- Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492045305
作品紹介・あらすじ
▼コミュニケーションツールは数あれど・・・
昨今、携帯電話にメール、FacebookやTwitter、LINEなど、気が合う仲間、友人、飲み友とのコミュニケーションツールには事欠かない。
しかし口も聞きたくない嫌なやつ、苦手な上司や得意先とは、そんなツールどころか,対話の方法すら見あたらない。
でもそんな苦手な相手とも、商談、接待、打ち合わせなど、ビジネスの上では避けて通れない時がある。
そんな時、どうしたらいいのか。
フィンランド大使館員として長らく勤務し、なかなか通じ合えない諸外国の人々と対話をしてきた「対話の達人」がその方法を説きあかす。
▼人間関係の成立が困難な状況下でも
本書は単に具体的対処法を説いたものではない。
対話とは何か、対話のための考え方などを紹介している。
なぜなら具体的対処法のみでは、「このような場合」には通用するが、「あのような場合」には通用しないかもしれないからである。
人間関係の成立が困難な状況やコミュニケーションの成立自体が困難な状況下でどう考えればよいか、汎用性のある指針を示してくれている。
▼前著とあわせて
2010年に刊行された、著者の前著『不都合な相手と話す技術』も対話力を高める方法を説いたもの。
前著とあわせて読めば、あなたも「対話の達人」に一歩も二歩を近づけるはずである。
感想・レビュー・書評
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著者のコミュニケーション論はいつも新しい視点を与えてくれる。
価値観を共有できていない相手だからこそ、"対話"が必要になるのだ。そして対話には精神的タフネスさが必要になるのだ。
著者の本を読むと、他者とコミュニケートすることの勇気がもらえる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
このひと頭いいな。学者さんってわけではないけど、コミュニケーションのすごく深いところをわかりやすくまとめている。
人間はわかりあえないからこそ、やぼなコミュニケーションに時間をかけていく。その姿勢は変わらず、安心。
「わかりあえる世界」の話は、うんうん頷きながら読んだ。人付き合い、がんばらへんとなぁ。