毎日4時45分に帰る人がやっているつまらない「常識」59の捨て方

著者 :
  • 東洋経済新報社
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  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492045107

作品紹介・あらすじ

3万部突破『ホウレンソウ禁止で1日7時間15分しか働かないから仕事が面白くなる』の第2弾は実践版!

山田式「先憂後楽」ワークスタイルを新提案!
つまらない「常識」を捨てるから、仕事も人生も面白くなる!

【日本一”社員”が幸せな会社の「反常識」仕事術を初公開!】
★営業マンは携帯、パソコン禁止!
★効率性を考えて、現場訪問は事前にアポをとらない!
★言い訳防止のため、出社時に今日の退社時間を決める
★部下にはきっかけだけつくって、あとは丸投げする
★「管理職ががんばられない仕組み」をあえてつくる
★3つの方法で、職場の「段取り力」を上げる
★「声かけ雑談」で部下の相談にのり、「ランチ雑談」で上司のフォローを引き出す
★「営業職にとってIT機器は「あ痛てぇ」と心得る

誰でもマネできる社員18人の実践例も満載!

感想・レビュー・書評

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  • 仕事の工夫の仕方、という面で参考になる内容はまぁまぁあった。

    ただ、一部にサービス残業を肯定しているように見受けられる内容があるのが残念。
    働き方改革が世間的に叫ばれている中で、この部分だけ個人的には賛同できなかった。

  • 失敗を前提にする

  • 売上目標さえ立てれば、会社は本当に儲かるのか? それなら経常利益がわずか年間4000万円をコンスタントに超える会社が、どうして日本にはこれほど少ないのだろうか
    ? 未来工業には、「お客さんの前に立ってこそ営業職」という考え方がある、あなたがお客さんなら、電話一本で注文をとろうとする人と、自分の会社や現場まで毎回きちんと足を運んでくれる人と、どちらを取引相手としてより信頼するだろうか、そこに営業という仕事の本質がある。もし、やってみて自分には合わないと思えば、捨てる前の状態にいったん戻し、あらためて考え直せばいい、その試行錯誤も未来イズムのひとつだ。小さな達成感と、新たに手にする楽しみの積み重ねの先にしか、残業ゼロはない、毎日の業務の細かな見直しは、「面倒くさい」という気持ちのコントロールこそ最大の壁だから。長年の慣習を変えるのは面倒くさい、しかし、「ダメなら元に戻せばいい」と考えれば、気持ちのハードルは簡単に下げられる。リーダーの仕事には、部下の成長を待つ、という部分もある、未来工業は、部下への命令は禁止、その代わりに、上司は部下を説得して納得させなくてはいけない、そのため、「待つ仕事」の重要性はいっそう高くなる。「会社が自分にこれだけよくしてくれるなら、その分がんばって働こう」、日本人は根が真面目なので、多くの人がきっとそう考えるはずだ、それも山田式「モチ」のひとつ。「改悪」を恐れず、より業務効率のいい方法を「常に考える」、試行錯誤をやめない、モノづくりも組織づくりも、その永遠の反復だ。「人を育てるには、手をかけず目をかけてやる」というのは前社長の名文句、細かい口出しや手出しをせず、我慢して見守りつつ、必要に応じて短いヒントやアドバイスを与える、まずは本人に考えさえ、どうしてもというときにだけ手を貸す。命令で人を動かす会社では、人間を「人材」と材料扱いして表記する、それは人をコストと見て「人件費」と書き、まるで必要悪か、圧縮の対象として表記する考え方とぴったり同じ。「人材」を「人財」と書き換えることからすべてが始まる、一字違いで大違い。

  •  社長山田は自分流で人生を作り上げました。

     人生には哲学が必要です。社長山田のまねをそっくりそのまますればいいってもんじゃありません。

     大事なのは、社長山田が何を思って一般人のやらないことをやってきたのか。その真義を自分の頭で考えることが大事なのです。

     成功する人は決まって成功する人の考え方があります。行動を真似るのではなく、施策を真似るわけでもなく。仕事を真似るわけでもない。

     どんな信念を持って、どんな視点で人を見て、何を考えて生きているのか。そこを考え、自分の頭で大事だと思ったことをやっていくことがオリジナルであり、一番大切な事だと思うのです。

  • 残業ゼロ、休暇日数日本一。日本一“社員”が幸せな会社、「未来工業」の“反常識”仕事術。

    第1章 残業ゼロに王道なし! 5分単位で業務の見直しを始める
    第2章 ホウレンソウの有無に関係なし! 「雑談力」を活かして、まわりの当事者意識を30%アップさせる
    第3章 リーダーが下手にがんばらなければ、みんな勝手に活躍する
    第4章 人が育つには手をかけずに目をかけてやる
    第5章 「シロウト目線」と「サポーター感覚」でやる気を引き出す
    第6章 「横から目線」で部下のプライドこそ最優先で守る

  • 未来工業・山田社長のすごさを改めて実感。

    <備忘録メモ>
    ・事前の電話1本で無用なクレーム等を減らす
    ・問題提議能力 →社内提案制度(1件につき500円)
      →最初は質より量!
    ・PC・携帯禁止→面談と部内雑談を重視
    ・「管理職が頑張れない仕組み」をあえて作る
    ・「管理職」より「奉仕職」
    ・70歳定年制・自分で退職日を決める
    ・出戻り社員は歓迎
    ・桑田投手の考える野球~問題意識を持って短時間練習

