも同じ。その際、相手の頭のなかの要素を上手く聞き出す能力が重要。

    タイプBの自営業タイプ

    ・一分野でプロになるために一万時間使って、20代、30代で複数のプロ分野を持つ。
    その時に会社の肩書きを利用し尽くす。
    40代からの独立のためにも20、30代の内に周りに貸しを作っておく。

  • まとめると、パチンコをしないこと、携帯ゲームをする習慣がなく、1ヶ月に1冊以上本を読んだうえで、希少価値の高い人間になること。



  • 4つのタイプで分けられていたが、自分がどれなのか悩んだ。悩むうちに終わってしまった。

  • ・これからのビジネスパーソンははっきり二極化していく。
    これまでは一流企業に入って出世を目指す「権力(サラリーマン)志向」の人が大半でしたが、いまは組織の中での「権力」ではなく、どこでも通用する力を身に付けようとする「プロ(独立)志向」の人も増えています。

    ・世界をまたにかけて活躍するグローバル・スーパーエリート以外の人たちが生き抜くための極意。それは1%の人、すなわち「100人に1人」のレアな人になることです。そのためには7つの条件をクリアすること(2の7乗)。

    ・100人に1人は雑居ビルにひとりのイメージ。1万人に1人は町にひとりのイメージ。100万人に1人は世代にひとりのイメージ。複数の分野を掛け合わせてレアな人になればなるhどお、食べていける確率も高くなります。

    ・旧来の日本社会で成功できる条件は以下の7つだった。①男性である。②都市に住んでいる。③正社員である。④若い。⑤イケメン/美人だ。⑥グローバル派だ。⑦年収が数百万円以上だ。
    →高度経済成長期からバブル期までの成長社会にはこの7つの条件がすべてそろった人が本当に仕事ができるかどうかは別として、とりあえず成功を約束されていた。

    ・自分は給料や年収をはじめ、お金を重視する「経済的価値」を求めていくのか、友達や家族、個人的な活動や社会貢献などを重視する「経済以外の価値」を求めていくのか。あるいは、あくまで会社組織に残ってサラリーマンの世界での出世をめざす「権力志向」でいくのか、それとも組織には属さず、どこでも食べていけるスキルの獲得を目指す「プロ志向」でいくのか。・・・一人ひとりの価値観と志向によって決断するしかない。

    ・これから「必ず食える1%の人になりたい人」が目指す領域を「経済的価値」と「プロ志向」の2軸で分けて4領域をつくり、それぞれの条件を考える。まず、どの領域でも共通する3条件。
    ①パチンコをしない・・・時間をマネジメントする発想の有無。貴重な時間を主体的にマネジメントし、高い付加価値を生み出せる人でないあと、これからの時代は生き残っていけません。
    ②ケータイゲームを電車の中でしない・・・ケータイゲームにはまる人は、メディアを主体的にコントロールできない。
    ③本と月1冊以上読む人になれ・・・マネジメントして得た時間を、まずは読書に投資する。本を読まない人は一次情報でしか語れない。情報処理力より情報編集力(情報と情報をつなげる力)で教養を身につける。

  • 本気で頑張れば100人に1人にはなれそうだと思える。自分の得意な分野を見つけること。これからの働き方のヒントになると思います。

  • 自分がどの属性なのかよく見極めて、この後の10年をがんばろう

  • 権力かプロか、お金か社会的貢献で4つのタイプに分けて、それによって1%になるための考え方が記されている。

    そして4つのタイプに共通する土台として、
    ・パチンコをしないか
    ・携帯ゲームを電車内で日常的にしないか
    ・読書をするか

    という3つが重要だと説いている。
    →時間の有限性を強く認識し、時間を主体的にマネジメントして高い付加価値を生み出すことが大切

    おもしろかったです。


    ・7つの条件をクリアすれば、100人に1人になる

    1万時間をかけることで1%の希少性がある分野となる

    そして、その1%を2つかけ算することで1万人に1人の人材となる。
    ex)ペット×旅行=ペット専門の旅行代理店
     お笑い×美容師=お笑い美容室

    1つだけでプロになることよりも、
    2つを掛け合わせてプロになることの方が目指しやすい。
    『希少性の掛け算』は面白いなと思いました。


    ・時給の差は希少性の差

    ・他者からの信頼と共感の総量がクレジット(信任)となる

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著者プロフィール

藤原和博(ふじはら・かずひろ)
「朝礼だけの学校」校長。1955年東京生まれ。1978年東京大学経済学部卒業後、株式会社リクルート入社。東京営業統括部長、新規事業担当部長などを歴任。メディアファクトリーの創業も手がける。1993年よりヨーロッパ駐在、1996年同社フェローとなる。2003~08年、杉並区立和田中学校で義務教育初の民間校長を務める。2008~11年、橋下大阪府知事の特別顧問。2014年から佐賀県武雄市特別顧問。2016~18年、奈良市立一条高等学校校長を務める。

「2021年 『「人生の教科書」コレクション全10冊セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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