  • こういう会社で仕事をしたい。

  • ワンマン社長が、これまでに身代を築き上げてきたノウハウが書かれている。
    「常に考えること」当たり前だがなかなかできないことをしてきた人だ。
    常識にとらわれず、やってみて上手くいかなかったらもとに戻せばいいと、常にチャレンジを推奨している。
    管理せずに部下に自由にやわせることがコツのようだ。
    また「成功」の反対は、「失敗」でなく「チャレンジしないこと」というのは名言だと思う。

  • http://kashiwabaray.com/blog/index.php?itemid=346

    ■5分単位で業務のムダを削り、生まれる時間の楽しみ方を想像する
    えっ、そんなことまでやるの?―それぐらいのレベルで、日々当たり前のようにやっている細かな業務の一つひとつを見直してみる。目安は5分単位で業務のムダが削れるかどうか、それがスタートだ。
    5分単位でムダを削る。それを6つ積み重ねれば、30分も早く帰ることができる。毎日30分の時間を手にすれば何ができるか、何をしたいだろうかと想像してみる。
    小さな達成感と、新たに手にする楽しみの積み重ねの先にしか、残業ゼロはない。毎日の業務の細かな見直しは、「面倒くさい」という気持ちのコントロールこそ最大の壁だからだ。
    早く帰ることによって生まれる時間での楽しみ方を想像しよう。そうすれば業務を効率化する気持ちが生まれる。

    ■「ダメなら元に戻せばいい」と考えて、伝票や注文書の整理にメリハリをつけてみる
    長年の慣習を変えるのは面倒くさい。しかし、「ダメなら元に戻せばいい」と考えれば、気持ちのハードルは簡単に下げられる。
    何でもまずはやってみよう。もし、やってみてダメだったら元に戻せばいい。そんな気持ちをもてば何にだってチャレンジできる。もし失敗しても成長できる。毎日変化して毎日成長していくのだ。

    ■自分の最大の敵は自分。言い訳防止のため、出社時に今日の退社時間を決める
    処理しなければいけない仕事が山積みになると、人はついつい意欲を失い、いろいろな言い訳を考えて、大事なことを先延ばしするようになる。
    出社時に、その日の帰る時間を決める。すると、人は時間内になんとか終わらせようという気持ちになる。その分だけ集中力は高まるし、業務効率は上がる。
    退社時間を決めないと、飛び込みの仕事をどんどん受け、その分残業で何とかしようと考えてしまう。まず退社時間を決めれば、効率を上げることを考える。今日やるべきことを考えるようになる。毎日退社時間を決め、その時間に退社するようにしよう。

    ■どの仕事でも「お客さんにどんな感動を与えられるのか」を常に考える
    経営者目線とコスト感覚とお客さんの感動。それら3つを考えながら、いくつになっても健康で仕事ができることの幸せ。
    経営者目線で物事を考えよう。1つ上の目線を持つことは重要だ。そしてコスト感覚。時間が一番考えやすい。その仕事にかけた時間はそのままコストになる。時間度外視の仕事はありえない。本当にその仕事にそれだけの時間をかけていいのかを考えよう。
    時間をかけるべき仕事と時間をかけてはいけない仕事がある。経営者目線を持ってコストの感覚を磨こう。
    また、お客様あっての仕事である。お客様を感動させる仕事とはどういうことなのかをよく考えよう。

    ■喉まで出かかった言葉を一日我慢すれば、たいてい口にする必要がなくなる
    1回口にした言葉を取り消すことが出来ない。本当に必要なことだけを口にしよう。特に感情的になっているときは喉まででかかった言葉を1回我慢してみよう。本当に言う必要があるのかをもう1度考えてみよう。

    【1読書1アウトプット】
    ダメなら元に戻せばいいという気持ちをもって、いろいろなことにチャレンジする

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著者プロフィール

山田 昭男(ヤマダ アキオ)
未来工業株式会社 創業者
未来工業株式会社 創業者。
1931年、上海生まれ。旧制大垣中学卒業後、家業の山田電線製造所に入社。家業の傍ら、演劇に熱中し、劇団「未来座」を主宰。1965年、劇団仲間と未来工業株式会社を設立。代表取締役社長に就任。1991年、名古屋証券取引所第二部に上場。2000年、取締役相談役に就任。岐阜県中小企業家同友会代表理事、同会長、岐阜県電機工業会会長などを歴任。
1989年に黄綬褒章受章、1999年に大垣市功労章受章、2001年に勲五等双光旭日章受章。2014年、逝去。
著書に『ホウレンソウ禁止で1日7時間15分しか働かないから仕事が面白くなる』『毎日4時45分に帰る人がやっている つまらない「常識」59の捨て方』『ドケチ道 会社を元気にする「生きたお金」の使い方』(以上、東洋経済新報社)、『日本一社員がしあわせな会社のヘンな“きまり”』(ぱる出版)、『日本でいちばん社員のやる気がある会社』(中経の文庫)など多数のベストセラーがある。

「2015年 『山田昭男の仕事も人生も面白くなる働き方バイブル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山田昭男の作品

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